1998年7月アーカイブ

そろそろ、私がツーリングに目覚めた10数年前の記憶を呼び起こしながら、過去のツーリングについて書いて行こうと思う。

遠い昔の記憶なので、実際、いつどこで何をしたか?あまり覚えていないのだが、これ以上放っておくと更に忘れそうなので覚えている限りを記憶に残しておくことにする。

初めてバイクにテントを積んでキャンプツーリングに出かけた先は富良野周辺であった。

若い時から暫く休日も殆どない職業について、道内に住んでいながら何処にも出かけた事のない私にとっては、すべての場所が初めてで新鮮であった。南富良野かなやま湖畔キャンプ場

早朝室蘭を出発し、苫小牧、富川、平取、日高と抜け南富良野のかなやま湖に寄ってみる。

湖といっても人造湖であり、お決まりのように元々川がながれていた地形に沿って長く伸びた形はどこの人造湖(ダム)も一緒だ。

写真はキャンプ場からの眺めだが、7月上旬(だったはず?)とあって、利用者の姿は見えなかった。

 

 

 

 

南富良野西達布付近

かなやま湖を抜け、38号線を走り、西達布付近だったろうか(写真)。

こんな景色でも初めてなのでちょっと感激しながら写真を撮っていた。

と、そこに近くの農家のおじさんだろうか?軽トラから降りて立ちションを始めた。

私に声をかけてくれて、「どこへ行く?ろくごうに行くなら東山を通るといいよ.。」と言って、軽トラで道案内をしてくれた。

全舗装だったが、曲がりくねった山道を結構な速さで飛ばしていき、麓郷の中心部まで連れて行ってくれてお別れした。「どうもありとう!」

 

麓郷の森入口付近

麓郷の森

何せ当時はインターネットもそれ程普及していないし、私も自宅で利用していないし、ツーリングマップルは持っていたがその他の情報はあまりなかった。

どこに行ったらどんな見所があるのか?持ち合わせている情報も乏しいまま、とりあえずドラマ「北の国から」のロケ地に寄ってみた。

観光バスが数台駐車場に停まっていた。

森の中をあるいて「五郎さんの家」をちらりと眺めて麓郷を後にした。

本当は、別の場所に「石の家」もあるのだが、当時は良くわからなかったのでやめた。

麓郷から鳥沼に出る道があるのだが、途中砂利らしいし間違えずに走れるか自信がなかったので、一旦国道38号線布部まで出てから富良野市街に向かった。

鳥沼公園キャンプ場にテントを張る

鳥沼公園キャンプ場

いまは廃刊になっている、ドゥバイクという雑誌に無料でライダーが集まるキャンプ場として、紹介されていたので、今回のツーリングの寝床はここと決めていた。

富良野中心部から4Kmほどの距離にあり、自然の湧水で出来た鳥沼の静かな公園の向かいにあった。

 

 

 

鳥沼公園キャンプ場のサイト

キャンプサイトはさほど広くないく、20張りくらいテントを張れるだろうか?

管理人は隣の民家らしいが、無料なので受付もなく、取りあえずテントを張って、周囲を走ってみることにした。

 

 

 

 

 

ファーム富田

中富良野町 ファーム富田

この時はどこをどう走っただろうか?獲った写真をみると、ファーム富田などがあったので、中富良野を通って美瑛までは行ったが・・・。

あまり、覚えていないが確かまっすぐ美瑛に行ってそこから白金温泉まで登り、銀瑛荘で温泉に使ったはずだ。

確か、その当時は内風呂だけだったはずで、露天風呂に入った記憶がない。

富良野市内は晴れていたのだが、十勝岳周辺は天候がよくなく、白金から吹上までの966号線は雲の中で、何も見えない状態で通り抜けてしまった。

上富良野町から鳥沼までは市街地を通らず、信号もない快適なルートがあり、そこを走ってキャンプ場まで戻った。

鳥沼公園

鳥沼公園

あまり大きな公園ではないが、自然が本当に豊かで、カモやその他の野鳥も集まっている。

その後も何度か立ち寄っているが四季折々の美しさが感じられ、市街すぐそばにもかかわらず非常に静かな公園だ。沼には貸しボートもあった。

 

 

 

鳥沼公園キャンプ場の長期滞在者のテント

長期滞在者のテント

キャンプ場にはテントが張ってあるが、日中は全く人毛がなかった。

ライダーらしいバイクもない。

写真のように長期滞在している利用者(ライダー)が2~3張テントを寄せ合い、大型タープを張っている。

日用品をタープの中に置き、入口?には何と郵便受けまで取り付けられていた。

キャンプ場の向かいに無人で野菜が販売されていたので、トウモロコシを一本100円?で買って、茹でて食べた。食事はレトルトカレー。

夕方になってようやく長期滞在のライダーらしき若者が戻ってきた。

会釈はするのだが、物静か過ぎて、とても声をかける雰囲気ではない。

短期のツーリングライダーは一人もいない。車が一台やってきて、家族4人でファミリーキャンプを始めた。

夜中もひっそりとしているが、長期滞在の若者がギターを弾き物悲しく歌い始め、静寂の中にちょっと不気味に声が広がった。

朝になって、私と同じZZR400なのだが、カウルがほとんどなくネイキッドに近いバイクで、農家のアルバイトに若者が出て行った。

確かに、期待した雰囲気のキャンプ場ではなかったが、数少ない無料のキャンプ場だ。

しかし、長期滞在者を嫌がる周囲の意見か、防犯のためか、管理面からかわからないが十年ほど前に閉鎖してしまった。

公共のキャンプ場は、管理が面倒だとか、維持費節約だとか、早い話役所が面倒になってくると、中富良野もそうだが、簡単に閉鎖してしまう。

寂しい時代になったものだ。

翌朝の天候も良くなかったので、早めにテントを撤収し帰ることにした。

やはり、途中で雨が降り出し日高まで来るころには大雨になった。

体も冷えてきたので、途中平取温泉で雨宿りと昼食、入浴をした。

初めての1泊ツーリングなので、装備も充実していない、ジャケットも防水タイプではあるが大雨には太刀打ちできなかったし、カッパはゴルフ用のもので、少雨程度しか耐えられない。

苫小牧市内に入ると更に雨の勢いが増した。

皮のグローブは水をたっぷり含んだ雑巾のようになった。

革パンツもゴルフ用のカッパの上から浸みこんだ雨水でぐっちょりと濡れた。

追い抜いていく自動車の運転手がみな気の毒そうにジロジロみて通り過ぎていく。

あきらめながら何とか無事に自宅にたどり着いた。

右も左も分らない、初めてのキャンプツーリング。

人(ライダー)と話す機会も全然なかったが、しっかり教訓の残ったツーリングだった。

特に、雨対策は万全にしなければ。

 

 

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