今年はとにかくついていない。まとまった休みを取っても大半は天気に裏切られ続けてきた。
シーズンとしてはまだまだキャンプツーリングも可能なのだが、キャンプツーリングは今回で最後にしよう。
天気が良ければ3泊4日で今年まだ行っていない知床や霧多布などに行こう。
そう計画を立てていたのがが、またしても18日(予定3日目)には台風18号が北海道に最接近する。
近年の台風は本当にたちが悪い。
東シナ海まで北西に進路を取っていたと思いきや突然進路を変えて、しばらく停滞した後ゆっくりと日本列島を舐めるように進み、各地に被害をもたらしていく。
結局知床方面は諦め、上士幌でキャンプし三国峠や然別の鹿の湯など今年行っていない所を中心にまわる事にした。
何度も走っている場所な上に、ひとりだと内容も薄いので、今回はさらっと書く事にしよう。
自宅からここまでの経過は大して変わり映えしないので割愛しよう。
最近、移転リニューアルした道の駅「ぴゅあ21しほろ」で少し早い昼食。
移転前の道の駅よりも大きくお洒落な建物になっている。
店内には土産物店のほか、カフェ、レストランその他施設も充実していた。
施設内のレストランにじいろ食堂で士幌牛丼定食(850円)
士幌和牛の料理が中心なので単価の高いメニューが多いが、貧乏な自分は安い方だった牛丼にした。
味は?自分にはちょっと薄めかな。
11時40分、上士幌町の航空公園キャンプ場に到着
流石にこの時期になると利用者も大分少ないが、夕方になるとバイクも7~8台くらい停まっていた。
受付小屋もまだ設置されている。
夕方になると管理人が来るようだ。
テントを張り終え、場内に数箇所設置されている野外炉から残った炭を拾い集める。
今日は夜から冷え込むらしいので、コンパクトバーベキュー炉で暖房や夕飯用に利用するつもりだ。
けして炭代をケチっている訳ではない。
そのまま炭を残しておくのは勿体無いので再利用だ。エコですよ。
それに、現地で炭を買っても一人で3Kgは多過ぎるし、かといって自宅からバイクに積んでくるのは少量とはいえ荷物になる。
ひと通り炉をまわると結構な量になった。
もし、炭が無かったら枯れ枝を集めて燃やすのもありだ。
ぬかびら源泉郷を通り過ぎ三国峠へ向かう。
三股付近の白樺林はライダーにも人気があるようだ。
松見大橋
峠の駐車場に7人位のライダーのグループが駐車していたが、全員中国語を話していた。
松見大橋
あまりにも有名な眺めだ。
松見大橋は峠の駐車場から上士幌側に戻って2つ目の「緑深橋(りょくしんばし)」からの眺めが一番良いと思う。
松見大橋から緑深橋を仰ぐ
三股荘
何年か前にここで昼食を食べた。
幌加温泉 鹿の谷
久しぶりに、三国峠とぬかびら源泉郷との中間あたりにある幌加温泉 鹿の谷で入浴
中は以前と何も変わっていなかったが、受付してくれた女性は前と違っていた。
内風呂には3つの湯船があり、「カルシウム泉」「ナトリューム泉」「鉄泉」と札が貼られているのもそのままだ。
露天風呂も変わっていない。
蟻に足を噛まれるところも同じ! 痛い!
違ったのは以前の時は自分一人だったが、今回は4人の男性が入っていた。
受付の所にいた常連さんらしい男性が話していたが、最近は結構お客さんが多く、駐車場も一杯になって引き返す人もいる事があるらしい。
もう一軒隣に温泉宿があったが、最初に自分が来た時のもっと前から閉鎖しているが、ここはいつまで存続して欲しいと思っていたところだ
そんな話を聞けてちょっと嬉しくなった。
これも何度も見ているが、ついでなのでタウシュベツ橋梁跡へ
橋の下に小さく人の姿が見えたのでズームアップしてみると、どうやら写真を撮っているようだった。
ぬかびら源泉郷を過ぎ、上士幌市街へ戻る
キャンプ場の近くに新しくスイーツの店が出来ていた。(8月10日オープン)
DREAM DOLCE と看板が付いているが、ネットで調べると、ドリームヒルと言う会社が経営しているらしい。
「アイス工房ドリーム」の新店舗との事だ。
十勝の牧場の牛から搾った生乳を使用し、ジェラートやアイスクリームを販売している。
普通アイスには卵を使用しているそうだが、ここのアイスは使用しておらず、さらに空気密度も低いため牛乳の甘さを一層感じられるようになっている。
実際、アイスをひとつ食べて見たが濃厚で本当に美味しかった!
買い出しをしてキャンプ場に戻る
受付小屋にも管理人がいたので、料金を支払う。
食事の支度をしていると、ライダー二人にゴミ棄ての場所を聞かれたり、トイレの場所を聞かれたりした。
確かにここは昔から何度も利用しているので良く分かっているが、訊ねられるのは初対面のライダーなのだが。
昨年もそうだが、決まって自分に訊ねてくる?
良く知っている雰囲気を出しているのだろうか?
拾った炭をおこして夕飯。
ちょっとずつ色々な物を焼いて食べたいが、ひとりだとどうしても余してしまう。
JAのスーパーで買った焼肉用の鶏肉がジューシーでとてもうまかった。
予報ははずれて夜も温かかったが、炭火の炎を眺めながらのんびりと過ごす。
翌朝、撤収作業をしているとタンクやカウルなどバイクの黄色い部分に小さな虫がビッシリと張りついている。
取り除いても次々に張りついてきりがない。明るい色が好きなようである。
隣でテントを張っていた習志野ナンバーのGPZ900
彼も今日の夜に苫小牧からフェリーに乗って帰る予定だったが、近づいている台風の影響で運航休止になったそうだ。
止むなくこれから函館まで走って、ホテルに泊まり次の行動を考えるそうだ。
函館までは、ここから約500キロ、高速を使うのだろうがちょっと大変だな。
彼も自分と同じタナックスのツアーシェルケースを使っていた。
雨天に付属のレインカバーをそのままかけて走行すると、内側から雨水がカバーに溜まってケースの半分くらいの高さまで浸水してしまうのだが、彼も当然知っていた。
自分はカバーの底部分に穴を開けてグロメットで補強しているのだが、彼はカバーは一切使わずケースの内側から防水シートを張っていた。
自分も参考にしてみよう。
少しの間、GPZ900のライダーと会話して別れる。
昨年の大雨の影響で通行止めになっていた然別峡の鹿の湯露天風呂へ向かう
途中何箇所か川の護岸工事や道路の欲しゅうがあったが、何とか終点まで舗装は済んでいた。
然別野営場に到着
入口にバイクが数台停まっている。
キャンプ場でライダーが仲間どおしでテントを張っていた。
キャンプ場内を通り抜け奥にある露天風呂へ向かう
鹿の湯
渓流沿いにある鹿の湯は健在だった。
川の形が少し変わっていたのと、湯船の中心の岩が湯面に沈んでいた。
脱衣場所も女性への配慮なのだろう。
小さい屋根がかかっただけの狭い場所をシートで囲って二つに分けていた。
帰り道、日高の沙流川にかかった橋の近くで沢山のオフロードバイクとすれ違った。
横道から何台も出てきたが、その奥で競技をやっていたようだ。
自宅に近づくと台風が近づいている影響で、海岸には荒波が押し寄せていた。
この台風さえ来なかったら、もう2日ツーリングしていられたのに。
今回の走行距離 780キロ、 累計 27400k
帰ったらフロントタイヤの交換だ
END
]]>午前4時目が覚めた。辺りはまだ真っ暗。
昨晩入った露天風呂にもう一度ひとりで入浴。
行くと自動車のヘッドライトで浴槽を照らしながら入浴している老人がいた。
朝早い暗い時間でも他の人が入浴しに来るし、そう言う時間帯だから女性も入る事もある。
ここでは浴槽をライトで照らさないのがマナーになっているのに。
こう言う人を見ると頭に来るので、つい注意をしてしまう。
「ここは貴方一人の温泉じゃないんですよ。ライトで照らしたら他の人の迷惑です」
老人「ああ、、暗かったからな。。」
暗かったからじゃねえよ!
いい大人がそんなことも考えられないのかねぇ。
明るくなっても小降りだがまだ雨は降り続いている。
言い忘れていたが、自分達のテントの隣には神戸ナンバーの赤いバリオスの女性ライダーがテントを張っている。
何年も前から、毎年シーズンになると道内をツーリングしている人で、上富良野や美深でも何度も見かけた事がある。
滅多に話しかけた事はないが、和琴で会うのは初めてだった。
「やはりここにも来るんだな」
昨日は大きな枯れ枝を拾ってきて、焚火で燃やしていた。
朝食を済ませ、撤収開始。
前述したようにスガ君はレインジャケットと下は素足の上にレインパンツだけの状態だ。
どこかで衣服を買って走りたいが、出発時間は午前8時。
この時間では、弟子屈の店はどこも開いていない。
足寄まで走ればホームセンターもあるし、時間的にも丁度開く頃だろう。
小雨が降る中、足寄町目指して和琴を出発。
昨夜と違い気温もかなり低い。
まともな格好をしている自分でも涼しいくらいだ。
スガ君、この状態の走行は素肌にレインパンツが貼りついて体温はかなり奪われるはずだ。
上半身だってTシャツにレインジャケットくらいのはず。
スピードを出すとかなりきついだろうから、抑え気味に走る。
弟子屈町の和琴から足寄市街地まで約110キロ。
遠い。さすが北海道だ!
この距離を上記の状態で走り続けるのはかなり辛かっただろうな!
寒さに耐えながら何とか足寄町のホームセンターにたどり着く。
早速、ズボンや靴下、シャツなどを買い込みその場で着替える。
これでやっと快適に走れるようになった。
足寄の街から西の空をみると青空が広がっていた。
せっかっく天気が良いのでナイタイ高原牧場へ行って見る
完璧な青空ではなかったが、十勝平野が一望出来た
レストハウスの中に1匹の猫がいた。
昨年来た時に人懐っこくて女の子の後をついて歩いていた猫君だ
復路
航空公園前の道路を西に進み突き当りを左折すると約12キロ、十勝平野を一望しながら走る直線道路がある。
スガ君初めて通ると思い案内したのだが、実は本人意図せず通った事があるそうだ。
しかも糠平に行こうとしてである。
流石だ!
天気が良いとライダーもテンションが高く、皆ヤエーを返してくれる。
昼食は鹿追町のレストラン カントリーパパで
数年前に一度食事をした事があるが、本当に久しぶりだ。
結構お客さんが入っていた。
自分はハンバーグ&オムライスセットを注文したが、ボリュームもあって味も良かった。
スガ君はポークステーキを注文。
こちらはなんとステーキが二段重ねになって超ボリューム満点、味も満足したようだ。
お店のHPはこちら
十勝清水ICから道東道に乗る。
もちろん占冠ICで降りて下道り、日高あたりで燃料補給するつもりだった。
天気も良く気持ちよく高速道路を走るが、ちょっと疲れも感じてきた。
占冠SAが見えた。
「相変わらず混んでいるな。そもそも駐車場が狭すぎるからこんな事になるんだよな~。。。。うーん、占冠ICの出口。。。。えっ!?」
漫然としていて不覚にも降りるはずのICを通り過ぎてしまった!
「やばい!」
ここで降りなきゃ十勝清水ICからの通行料がまともにかかってしまう。
しかし、それよりも自分は大丈夫だが、スガ君のバイクの燃料が厳しい。
どこまで走れるか?
ミラーから後ろを走るスガ君を気にしながら進む。
どこで高速を降りようか?
夕張?そこで下道を走ればGSはあるだろうが、降りた後あそこから自宅まで走るのは辛いな。
えーい。追分ICまで行こう。何とか持ちこたえろよ~。
後で聞くとスガ君夕張ICで降りて欲しかったそうだ。
既に燃料警告灯が黄色く点灯していたそうだ。
追分ICで降りてもすぐにGSはあったっけ?ちょっとそれも気になっていた。
追分ICの手前に由仁SAがあった。GSマークもついている!
「ここだ!」
合図を交わしてSAに入る。間一髪だった!
ガス欠の心配が無くなったところで、追分ICで降りて早来国道R238を苫小牧方向に向かって走る。
帰るには苫小牧市街地を通らなければならないのがちょっと憂鬱だが、ここで高速を降りてしまったのだから仕方がない。
安平町あたりだったろうか?
自分の後ろを走っていた1BOXが突然車を左右に振って挑発してきた。
特に迷惑をかけるような走りをした訳でもないし、全く理由が思い当たらない。
「俺、何かした?」
スガ君「いえ。変に絡まれてもイヤだから引き離してしまいましょう!」
その方が無難だ。構ってもしょうがない。
走りながらあくびをすると涙が出た。
それがやたらと目に染みた。両目とも痛くて開けていられない。危険だ!
殆ど盲目状態で何とかバイクを路肩に停車する。
目をぬぐって体制を整える。
空は殆ど雲もなく、青空が広がっていた。
「ああ、もう一日休みが欲しいな」
そんな事を考えながら無事に自宅に到着。
それにしてもハプニングの多いツーリングだった。
(1)占冠ICでの突然の雨(天気予報にない)
(2)集中豪雨でタープ崩壊。ずぶ濡れに
(3)雨の中の合羽一枚での走行(スガ君)
(4)占冠IC通り越し、ガス欠寸前
(5)変なオッサンにからまれる
ソロツーリングだったらへこんでしまうような場面もあったが、一緒に行った仲間がいればこれも全て笑い話で済まされる。
中々インパクトのある楽しいツーリングだった。
今回特に感じたが、走行しながら連絡できる手段が欲しいな。
自宅に戻ったら、安いインカムを手配しよう。
今回の走行距離 1,015キロ、 累計 266,621キロ
END
]]>
今年、TigerX800Cのスガ君とは中々休みが合わず、これまでずっと一人でキャンプツーリングに出かけていた。
今回、ようやく一緒に1泊2日のツーリングに行く事が出来た。
午前5時、いつものコンビニで待ち合わせ、道東方面へ出発。
9月ともなると日の出時刻もかなり遅くなっている。
キレイな朝日を眺めながら国道36号を走る。
朝食を摂って来なかったので、道の駅樹海ロードひだかの横のセコマで朝食。
スガ君、久しぶりにGoProを持ってきた。
サイドケース上部にカメラを取り付けている。
前方の映像に自分も入るので良いそうだ。
自分は、ヘルメットとハンドルのどちらにも付け替えられるようにしてある。
しかし、どうも汎用バッテリーの状態がどれも怪しい。
フル充電してきたつもりなのだが、持続時間がバラバラ。やはり純正にはかなわないようだ。
行き先は?
そう、またもや道東方面な訳だが、自分のソロツーリングも今年ははずれ続きだったので、飽きてはいない。
本当は2泊出来れば知床まで行きたかったが、1泊では厳し過ぎる。
今年はまだ和琴半島でキャンプしていないので、そこを拠点にスガ君がまだ行った事のない、神の子池や裏摩周を案内して来ようと思っている。
占冠ICの料金所をくぐった途端、雨が降り出した。
結構な勢いである。すぐには止みそうにない。
占冠SAで雨防備を施して再出発。
日高山脈を越えたあたりかな?十勝清水ICとの中間あたりで雨が止み、鹿追あたりまで来ると薄曇りになった。
一番気になるのは阿寒横断道の天候状態だが・・・。
おおっ!良い天気!
確か2015年にスガ君と道東ツーリングした時も晴れていた。
前方を走る晴れ男の勝利か?
双岳台
あの時と同じように双岳台で休憩。
話はそれるが、、
ツーリングから帰って来てスガ君からGoProの動画を貰ったのだが、自分のJVC GC-XA2と比べるとGoProの方が画質は断然良いようだ。
GC-XA2は曇り空など光量の少ない環境だと、かなり暗く極端に発色が悪くなるのは分かっていた。
しかし、これくらい晴れた状態で同じ解像度、同じフレームレートの動画を比較しても、発色も画像の滑らかさもJVCは負けている。
やはりプロも使っているだけの事はあるようだ。
JVCはハウジングなしで防水になっている事、正面の面積が小さいため、風の抵抗が少なくヘルメットに装着してもあまり風圧を感じない事がメリットか?
まあ、販売価格から言えばコスパは良い方だと思う。
阿寒横断道からずっと黒い乗用車(FIT?)が我々の前を走っている。
悪いペースではないので、そのまま後ろを着いて行く。
スガ君、長時間シートに座っていたのでケ○が痛くなったか?
弟子屈市街の手前の道路左側に防風シェルターがついたパーキングがあるのだが、その直前の小屋の陰から白黒の公用車が見えた。
法定速度を守って走っていたが、思わずブレーキをかけてさらに速度を落とした。
と、その瞬間、公用車は自分達を追い越し、あっと言うまに前方の黒い乗用車に追いついた。
お勤め御苦労さまです!
12時30分、道の駅ましゅうに到着
キャンプ場まではここから約15キロ。あと少し。
占冠でしか雨に当たってないのだが、ドロドロになってしまった。
弟子屈中心部にはこれと言った食事処もあまりないので(全く無い訳ではない)、和琴手前のレストラン&ライダーハウスぽんとで昼食
ここはライダーハウスも営業しており、通りがかりに良くバイクが停まっているのを見かける。
ライダーハウスは夏期5月~9月は一泊1,080円、冬季は暖房費込みで1,500円
定員は15名、7月から8月は早めに予約が必要との事
詳しくはこちら
店の玄関前にでんと猫君が横たわって出迎えてくれた。
「ニャンキュッパ!」とでも言いそうな・・・?顔をしている。
13時30分、屈斜路湖の和琴湖畔キャンプ場に到着
8月と違い、9月になると利用者もめっきり少なくなるので好きな場所にテントを張る事ができる。
今回は、湖の岸に近い場所に設営する事にした。
景観は良いが、ペグが刺さりにくく抜けやすいのが難点。
ハンマーでしっかり地中深く打ち込む。
設営も完了、今回予定していた神の子池まで行ける時間はある。
和琴半島を一歩出ると路面はかなり濡れていた。
相変わらず、屈斜路湖上空と周囲の天候は違う事が多いようだ。
弟子屈市街を通り抜け虹別近くまで濡れた路面を走る。
後で、スガ君が言っていたが、「あんなに濡れた路面のコーナーをあんな法定速度で走るとは」と。
「そうだっけ?」
とにかく暗くなる前に戻って来たい一心で、その点については何にも考えて走っていなかったのだ。
中標津町養老牛交差点から道道150清里方面へ
有名な「牛」の文字近く(スガ君は文字を見てなかったそうだが)で、カーブに差し掛かった所にトラクターのタイヤがまき散らした泥やら牛フン?やらが大量に落ちていた。
多少ヒヤッとはしたが、まあ何とかすり抜ける。
15時15分、神の子池に到着
雲が多かったためか池の青さが少し薄い気がした、それに秋になると水面に落ち葉が沢山浮いていて夏場よりは見栄えが悪い気がした。
それに、しばらく来ないうちに池の周囲には木道が作られていた。
確かに以前は池の周りは踏み荒らされて土がえぐられ木の根がむき出しになってしまっているところが何箇所もあった。
自然保護のためにはこの方が良いのかも知れない。
裏摩周展望台
ここもスガ君は初訪問の場所。
自分は何回か来ているが、これでも今回が一番晴れていた。
弟子屈に戻り、街のスーパーで夜の食料を買った後、キャンプ場へと急ぐ。
あたりも大分暗くなってきた。
と、その時突然アゴの下に激痛が走った。
ヘルメットのベルトの辺りの皮膚に電気ショックを受けたようにビリビリと痛みを感じる。
顎の皮膚をベルトのバックル金具で挟んだのか?
いや、そんなはずはない。
手で触っても何もない。
「虫にさされたのか?刺されたとしたら蜂だろうか?」
じわりじわりと痛みが強くなって来たが、とにかくキャンプ場に戻ってきた。
痛みはその後4時間程度続いたが、耐えられない程ではなかった。
お互い持ってきた、コンパクトコンロに炭をおこし買ってきた食材を肴にビールで乾杯!
風もなく穏やかなので、タープの外で過ごす。
そうこうしている内にパラパラと雨が降ってきた。
タープの下に炭台や食材を移動させて、宴の再開。
やはりタープがあると良いね。
雨は降っていてもゆったりと出来る。
そんな優越感にひたりながら酒を飲みながら会話をしていると、さらに雨足がつよくなってきた。
バケツをひっくりかえしたような集中豪雨だ!
気付いたら、スガ君がタープの端っこを持ちながら何やら叫んでいる。
一瞬事態が飲み込めなかったが、激しい雨で地盤がゆるみペグが抜け、タープの布に溜まった雨水の重みでタープ自体崩壊寸前だった。
二人ともずぶ濡れになりながら、必死に体制を立て直そうとするが、激しい雨の前には全く歯が立たない。
スガ君:「タープはあきらめましょう!濡らしたらマズイ物だけテントの中に入れましょう!」
自分は電子機器も防水のものばかりなので心配する事はなかったが、崩れたタープを被りながら身の回りの整理をする。
少しすると雨も収まってきた。
もう一度タープを立て直す。
また雨で潰されるかもしれないが、その時はその時だ。
スガ君は着てたものは上下、下着、そして靴も全てずぶ濡れになってしまった。
替えも持ってきていないので、あと残っているのはレインジャケットの上下だけだ。
自分はキャンプ場ではライダーパンツもジャケットも脱ぎいて着替えていたので濡らしたのは着替えた服とアウタージャケットだけだった。
下着と靴下も替えを持ってきているし、ライダーブーツも乾いている。
帰る時には問題ない。
気温も低くなかったので、それ程冷え切った訳ではないが、身体を温めた方が良いので半島の根元にある露天風呂に入って身体を温めた。
二人だったから笑い話で済ませる事もできたが、もし今回のようなハプニングがたった一人でキャンプしている時に起きてしまったら、さすがに色々過酷な経験をしていきた自分でもちょっとへこんでしまうな。
身体も温まった事なのでテントに潜りこんで就寝。
#2に続く
]]>
午前3時、テントの中で天気予報を確認。
昨日までの予報では14日からの根室・釧路地方のは曇りの予報だった。
ところが、今朝になると全滅に変わっている。
15日、16日もダメだ!
曇り程度だったら、色々行きたい場所もあったのだが・・・・。
先に希望があるなら良いが、これでは今日一日ここでテントの中でじっとしていてもしょうがない。
「もういい!帰ろう!」
5日間フルにツーリングを楽しむつもりで来たが、一気にモチベーションが失せてしまった。
さっさと食事を済ませ、雨の中撤収作業にかかる。
隣に駐車している尾張ナンバーのライダー。
夕べもこのキャンプ場の利用について色々とたずねられた、若いライダーだった。
愛車はカワサキのエリミネーター250。
彼も移動して道北方面に行くらしいが、さすがに今晩はテントを張る気にはならないと言っていた。
今回が初めての北海道ツーリングだそうだ。
連日雨にやられているが、「それでも楽しいです!」と、笑顔で話していた!
初めての北海道ならそうなのかも知れないな。
キャンプ場を出てからもずっとこんな雨模様。
途中開陽台に立ち寄ってトイレ休憩。
はなっから眺めを期待していた訳ではないので、一応写真も撮ったがUPする程のものではないので止めておく。
雨の降り続く中、阿寒横断道を越えて足寄町手前あたりでようやく雨が止んだ。
小腹が空いたので道の駅あしょろの隣にある旧足寄駅舎を保存利用した食堂でうどんを食べる。
足寄は通り過ぎる事が多かったが、いつの間にかこんな風になっていたんだ。
シンプルに肉うどんを注文したが、これがかなり美味しかった!
士幌町のGSで給油していると、数台のバイクが通り過ぎて行った。
皆手を振っているが、特に先頭近くの赤いCB400 SUPER BOLDORのライダーが思いっきり手を振っている。
どうやら女性らしい。
追いかけてた訳ではないが、ガソリンを入れた後、走り続けている内に瓜幕あたりで追い付いた。
道外ライダーばかりかと思っていたが、ナンバーを見ると、釧路、帯広、千葉、四国のどこか(?)、室蘭 と道内ライダーが半分以上さった。
信号待ちをしていると、やはり先ほどのCB400のライダーが振りむいて手を振っている。
休憩のためか鹿追の道の駅に皆入って行ったので、自分も興味本意で一緒に道の駅の駐車場に入って行く。
バイクを停めると、すぐに一番後ろを走っていた室蘭ナンバーの女の子が駆け寄ってきた。
HONDA スティード400のその子は免許を取得してまだ4ヶ月くらいだそうだ。
少し話をして、グループの人達に挨拶をする。
「すみません。興味がわいたのでついて来てしまいました!」
皆さん快く受け入れてくれた。
Twitterで知り合った仲間らしく、初めての顔をあわす人もいるらしい。
千葉から来た2人のライダーは、北海道は初めてらしい。
道の駅の外に露店が出ていたので、一緒に豚丼やそば等を食べる。
釧路のご夫婦ライダー(NC750とCB400SB)と四国のNinja1000のライダーはここで分かれ留萌方面に行くと言っていた。
千葉ライダーの二人は苫小牧で今日の夜フェリーで帰る。
室蘭ナンバーの女の子は自宅へ帰る。
帯広のXanthusライダーは何となく途中までついてくるそうだ。
土地感の無い千葉ライダーと初ロングツーリングである室蘭ナンバーの女の子は土地勘がない。
せっかくなのでフェリー乗り場まで道案内する事に決めた。
「まあ、これも何かのご縁でしょ。」
分散する前に皆で記念写真
スティード400のOちゃん。
四国のNinja1000に跨らせてもらっています。
釧路のCB400SBのKJさん、お別れする前に9月2日に白老で開催されるバイクJIN祭りにも来ると言っていた。
留萌方面に向かったKJさん達と鹿追で分かれ、KJさんに千葉ライダーの道案内を託された自分を含め5台で十勝清水ICから占冠ICまで道東道を走る。
さすがにお盆の真っただ中。渋滞の一歩手前くらい交通量が多い。
免許取り立てのOちゃんだが、度胸が良いというか走りっぷりが良いと言うか・・・。
でも、まだ経験が浅いからか、ヒヤッとさせられる事が度々あった。
事故だけは起こさないように。。
道東道をおりて占冠の道の駅で休憩
帯広のXanthusライダーとはここでお別れ。
時計はすでに午後3時を回っていた。
今回のような予定外の事がなかったら、午後4時前には自宅に着いていただろう。
この調子なら午後7時近くになりそうだが、これも良い思い出だ。
8年前、上士幌で出会い仲良くなったライダー2人も、今回のように千葉から来て北海道は初めてのツーリングだった。
その時も上富良野から苫小牧のフェリーターミナルまで道案内をし、見送りをした思い出がある。
3人で土砂降りの雨の中を苫小牧目指して必死に走った懐かしい記憶が蘇る。
今回は土砂降りとまでは行かないが、途中雨に当たった。
Oちゃん、途中でレインジャケットを脱いでしまっていたので着るように促したが、そのまま走るとの事。
これまた、元気が良い。
午後5時40分 フェリーターミナルに到着
ターミナルで一時二人を見失ってしまったが、何とか見つけた。
最後に分かれの挨拶が出来て良かった。
「今度はゆっくり一緒に走りましょう!」
そんな挨拶を交わしたあと、二人はフェリーに乗り込んで行った。
Oちゃんも苫小牧の知り合いの所に寄ってから帰るとの事で、苫小牧市内でお別れ。
午後6時も過ぎ、自宅に近づくにつれ、どんどん暗くなってきた。
ここで異変に気付く。
道がどうも暗い?
ロービームが切れてしまっていたのだ。
ハイビームにすれば明るいが、対向車が来ると幻惑させてしまうので迷惑をかけてしまう。
自宅まではあと僅かなので、車幅灯のみとハイビームを使い分けて何とか無事に帰宅。
夏のメインイベントであるはずの4泊5日の予定のツーリングが台風と雨の野郎のお陰で1泊2日1060km雨の中の往復の苦行の旅となってしまった。
20年ツーリングをしている中で最悪のツーリングかも知れない。
が、しかし。
最後に少しだけ楽しい思い出が出来た。
思わぬ出会いがあった。
「また逢いましょう!」と言葉を交わす。
でも、現実としては2度と会う事がないのかも知れない。
どちらかと言えばその方が確立としては高いかも知れない。
自分から人を誘うタイプではないので、特にそんな気がする。
しかし、ほんの一時でも同じバイク乗り同士、楽しい時間を過ごせたのは嬉しい事だ。
皆、事故なくいつまでも楽しく風を感じながら走り続けて欲しいと願う。
END
]]>
午前4時、出発の朝
夏休みは8月11日から17日までと結構長期に取っていたが、台風のお陰で最初の2日間を無駄にしてしまった。
自宅付近は今日も朝から雨が降っているが、予報では道東方面は曇り、明日からは回復するとの事。
雨の暗闇の街を通りぬける。
「今日はどこで雨が止むだろうか?」そう思いながらひたすら走る。
いつもの通り白老ICから鵡川ICまで高速道路を走る。
白老も雨、苫小牧も雨、厚真も雨、鵡川も雨。
一旦、下道を走り、占冠ICから十勝清水ICまで無料期間中の高速を走る。
今日は13日、お盆の真っただ中で、さらに帯広の花火大会がある日だ。
日中の占冠~十勝清水間は相当渋滞するだろう。
もたもたしていると大渋滞に巻き込まれる恐れがあるため、いつもより早めに自宅を出発したという訳だ。
おかげでスムーズに走る事が出来たのだが、やはり普段よりはかなり交通量が多かった。
午前8時、鹿追町のセコマで朝食
最近のコンビニはちゃんと座って食べる事のできるスペースがあるのが有難い。
相変わらず外は雨降りだ。
セコマからすぐ近くの道の駅しかおいで小休止。
ほんの少し小降りになったかな?
瓜幕~士幌間の直線道路
ああ、、雨止んでくれないかな~。
少しは小降りになったものの、まだまだスッキリしていない。
今日の天気は諦めるしかない。
今回は4泊5日の予定で、本来は11日に出発して15日に帰り、残りの2日間は休養と旅先で撮った写真や動画の整理をするつもりだった。
前述したとおり最初の2日間を無駄にしてしまった。
今日のキャンプ地は野付の尾岱沼ふれあいキャンプ場を予定している。
「晴れ」とまでは行かなくとも、曇り空程度で道路が乾いていれば、そこをベースに久しぶりに知床の温泉や川北温泉など温泉めぐりを楽しもうと思っている。
青空の下の景色も楽しみたいが、これまでのツーリングで何度か味わっているので、それは良しとしよう。
今のところ明日からの予報は曇り、休み後半は晴れマークも表示されている。
後半はこれまた久しぶりに浜中町のきりたっぷ岬キャンプ場に行く予定だ。
上士幌町まで来ると、カラフルな気球が沢山上空に浮かんでいた。
「そうか!今日は北海道バルーンフェスティバルの日か!」
調べて見ると今年は11日から13日の期間で、今日は最終日だった。
せっかくなので、航空公園まで行ってみた。
広場には露店が並び、気球が地表近くや上空に数多く浮かんでいる。
青空だったら良い眺めなのに残念だ。
キャンプ場も駐車場には数えきれないバイクと乗用車、キャンプサイトもテントでびっしり埋まっている。
一年の内でおそらくこの日がもっとも利用者が多いのだろう。
国道241号足寄国道
足寄市街地を過ぎ茂足寄あたりまで来た。
路面は乾いているが、この先が心配だ。
濡れた路面状態で急坂と狭いコーナーの連続する阿寒横断道を走るのは思いやられる。
結局は雨が降り続く中スリップしないよう細心の注意を払いながら峠越えを果たす。
弟子屈市街に到着すると昼飯時間になった。
「どこで食べようか?」
弟子屈中心部にはこれとった飲食店が少ない。
市街からはずれた遠くには小洒落た美味しい店が結構あるのだが、そこまで行く時間はない。
妥協して以前食べたことのある摩周駅横の「ぶた丼の店 ぽっぽ亭」に行く事にした。
店前まで行くと順番待ちの行列が出来ている。
並んで待って食べる程ではない。別の店にする事にした。
どこか手頃な店はないか?
以前はラーメンやそば、丼物を出していた普通の食堂も、「豚丼」の大きな看板をあげた店になっていた。
ここも行列が出来ている。
「十勝(道東)の名物 = 豚丼 」がここまで定着しているのかな?
弟子屈は十勝ではないが、流行に便乗しているのだろう。
思うが「肉やタレにこだわっている」と言われても、豚丼はそれ程大そうな料理じゃないと思うのだが。
良さそうな豚肉と豚丼のたれを買って、家で作ってもそれ程変わりはないし、下手をすれば店で食べるよりずっと美味い。
おまけに高い代金を払う程の材料費もかかっていない気もする。
結局はコンビニで幕の内弁当を買って店内で食べた。(この方が良いや)
道の駅摩周で小休止
さて、「次に行こう」とバイクに乗ろうとした。
「あれ?何か違う?」
自分のVersysと1台別のバイクを挟んだ反対側に、偶然にももう1台同じ黄色いVersys650が駐車していた。
自分と違うのはカワサキ純正のハイビームとトップケースが装備されていた。
白いVersysはたまに見かける事はあったが、同じカラーのは初めてだ。
その持ち主とは挨拶する事もなく(そんな雰囲気ではなかった)その場を後にする。
虹別から道道150を通り標津に抜けるつもりだったが、開陽台手前で道を間違え中標津の中心を通ってしまい、時間ロスをした。
いつもなら開陽台に立ち寄って行くが、天気が悪いのでスルーし、道道975を真っ直ぐ走り、国道244から標津町の海岸にでるつもりだった。
開陽台付近の交差点でやや方向音痴に陥ってしまったようだ
標津町の海岸線に出た。
雨は止んでいるが相変わらずのグレーの空。
尾岱沼ふれあいキャンプ場
15時、尾岱沼ふれあいキャンプ場に到着
管理棟で受付をする。
管理人さん、親切にキャンプ場利用について説明してくれる。
何度か様子を見に来た事があるが、利用は今回初めてだ。
管理棟の建物の中には受付のほか、売店、電子レンジ、電気ポット、休憩室など設備も充実していた。
場内の通路に沿ってテントサイト近くに車両を駐車出来るのも有難い。
早速、テント設営。
タープまで張り終わった途端、雨が降り出した。
こんな経験、これまでも何度かあったな。
管理棟でゴミ袋(分別)を購入。
種類別に4枚まとめての販売で、忘れてしまったがすごく安い料金だった。
有料にも関わらずゴミは完全持ち帰りにし、利用者の立場に立っていないやる気のないキャンプ場と比べると雲泥の差だ。
野付温泉 浜の湯
夕食の買い出しとガソリン補給後、ガソリンスタンドの人に教えてもらった「野付温泉 浜の湯」で入浴。
スタンドの人の説明が分かりづらく、説明してもらったイメージとは全然違う場所にあった。
ほぼ自力でたどり着く。分かってしまえば簡単な場所なのだが。
外装はリフォームしたようだが、中はいかにも古くからある温泉って感じだ。
露天風呂は国道の真下の崖にくっついた状態で、建物の方に傾斜している。
湯船からあふれ出るお湯は内風呂のドアに向かってザーザーと流れていた。
迷惑なキャンパー
自分のテントの近くには大きなバーベキュー棟が建っている。
かなりの人数が座る事ができ、雨風もしのげる立派な建物なのだが、1組の男女の他は誰も利用していなかった。
ライダーも何組かテントを張っているが、皆自分のテントの前で食事をしている。
起きていても退屈になってきたので、早めの就寝。
夜11時くらいだろうか?それまでは静かだったのだが、隣でテントを張っていた外人の男女数名が、大きな声(中国語)で談笑し始めた。
周りは皆静かに寝ているというのに。
腹が立って「うるさい!」と何度か寝ながら怒鳴ってみたが、一向に収まる気配がない。
おそらく1時過ぎまでそんな調子だった気がする。
いよいよ我慢できなくなったら、次はテントに言って注意してやろうと思っていたが、その時は相手も寝てしまっていた。
道東や道北は比較的外人の観光客も少なく、マナーの悪さに嫌悪感を抱く事もあまりないのだが、今回はさすがに腹が立った。
たのむから、日本に来るならちゃんとマナーを身につけてから来いよ。
まあ、そんな事よりも先ず明日からは雨が上がって欲しい。
#2に続く
]]>
バイク乗りの知り合いが作っているご当地ステッカーを本人からプレゼントされた。
室蘭市を通っている国道36号線と37号線をデザインしたもの。
確か400円くらいのはず。
室蘭市中島町にあるランドUSAさん、地球岬にある売店「おみやげのシナダ」さん、バイクショップの「プラザクボ」さんで販売しているそうだ。
せっかく頂いたので、どこに貼ろうか迷ったが、結局トップケースに・・・。
]]>
早朝から荷物をまとめ、6時30分に出発。
クッチャロ湖から帰るルートには、国道275号線を中頓別、音威子府、美深、名寄を通るルートもあるが、そこは過去に走っている。
運が良ければ道々106から利尻島が見えるかもしれないし、それに、初山別のキャンプ場も見て見たかったので、今回は道々84号線でオホーツク海から日本海へ横に横断するルートを選択。
浜頓別を出るとすぐに山間を通るさびしい道になった。
全面舗装ではあるが、途中からは道幅の狭い峠を越えるルート。
交通量は少ないし、いつヒグマに遭遇してもおかしくない位の山の中をしばらく通る。
途中雨に振られながら幌延町の豊富温泉まで来てようやく人里に出た気がした。
道々106号線に出たが日本海側も生憎のどんよりとした空模様。
初山別村の金毘羅岬にあるみさき台公園のキャンプ場を下見のため立ち寄る。
昨晩の赤い車の女性も前の日ここでキャンプをしたそうだ。
ここも夕日がキレイなので人気のキャンプ場らしい。
夕べもキレイに夕日が見られたと言っていた。
設備は質素だが、利用料は無料でサイトも良く手入れされていた。
ゴミは完全持ち帰りなのはライダーには不便だが、その問題をクリアできれば良いキャンプ場だと思う。
キャンプ場の詳細はこちら
苫前を過ぎたあたりから青空が広がり出した。
自分のツーリングの場合、帰り道になって晴れるというパターンがやたら多い気がする。
どうにかしてよ松浦さん
2013年のツーリングの帰りに立ち寄った道の駅田園の里うりゅうの施設内にあるレストラン「味工房サルルン」で食べた食事が美味しかったのを思い出し、今回もそこで昼食を摂ることにした。
楽しみに中に入ってみると、別の店になっている。
「レストラン穂」、この7月にオープンしたばかりでこの時もプレオープン期間中だった。
メニューも鶏白湯のラーメンが4種類とうどん・そば、カレーライスを用意されているだけだった。
プレオープン後はもう少しメニューが増えるとは言っていたが、どうなるのだろうか?
他に食べるところもないので、仕方なく塩ラーメンを注文したが、、、わざわざ食べに行く味ではないな。
15時40分、無事に自宅に到着。
利尻島や育みの里見晴らし台(利礼の丘)は見られなくて残念だったが、クッチャロ湖の夕陽を見ながらキャンプ出来たのは良かった。
今回の走行距離1,073km、累計24,003km
END
]]>
明けて7月18日、今日も最北端の地はスッキリしない曇り空
撤収して移動する前に、今回の目標の場所のひとつに行って見ることにした。
2012年8月のツーリングの時、荷物満載状態のZZR-1100で転倒の恐怖に耐えながら深い砂利の坂道を必死で登りたどり着いた場所だ。
今回、バイクはVersysだし荷物も積まない身軽な状態だ。前回よりははるかに安全かつ軽快に丘まで行けるはずだ。
だが、この天気じゃまず丘からの眺めは期待できないだろう。
そう思いつつも、取りあえず向かう事にした。
途中の稚内市開基百年記念塔の駐車場でカメラのバッテリーの確認をしていると、2人の男性が寄って来て話かけて来た。
入口の開く時間まで駐車場で待っていたらしいが、何でも記念塔の中でイベントをやるために来たそうだ。
育みの里見晴らし台までのダート
そこそこ砂利が深いが、これくらいなら慣れているので全然平気だ。
ダートを進んでいくと、途中から利尻島や目的の丘が見渡せる。
残念ながら利尻島は全く見えない。
このまま進んでいっても無駄なので引き返すことにした。
いつか再挑戦する事はあるだろうか?
もしかしたら、もう二度と丘まで行く事は無いかもしれないな。
キャンプ場に戻り、テントを撤収して移動。
R238を走って宗谷岬方面へ
最北端の少し手前から宗谷丘陵の「白い道」へ
お決まりのスポットだが、ここも3回目になる。
今回気付いたが、道路沿いに白い道への案内板が立てられてた。
「宗谷公園」と書かれていたが、入り口が分かりにくい場所なのでこれがあるだけでも随分と助かるだろうな。
いつもは真白な道なのだが、今回は少し黄ばんでいた。
大抵の人は知っているだろうが、この道が白いのはホタテの貝殻を舗装の変わりに敷いているからだ。
おそらく黄ばんでいるのは、新しい貝殻を敷いて間もないからなのだろう。
青空の下の真白な道を見た事があるので、今回はそれもあまり残念ではない。
京都から来たご夫婦のライダーは初めてだったそうで、曇り空もやや黄色い道も残念だそうだ。
宗谷丘陵の道を良い撮影スポットを探しながら走る。
曇天だとやはりイマイチか。
理由は置いておいて、風力発電の風車については否定的な考えなので、それらが立ち並ぶ場所には行かない。
最北端、宗谷岬の駐車場に到着
これも特に感動はない。
ですね。
238号線を猿払方向へ
何となく身体が甘味を欲しているので、道の駅 さるふつ公園でコケモモミックスソフトクリームを。
知床ウトロの道の駅のソフトより少し薄い感じがした。
11時40分 浜頓別町クッチャロ湖に到着
途中、猿払を過ぎた辺りから一気に青空が広がり出した。
今日の夕方も期待が持てそうだ。
テントを張り終えてエサヌカ線に向かう。
エサヌカ線へ行く道に入って2つ目の角を曲がったところで、見覚えのある荷物満載のバイクとすれ違う。
「Juraさんだ!!」
昨年、上富良野町の日の出公園キャンプ場で知り合ったライダーだ。
FBの投稿で道北にいるのは分かっていたが、ここで偶然に出会えるとは!
すぐさまUターンして後を追いかける。
向こうもすぐ気付き停車してくれて、お互い再会を喜びあう。
彼はフロントタイヤが限界に来ているため、タイヤ交換ができる町まで少しでも近づくため、今日は興部まで走るそうだ。
ぜっかくの好機だから、クッチャロ湖のキャンプ場でゆっくりと語り合いたかったのだが、それは叶わなかった。
例によって自撮り
この道も今回で4回目かな?
ここだけは最初から今回まで毎回好天に恵まれている。
自分としては相当珍しいことだ。
それにここも、国道沿いからエサヌカ線に行く道の案内板が立てられていた。
キャンプ場に戻り、まずは浜頓別温泉ウィングでひとっ風呂。
おやおや、何故かこんなところにS君のお住まいが。。。どうやらリフォーム中らしい。
浜頓別温泉の敷地には何故か縄文時代の竪穴式住居が復元されている。
夕食を食べながらのんびり。
それにしてもここのキャンプ場は良心的だ、いまだに料金は200円のままだ。
サイトの状態は良いし、施設は申し分ないし、ゴミもちゃんと回収してくれる。
どこかのオホーツク海沿いのキャンプ場とは雲泥の差だ。
隣にはBMWに乗ったライダーがテントを張っている。
そこに、赤い乗用車の年配の女性がやってきた。
話を聞くと本来はライダーだが、今回は登山をするため乗用車で道内各地をまわっているとの事。
BMWのライダーとは古くからのバイク仲間だそうだ。
クッチャロ湖に沈む夕陽
隣のテントのライダーと話をしながら夕暮れを待つ。
そう、これが今回のメインイベント
クッチャロ湖から眺める夕日がキレイで人気が高いのは知っていたが、ようやく念願を叶える事が出来た。
タイムラプス動画をアップしているので、よろしければこちらをご覧ください。
夕日を見ながら赤い乗用車の女性が言っていたが、上空に雲があると空が真っ赤に染まり、もっと綺麗だそうだ。
たしかにそうだろうとは思ったが、自分はこれでも十分満足出来た。
3日目(少しだけ)に続く
1日目の記事はこちら
]]>
2年ぶりに道北(宗谷)方面に向け出発。
2年前の9月、出発の時の空もやはりこんな感じで青空が出ていた。
予報では、今回も北に進むにつて天気は良くないようだが、明日は青空が期待できそうだ。
道の駅三笠で朝食&休憩をしていると、自衛隊の走行車両が数量駐車場に入ってきた。
道の駅「田園の里うりゅう」で休憩
この辺も少し雨が降ったようで地面は濡れていた。
が、向かう先の北の空には鉛色の雲が一層厚みを増している。
今朝小樽から来たというBMWのライダーが「どうしようか?」と迷っていたが、自分は迷うことなく雨対策を完全に整えて先に進む。
案の定、道の駅を出た途端、雨が激しく降りだした。
雨は降るのが当たり前、そう思って走れば何のこたあない。
たまに晴れればラッキー。そんな気持ちで行きましょう!
道の駅「おびら鰊番屋」
雨は相変わらず降っている。
ここの道の駅はいつも通り沢山のバイクが休憩(駐車)している。
店内のカフェでコーヒーを注文する。
カウンターの女性が満面の笑みを浮かべて「朝食に焼き立てのパンはいかがですか?」とすすめてきたが、生憎朝食は食べたばかりなので、お断りする。
飲み終えたコーヒーの紙コップを買った店に持って行くと、先ほどの女性がこれまた満面の笑みで両手を差し出して紙コップを処理してくれた。
ちょっと戸惑ってしまう程の神対応ぶりだ。
留萌を過ぎると雨も幾分小ぶりになり、天塩に来る頃には止んでいた。
天気が悪く景色もパッとしないので、写真も撮らずひたすら道の駅「てしお」まで進む。
11時30分、道の駅のレストランで少し早い昼食を済ます。
ここで食べてしまわなければこの先稚内まで何もないし。
ホッキカレーを注文。
自分の住む地域同様にカレーのルーにホッキが入った物を想像していたが、薄くコロモをつけて揚げたホッキのカツが乗っかっていた。
まあ、味はそこそこ美味しい。
道の駅を出て、天塩市街の海沿い、天塩川と鏡沼に挟まれた場所にある公園「鏡沼公園」に立ち寄る。
ここの施設内にある、キャンプ場をもう一度確認するためだ。
キャンプ場の情報(動画)はこちら
キャンプ場を見終えて駐車場に戻ると、バイクの横に停めていた4人の若い男女がのった乗用車が出て行くところだった。
と、運転していた若い女性がこちらを見ていきなり手を振り出した。
女性:「どこから来たんですかぁ~?」
自分:「今朝、室蘭から出てきたんだよ」
女性:「えーっ!そんな遠くからですか!」
自分:「どこへ行くの?」
女性:「私達地元の人間なんです。気をつけて~!」
思いっきりの笑顔で去って行った。・・・何故か今日はインパクトのある女性に会う日だな。
天塩町市街地を出て道々106号線に差しかかった途端に所々青空が見え出した。
でも、オトンルイまで来るとまたこんな感じの空。
ハーレーが1台やってくる。
北緯45度のモニュメント
オトンルイ風力発電所のあるサロベツ原野PAからすぐ近くにある北緯45度のモニュメント。
いつもは素通りしてしまうのだが、初めて立ち寄ってみた。
「North」の頭文字「N」を模ったモニュメントがあるだけだが、せっかくなので写真を撮ってみた。
すると、先ほどのハーレーもやってきた。
自分のバイクのすぐ後ろに停車したのだが、モニュメントをバックに写真を撮りたかったのだろう。
バイクをずらしてやって彼のバイクをモニュメントの前に移動させ、写真を撮ってあげた。
どこか忘れてしまったが、確か東北の地名のナンバーだった。
相変わらず利尻島は雲に覆われて下の陸地の下の方がわずかに見えるだけだ。
多少残念ではあるが、今回は別の目標があったので、あまり落胆はしていない。
13時20分、稚内森林公園に到着。
キャンプサイトを見て見ると、依然と少しだけ様子が違っていた。
ハイマツの木だろうか?サイト内のあちこちに植えられていたがのだが、それ枝が大分切られて見通し良くスッキリした感じになっている。
テント設営をし終え、時間があるので特別目的はないが、せっかくなので市街地に降りて行くことにした。
道の駅わっかないで職場の人のおみやげにキーホルダーを1個買った。
これは数年前に「稚内に行ったら買ってきて」と言われ、約束していた事で、今回ようやくその約束を果たす事が出来た。
北防波堤ドーム
ここも今回で3度目だ。
今日はテントを張っているライダーは一人もいない。
ノシャップ岬
ここも3度目だが、一度も晴れていた事がない。
晴れていないから利尻島も見えないし、これまでと何も変わらず全く新鮮味がない。
そう言えば、近くに安くておいしい海鮮定食が食べられる店があるらしい。
確か「漁師の店」と言っていた気がする。ライダーハウスもやっているらしい。
ライダーハウス派ではないので、寝泊まりする気はないが、いつかは昼飯を食べに行って見よう。
戻る途中にあるセコマで夕飯の買い出しを済ませ、キャンプ場に帰ってきた。
バイクも増え20台くらい駐車場に停められている。
大抵のライダーは顔を合わすと挨拶位が交わすが、自分のテントに一番近いところでキャンプしている若いライダーはすれ違っても全くの無視だった。
いかにも話しかけるなオーラを放っている。
まあ、ライダーも色々な人がいるって事で気にしないようにしている。
2日目に続く
]]>
天気が良いので、道南方面に日帰りツーリング
長万部の直線道路
今回は八雲町から雲石峠を越えて日本海に出て、そこから海沿いを南下して江差町に行き、これまで一度も見た事がない開陽丸博物館の見物がメイン。
雲石峠の頂上にて
雲石峠を越えて日本海に出て、追分ソーランライン(国道227号)を南下する。
一応晴れていはいるが、内浦湾側よりは雲が多いな
道の駅江差で休憩
いつ見てもひょうきんな顔をした繁次郎像
休憩していると関西ナンバーの1BOXに乗った旅行者の男性が話しかけて来た。
今回は車での旅だが、普段はバイクに乗っているそうだ。
Versysをしげしげと眺め、「燃費はどのくらい?」と訊ねられた。
答えると、彼はVstrom650に乗っているらしく「まあ、同じくらいやね」と返して来た。
午前10時、江差町かもめ島の根元にある開陽丸青少年センターに到着
写真の建物(センター)の裏手に「幕末の軍艦 開陽丸」を復元した記念館がある。
開陽丸は1866年(慶応2年)、徳川幕府によってオランダで建造された。
鳥羽伏見の戦い、江戸城開城、徳川幕府崩壊を経て、1868年12月(明治元年)に蝦夷地(北海道)に到着。
同年12月、江差に向かう土方歳三らの陸軍の支援のため、江差に向かうが江差の沖合で暴風雪に遭い座礁、沈没をしてしまった。
実物大に復元された記念館の中には、海中から発掘された33,000点の内約3,000点の遺物が展示されている。
入場料(500円)を払って入館してみた。
大砲が何門か置かれ、音声とともに発射のシュミレーションが演じられている。
ガトリング砲(ガトリング銃)
これは良く知っている。
1861年にアメリカで発明された、初期の機関銃だ。
発明されてから数年しか経っていない当時の日本にも入ってきたんだ。
館内をぐるっと周り、色々な展示物を眺める。
ハンモックで寝ている水夫の人形があった。
水夫はこんな風にして寝ていたのか。
「寝ています。起こさないで」と張り紙が。
ちょっと面白いが、シュール。
甲板にも出て見た。
江差町には他にも開陽丸の近くのかもめ島や姥神大神宮などの観光名所があるが今回は時間の都合もあり、ここの見物だけにとどめておいた。
事前に調べておいた江差町内のレストランで食事をしようと、店に行ったが、残念なことに団体客の予約で貸し切りになっていた。
おそらく二度と来る事はないだろうな。
仕方がないので、次の目的地である厚沢部町の俄虫温泉に行く道すがらで食べるところを見つけることにした。
が、これと行った店が全然ない。
厚沢部町 俄虫温泉
結局、何も食べずに俄虫温泉に到着
「何か食べるものがあるかな?」
幸い食事もやっていたので、親子丼(600円)を注文、浴場前の休憩所まで運んできてくれた。
メニューはどれも良心的な金額で、食べた親子丼もおいしくボリュームも十分あった。
毎月26日(風呂の日)は料金が割引になるらしい。
温泉を堪能し、国道227号(大野国道)を通って、函館側の七飯に出る。
この道路は特に特長もない山道を通るルートで、走ってもあまり楽しくはなかった。
八雲町にある噴火湾パノラマパークで休憩
パノラマパークの展望広場まで来たのは初めてだったが、中々の良い眺めだった。
あまり道南方面にツーリングに行くことはないのだが、もしまた江差方面に行く時は、もう少し周囲の観光スポットも見て見ようと思う。
END
]]>
昨夜は7・8台のバイクと3組の家族がテントを張っていた。
関西弁のハーレーのライダーはここの利用が初めてらしく、受付やら何やらあれこれ訊ねてきた。
朝食は最近良く作る鍋焼きうどん。
簡易のアルミ鍋にうどん、スープ、麩、かき揚げ、乾燥ねぎがセットになっているやつだ。
これに、昨夜の残り物の長ネギと生玉子は1個、2個では販売していないため、コンビニで買った味付けゆでたまごを代用に入れて食べる。
安いし、簡単だし、カップ麺よりもずっとうまいと思う。
キャンプ場のすぐ横には音更川が流れている。
昨年(2016年)の台風の時に氾濫し、あやうくキャンプ場もその被害に遭うところだった。
なんとか無傷で済んだのでこうやってキャンプが出来ているのはうれしい。
現在河川の整備もかなりすすんでいるものの、それでもこの状態だ。
氾濫直後はもっとひどい有様だったのだろう。
航空公園という名の通り、キャンプ場の奥に行くと小さな滑走路がある。
今回はじめて見に行くと(写真は撮っていない)、だれかがラジコンのジェット機を飛ばす準備をしていた。
その後、何度もキャンプ場の上空をそのジェット機が旋回していたが、非常にリアルでかっこよかった!
ふたたびナイタイ高原
帰る前にもう一度ナイタイ高原へ
上空は晴れているが、、、
上空は青空だし気温も高くなってきているし、時間がたてば雲がなくなるのではないか?
そう期待し十勝平野にカメラを向けてタイムラプス動画を1時間ほど仕掛ける。
しかし、状況に変化はなく、良い動画も撮れないまま高原をあとにする。
まだ時間に余裕があったのだが、今回はこのまま帰る事にした。
平取町のレストラン じゃんけんぽん
途中、平取町振内にあるびらとり和牛のレストランじゃんけんぽんで昼食
いつもたくさんの車が店先に駐車しているので、気になっていたが、通る時間帯が悪く毎回断念していた。
今回はちょうどタイミング良く昼時に通ったので、びらとり和牛のチーズハンバーグを食べた。
味も良かったが、店の人も感じが良く、繁盛するのもうなずける。
15時、無事に帰宅。
今回のツーリングの一番の目標だった、「晴れた日の襟裳岬」は達成できなかったが、まあ、それでも何となく納得の行くツーリングではあった。
今回の走行距離 791km、Versysの累計走行距離 22,505km
]]>
襟裳岬風の館
風の館では風速25メートルの強風を体験できるのが一番人気らしい。
でも、自分は子供の頃からそれ以上の強風を何度も経験しているので、わざわざ入館料300円を払ってまで体感する気にはならなかった。
館のガラスには相変わらず萌えキャラが描かれていた。
えりも岬を離れると次第に晴れだし、百人浜の手前まで来るとすっかり青空が広がった。
これも前回来た時と同じだ。
どうも自分は襟裳岬には歓迎されていないようだ。
ここから先は広尾町まで6つの長いトンネルが連続して通っている。
中でもえりも黄金トンネルは延長4941メートルで北海道最長のトンネルだそうだ。
暑い日だったがトンネルの中は涼しく気持ちが良かった。
フンベの滝
今回もフンベの滝に立ち寄った。
途中で抜かしてきたサイドカー付きのウラルとトライアンフの男女がここを通り過ぎていったが、滝に気付くとUターンして来た。
確か京都から来たライダーだと記憶している。
釧路湿原にあるキャンプ場に行くと言っていたが、おそらくシラルトロあたりだろう。
ナウマン象記念館の前の象のモニュメント
幕別町忠類のナウマン公園に立ち寄ってみた
ここは道の駅忠類やナウマン象記念館、キャンプ場、ナウマン温泉ホテルアルコ236などが隣接した総合公園になっている。
ここにあるキャンプ場は無料である上に、温泉も近くにある事から以前から気になっていた。
キャンプ場は車両の乗り入れ不可の第1キャンプ場と乗りいれ可能な第2キャンプ場に分かれていた。
第1キャンプ場は水場、トイレ、野外炉などの設備が備わっているが、第2は設備は何もなく、ただの草地といった印象だった。
気に入ればここにテントを張ろうかと考えて来たのだが、時間が早かったことと、ゴミは完全持ち帰りだったので、やめておいた。
やはり、ライダーにゴミの持ち帰りは厳しい。有料でも良いから引き取ってもらいたいものだ。
ナウマン象記念館
せっかくなので記念館に入館してみる。
ナウマン象の骨や歯、牙などの化石の他、発掘から記念館建造までの歴史パネルなど、色々なものが展示されている。
館の中心部に展示されたナウマン象の化石は迫力があった。
中札内から帯広広尾自動車道に乗り帯広市手前で降りて、信号の多い市街地を抜ける。
初めて走る道だったので、方向感岳が全くつかめず、自分がどの辺りにいるのか分からないまま、ナビ任せで士幌町に向けて走り続ける。
暑い、、、メッシュジャケットを着ていても汗が流れる。
道の駅ぴゅあ21しほろ
士幌の道の駅で休憩&水分補給。
ここの道の駅もいつの間にかリニューアルされすっかりお洒落になっていた。
上士幌町航空公園キャンプ場
やはり使いなれたキャンプ場が一番!
上士幌町航空公園キャンプ場にテントを張る事にした。
昨年の9月ここで仲間とキャンプする予定だったが、8月末の台風の影響で閉鎖されていた場所だ。
ナイタイ高原
15時半、テントを張り終えて時間に余裕があったので、ナイタイ高原に行って見る。
スッキリとした青空ではなかったので、景色にはあまり期待していなかったが、せっかく来たので「行ってみるか」といった感じだった。
レストハウスで飼っているのか?やたら人懐こい猫がいた。目の上に怪我をしている。
何故か観光に来た小学生の女の子に非常になついていて、その子の行く後をずっと追っかけてくっついて行った。
女の子が牛を見るため、牧場の柵まで歩いていくと、自分より何倍もの背丈のある草地をぴょんぴょん飛び跳ねて走っていく姿が面白かった。
]]>
2009年に初めて襟裳岬までツーリングをしたが、岬の突端の天気はいま一つだった。
「2009年最南端ツーリング」なんて、タイトルを付けたが、実は襟裳岬は北海道の最南端ではない(笑)
最南端は松前町近くの白神岬だ。
歌にあるように、これと言ったものは「何もない」襟裳岬ではあるが、まだ一度も晴天の襟裳岬を眺めた事がないので、再挑戦することにした。
白老から鵡川まで高速道路を利用しよう。
ところが、苫小牧中央から鵡川まで道路修理のため通行止め。
せっかく時間を稼ごうと思って利用したのにこれだ!
道路補修は分かるが、だからと言って通行止めはないだろう。これだから中途半端な片側一車線の高速道路なんか作るから困るのだ。
現在は少しずつ2車線区間を増やしているのだが、暫定片側一車線で高速道路が拡張された時、冬季間は非常に事故が多かった。
やむなく一旦日高道を降りて下道で鵡川へむかう。
途中、浜厚真のPA「野原(やげん)公園」でトイレタイム。
もとはコンビニのような店舗だったところが海産物を販売している店に変わっていた。
道の駅むかわ四季の館にあるキャラクター「むかわ竜」
2003年に穂別地区で恐竜の化石が発見されたそうだが、いままで気にも留めなかったがこんなのが置かれていたんだ。
途中に三石の道の駅で休憩した後、えりも町に到着。
天気も良い、今回は期待出来るかな?
うぬぬぬ。岬の手前まで来るとどんよりとした雲がかかっている。
結局、岬のあたりだけこんな天気だ。
これじゃ、8年前と大して変わらない。
残念!
岬の駐車場にある「えりも岬観光センター」
やたら「テレビで紹介された」と言う文字を看板に書かれているけど、えりも岬ってこの店1軒だけで他に何もないし。。。
襟裳岬の取材でここまで来たら、必然的に取材されるよな~。
2009年に来た時にはここで、つぶとわかめの乗っかったえりもラーメンとイカ飯のセット「えりもセット」を食べた。
今回は昼食には早すぎるのでパス。
襟裳岬突端
せっかく来たので今回は頑張って岬の突端まで歩いて行く事にした。
駐車場から15分位かかった気がする。
岩礁の海鵜(ウミウ)
ゼニガタアザラシの生息地として日本最大らしいが、この時も1頭も姿は見られない。
いるのは岩礁に巣くっているウミウとカモメくらいだ。
崖の岩にはハマナシやエゾカンゾウが花を咲かせていた。
]]>
午前5時、出発
今回も富良野・美瑛方面のツーリングになってしまった!
自分でも「またかよ!」って位の気分なのだが、当初予定していた十勝方面は天候不良のため断念。
せっかくの休日、家にじっとしていてもつまらな過ぎるので、唯一晴れが期待できる富良野・美瑛に向かう。
5月に行った時も、パットせず、突然気温が下がったりもしたし、晴れれば景色もキレイな頃なので「ま、いいか」とそんな気分。
山部付近の芦別岳(だと思う)と赤いトラクター
道中これと行った事もないので、細かい話は省略。
今回はライダーとの出会いもなかったし、これと言った話もないので、写真を中心にさらっと流す事にしよう。
それに立ち寄った場所も俗っぽい観光地巡りが中心になるかな?
中富良野町 ファーム富田 (本当に俗っぽい)
ラベンダーの時期には3週間ほど早いが、温室の中で咲いていた。
ルピナスの花
マメ科の植物で海外では大昔、食用にしていた事もあるそうだ。
暑さには弱いが繁殖力が強く、北海道の気候に合う外来種だ。
確かに、いつの頃からか沿道でも良く見かけるようになった。
いつもの日の出公園にテント設営
今回は昔良く陣取った場所にテントを張った。
今回はライダーも結構テントを張っているが、誰か目の前のバーベーキュー棟を利用するだろうか?
しかし、夜になっても誰一人ここで食事をする姿は見られなかった。
十勝岳温泉凌雲閣からの安政火口
写真の中心あたり、砂防ダム?のようなものが見える。
ここから十勝岳の登山道になっているので、途中まで歩いてみる。
上の写真の砂防ダムのところまで来てみた。
登山道の途中から降りて行けるのを初めて知った。
凌雲閣 の前からの眺め
白金温泉の奥にある白金模範牧場に行こうと思ったが、温泉からゲートが閉められ、通行止めになっていた。
美瑛富士の麓にある広大な牧場で緑の大地の向こうに残雪をいただいた山の風景が美しく、昨年の5月にスガ君と行ったときに気に入った場所だったのに残念。
美瑛の青い池
ここも何度も来ているし、例の外国人がうんざりするほどいるので、それ程行きたかった訳ではないが、昨年の台風で一時的に青くなくなってしまったと聞いていたので、様子を見に行った。
もうすっかり元通りの青さに戻っていた。
なんとなく美瑛の丘を走る。
よく観光ポスターで見かける赤い屋根の家だが、紫外線で退色してくすんだ色の屋根になっていた。
毎年塗り直すのだろうか?
水沢ダム
もう少し水位が上がっていたら良かったのだが。
キャンプ場に戻り、夕飯のメインはジンギスカン。
味付けジンギスカンともやしをフライパンで焼くだけ。
簡単かつ旨いので最近このパターンが増えて来た。
翌朝のキャンプ場のバイク専用駐車場
この時期にしては多い方ではないが、それでもそこそこバイクがある。
帰るまでにはまだ時間がある。
バイクの前にテントを張っていたライダーと少し会話し、そこいらをもうひと回りする事にした。
裏手から見たマイルドセブンの丘
こうやって見ると、普通全く気付く事もない位、何の変哲もないただの防風林の丘だな。
こっちは観光スポット側のマイルドセブンの丘
親子の木
昨年の強風で「子供の木」(真ん中の木)が倒木してしまい、その後、別の木が植樹されたそうだ。
自然災害ならしょうがない部分もあるが、「哲学の木」のように心ない外国人が畑を踏み荒らすため、持ち主が泣きながら切り倒す事になった木もある。
畑の中に立つただのカシワの木だったが、おそらく何十年も持ち主と一緒に畑を眺めて来た木だったろうに。。
畑を守るために切り倒さざるを得なかった当人の気持ちを思うとやるせなさと憤りを感じてしまう。
もうすこしだけブラッと。
セブンスターの木
写り込まないように撮影したが、トラクターのすぐ左には軽トラックが駐車してあり、その横で作業服を着た年配の男性がたばこを吸いながら休憩していた。
本人達は仕事でそこにいるのだろうが、作業着を着たオヤジがゴロゴロいるのは絵にならないだろう。
観光スポットとして、沢山の人が写真撮影を楽しんだりしているのだから、もう少し気を使ったら良いだろうに。
キャンプ場に戻って撤収し、戻る事にした。
小腹もすいたので、ふらのチーズ工房敷地内にあるピザ工房でマルゲリータを食べる。
ここのピザは本当に美味しい。
石窯でやかれたビザ生地も香ばしくふんわりとしている。
占冠村の湯の沢温泉
帰り道、何年も前から気になっていた占冠村にある「湯の沢温泉」で日帰り入浴。
温泉にもこれと言った特長も感じない、ごく普通の旅館だった。
今回の走行距離、694km
メーター累積 21,691km
自分としても、特に印象深いツーリングにはならなかったが、一応記録(記憶)としてアップしておく。
END
]]>当初の予定は道南方面に行く予定だったのだが、生憎そっちは天気が悪いようなので予定を変更し、天気が良さそうな富良野方面に妥協した。
そちらに行けば一箇所だけ寄ってみたいところもあったので、まあ良しとする事にした。
いつものように、鵡川町「道の駅四季の館」で休憩
四季の館は温泉ホテルで、4月から1月3日まで朝風呂をやっている。
駐車場にはいつもたくさんの道外旅行者のキャンピングカーが車中泊をしているので、利用客も多いようだ。
占冠市街地から金山峠手前までの国道の脇にいくつものエゾノリュウキンカの群生地があった。
これだけ沢山見たのは初めてだ。
富良野市街手前からみる芦別岳
自分が住んでいる町は、すでに桜のシーズンは終わっているが、このあたりはまだ見頃なようだ。
写真はアクションカム(GC-XA2)(2台目)で撮影したものだが、やはり暗さに弱いようだ。
ちょっと薄曇りくらいでも、ご覧の通りの発色の悪さだ。
某メーカーの ○○Proならこうはならないはず。
山部から御料を何となく走って、開店時間前のふらのチーズ工房で小休止。
庭に置かれた赤いトラクターは、1952年にアメリカから輸入されたものだそうだ。
燃料は灯油またはナフサで34馬力、当時にしたらかなり大型のトラクターらしい。
もうすこしスッキリとした青空だったら、もっと絵になるのだが、、
午前10時、日の出公園キャンプ場に到着。
まだ午前中という事もあるが、この日はテントが本当に少なかった。
キャンプ場の職員さんに話を聞くと、先週は非常に混雑していたそうだが、こんなに空いているのは珍しいそうだ。
早めにテントを設営し、出かける。
美瑛町の「木のいい仲間」で早めの昼食。
ここも普段は外に行列が出来る程すごく混んでいる事が多い。
早めに入って正解だった。
美瑛産の野菜をつかったメニューが中心で、この日はカレーオムライス(950円)を注文。
想像以上に薄味でさっぱりした感じだった。
晴ではあるものの薄雲のかかったスッキリしない空なので、美瑛の丘めぐりはパスし、以前から気になっていた「東神楽森林公園キャンプ場」を見に行った。
ここは旭川市の南東に位置し、周囲が田園と森に囲まれたキャンプ場だ。
サイトも広々とし、良く整備されていた。
この日、キャンプ場内の桜も満開だった。
興味のある方は、こちらで詳細を確認してください。
何故か場内の隅っこに恐竜のモニュメントが。結構リアル。
キャンプ場見物の帰り、美瑛の拓真館前の道を走っていると、白い帽子に真っ赤なコートを着た女性が自転車をこいでいた。
自分の目の前でふらふらと転びそうになったので、声をかけるとにっこりと笑った。
何やら話したようだが、日本語ではない。
まあ、日本人ならこんな服装はしないだろうと、最初から思ってはいたが。
キャンプ場に帰ろうとしたその時、急に強い風が吹き始め、気温が一気に下がり始めた。
それまで汗ばむくらいの気温だったが、身体が震える位の寒さだ。
時間はまだ余裕だったが、寒さとスッキリしない天気のため、周辺の写真を撮る気にもならず、キャンプ場へと急ぐ。
撮影スポットで知られる赤い屋根の小屋も退色してくすんだ赤色で、景色に映えない。
毎年、塗り直すのだろうか?
キャンプ場に戻って来ると、気温はさらに下がり始めた。
とにかく寒い、ちょっと荷物にはなるが、携帯の炭台を持ってきたので、それで暖をとる。
翌朝、昨日よりもずっとスッキリとした青空になった。
キャンプ場内の木々ではアカゲラがドラミングをしていた。
焦点が少しずれてしまったのが残念。
結局、昨日は利用者があまり増えず、サイトもこんな有様だ。
ライダーも自分を含めて3人。
皮肉な事に自分の場合は大抵帰る日は良い天気になる。
この日も例外ではなかった。
上の写真もアクションカメラからの映像だが、前述したように天気が良いとご覧の通り発色も良くキレイに映っている。
END
]]>