羅臼温泉野営場は「知床世界自然遺産地域」であるとともに、林野庁が設定している「知床森林生態系保護地域」の中にあり、原生的な野性味のあるキャンプ場だ。
平成17年までは無料だった。利用者は、ファミリー、キャンピングカーの年配層、ライダーと幅広い。
が、有料になった事も原因か。昔のような長期滞在型ライダーがすっかりいなくなった気がする。
キャンプ場を挟んだ向かいの羅臼川にかかった橋を渡っていくと、地元の愛好家で管理されている無料の熊の湯露天風呂がある。湯は相当熱いので慣れるまでは大変だ。維持管理は地元愛好家の寄付で成り立っているが、近年財政難だそうなので、わずかでも維持費に協力を。
キャンプ場内にはエゾシカが人も怖れず平然と歩き、周囲の草を食んでいる。
近年、熊の出没も多くなり、閉鎖される事もしばしばある。
食品の保管や食べ残しには細心の注意を払うよう、注意書きがある。本当に注意を守らないと命取りになりかねないので、気をつけてほしい。
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