道南、森町を通る国道5号せんから5キロほど入った山間のカルデラ盆地に田園のひろがる濁川温泉がある。
濁川温泉は古くから湯治場として利用されており、1,800年ころに整備開設されている。
ここには7件の温泉宿泊施設があり、温泉郷の中心からすこし離れた場所にある新栄館はその内のひとつ。
新栄館は明治時代の創業で、旧館の建物の古さからその当時がしのばれる。
施設名称 | 濁川温泉 新栄館 |
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所在地 | 北海道茅部郡森町濁川49 |
電話/FAX | 01374-7-3007 |
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公式HP | - |
泉質 | 含硝酸含土類食塩泉 |
効能 | 神経痛・リウマチ・慢性皮膚病・尿素素質・関節痛など未調査 |
内風呂 | 男性湯(混浴)1、女性湯1 |
露天風呂 | 無 |
混浴 | 有(男性湯) |
日帰り入浴 | 有 |
入浴料金 | 400円 |
入浴時間(日帰) | 8:00~21:00- |
定休日 | 無 |
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宿泊 | 有未調査 |
宿泊料金 | - |
休憩施設 | ロビー |
食堂・レストラン | - |
コインロッカー | - |
ドライヤー | - |
シャンプー | 有 |
石鹸/ボディーソープ | 有 |
売店 | 無 |
自動販売機 | 有 |
その他 |
旧館、日帰り入浴の場合はこちらから入館する
旧館から入ったところが一応受付のようだが、実際利用客はかなり少ないようで、普段は外で農作業をしているようだ。
旧館の建物はかなり古く、廊下もゆがんで床が抜けそうだった。
自分が行った時も、建物の前に着くと外で農作業をしていた宿主の方(写真左:かなり年配)が原付の赤いスクーターにのってやってきた。
しばらく外で雑談をした後、宿主に入浴料の400円を手渡してから、中に入ったのだ。
男性用の浴室は旧館側の湯屋にあり、混浴になっていた。
脱衣所は一室にかんたんな仕切りがあるくらいで、そこも男女兼用になっている。
簡単な棚とかごがあるくらいでコインロッカーや洗面台は設けられていない。
浴槽は3つあり、それぞれお湯の温度が異なっている。
黒っぽく見えるが、お湯は無色透明だ。
洗い場はスノコ板が敷いてあるだけで小さな鏡が1枚、シャンプーのボトルが1本。
シャワーなどの設備はない。
浴室の清掃もあまり行われていないのだろう。壁のあちこちにカビが生え、浴室全体もなんとなくカビ臭かった。
お湯は良いし、鄙びた感じが好きな人には良いとは思うが、苦手とする人も多いかもしれない。
浴室の天井もかなり朽ちかけている、湯気抜きの部分もボロボロになっていた。
風呂から上がって、ちょっと新館の中をのぞいてみた。
入口ホールだが、こちらはさすがに新しい。
一応受付カウンターもあり、自販機やソファーも置いてあった。
女性専用浴室は新館にあり、そちらはちゃんとシャワーや鏡のついた洗い場もあるようだ。
泉質も男性湯と異なるので女性も混浴のほうに入る人もいるようだ。
写真は旧館の湯屋
所在地の地図