斜里町ウトロ温泉街の高台に建つ小さなホテル
晴れた日の夕暮には、客室はもとより露天風呂から知床の美しい夕陽が眺められる。
温泉街の一角に位置するが、周囲は知床の大自然に囲まれており、エゾシカや野鳥たちの姿を見ることもできる。
ホテルのすぐ隣にはキャンプ場の国設知床野営場があり、夏場にはキャンパーも多く利用している。
露天風呂は源泉かけ流しだが、内風呂は泉源保護のため循環ろ過を行っているが、加水・加温は行っていない。
冬季は休業なので夏場だけの宿泊・入浴となるのでご注意。
明治以前より自然湧出していたと言われるこの温泉は、肌がつるつるになる事からいつの間にか「つるつる温泉」と呼ばれるようになった。
温泉発見当初は地域の人たちによって露天風呂が造られ利用されていたが、昭和45年に旧野村鉱業の保養施設となり、昭和49年に野村興産が温泉旅館として営業を開始した。
豊富な湯量を誇り、加温・加水は一切していない源泉かけ流しの温泉。所有する3本の源泉のうち、温度の異なる2本の源泉を湯船の注ぎ口で湯量調整することによって、湯温を保つといった徹底した源泉へのこだわりを持っている。
道の駅の施設内にある日帰り専門の天然温泉
といっても施設の中心にあるのはこの温泉くらいで、他には旧湧網線の旧計呂地駅をそのまま保存した公園があるくらいのものだ。
大きな窓があり解放感のある浴室が評判のようだ。
天然温泉ではあるが、湯温は38度とやや低いので加温、加水はしている。
知床斜里町ウトロの市街地から温泉街に向かう坂を登ったウトロ港を見下ろす高台の上にあり、木立の中にログハウス風に建てられた公共温泉施設。
すぐ近くには国設知床野営場があり、コインランドリーもあることもあってキャンパーの利用も多い。
湯は透明だがやや茶色にやや濁っていた。
知床五湖に向う道道の途中にから横に川沿いの道を進んで行くと、行き止まりに原始の森に囲まれた温泉ホテルが一件静かに建っている。
お湯は無色透明で、もちろん源泉100%。
道のあちこちに鹿が姿を現すことが多いので、衝突しないように注意しよう。
北海道の秘湯中の秘湯としてあまりにも有名になってしまっているので、今更管理人が説明するまでもないかも知れない。
活火山である知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっており、何箇所もある滝壺が都合よく湯船になっている。
源泉の温度は80度以上もある高温だが、川の水と混じり合って適度な温度になっている。
滝壺に溜まったお湯はエメラルドグリーンの色合いになっており、とても美しい。
泉質は強い酸性の硫黄泉なので、目にお湯が入ると痛いので注意したほうが良い。
湯の滝に向う道道知床公園線は落石防除工事のため一般車両(徒歩、自転車)は現在通行止めになっている。
夏の期間(7月中旬〜9月下旬)にはシャトルバスに乗り換えて行くことができるので、斜里町役場観光課などで確認をしてから行くようにしたい。
落石の危険があるため、現在は残念ながら「一の滝」までしか行けないようだ。
ホテル地の涯(ちのはて)の敷地内にあり、無料で開放している露天風呂。
ホテルの駐車場横から川べりを降りていくと三段になった露天風呂がある。
湯温はややぬるめで下段になるほど温度が下がっていく。原生林に囲まれ、川のせせらぎが聞こえてまさに地のはての温泉だ。
三段の湯から沢を15mほど行くともうひとつ小さめの露天風呂「滝見の湯」があり、目の前に落差約5m程の滝を眺めながら入浴することができる。