登別温泉の北西、来馬岳、オロフレ山の麓を流れる登別川沿いに4件の温泉旅館が静かに建っている。その内の1件が鈴木旅館だ。
ここ山峡の名湯カルルス温泉は1886(明治19)年に発見され、1899(明治32)年に現在の鈴木旅館の前身である「寿館」が開業したのが始まり。
大きな温泉ホテルが立ち並ぶ登別温泉とは対照的に、派手な娯楽施設も賑やかな観光土産店や飲食店もなく、静かに源泉かけながしの湯を楽しむ場所と言える。
登別温泉の北西、来馬岳、オロフレ山の麓を流れる登別川沿いに4件の温泉旅館が静かに建っている。その内の1件が鈴木旅館だ。
ここ山峡の名湯カルルス温泉は1886(明治19)年に発見され、1899(明治32)年に現在の鈴木旅館の前身である「寿館」が開業したのが始まり。
大きな温泉ホテルが立ち並ぶ登別温泉とは対照的に、派手な娯楽施設も賑やかな観光土産店や飲食店もなく、静かに源泉かけながしの湯を楽しむ場所と言える。
国道36号線沿い、虎杖浜温泉にある源泉かけ流しの温泉ホテル。
虎杖浜では唯一混浴露天風呂のある温泉だ。
施設はかなり古く全体的に雑然としており暗い雰囲気だが、従業員の方はみな笑顔であいさつをしてくれ感じは良かった。
積丹半島の根元、神恵内村の公共温泉入浴施設でその名の由来の通り海岸からやや山間に入った道道998号線沿いにある。
海水の1.3倍の塩分濃度の泉質は世界でも珍しく、そのうえ炭酸ガスも含んでいるので体の芯からあたためてくれる温泉だ。
温泉としては比較的新しく、1992年に神恵内村でボーリングを行い自噴する温泉を掘り当てた。
お湯は源泉かけ流しではあるが、湯温が高いため加水している。
洞爺湖と北湯沢温泉との中間地点に3件の小さな温泉宿泊施設がある「蟠渓温泉」
そこの道路に沿って流れる長流川(オサル川)沿いにある無料の露天風呂がオサル湯だ。
湯船は3~4か所くらいあるらしいが、増水などによって流されたり、水没するし、場所と大きさはその都度変わるようだ。
以前は愛好家によって作られた大きな湯船があり、増水で埋まる度に再度掘り起こしてくれていたそうだ。
源泉はかなり熱く、川水で埋めて最適な温度にする必要がある。
泊村の海岸線に沿って延びる国道229号線に面した高台にある素朴な温泉宿泊施設。
盃温泉に関する情報は少ないが、温泉が発見されたのは1905年(明治38年)で、昭和50年に国民保養温泉地に指定されている。
自分が訪れたのは4月下旬だったが、海岸には海水浴場もあり夏は釣り客や海水浴客でにぎわうそうだ。
100%源泉のお湯は無色透明、さらっとした肌触りだった。
建物の殆どが平屋で海側に面しており、15室の客室全ての部屋から海が見えるようになっている。
千走川温泉旅館(ちはせがわおんせん)
道南の名瀑、賀老ノ滝や狩場山の登山口に向かう途中の千走川(ちはせがわ)沿いにある静かな温泉旅館
ここの温泉が発見されたのは1871年(明治4年)、温泉施設として開業したのは1885年(明治18年)と歴史は長い。
宿泊者には地元島牧で獲れたあわびやウニ、ヤマベなど海の幸・山の幸の素材を中心とした料理が振舞われる。
源泉は赤褐色の濁り湯で湯温は39.2度とやや低めなため、加温はしているが源泉100%かけ流しの温泉である。
今回は通りがかっただけで、入浴はしていので内湯や露天風呂の写真は省略
※露天風呂は冬季(12月から翌4月20日)までは閉鎖している
白老町虎杖浜の漁師の家や加工場が並ぶ中、目の前に太平洋の海原が広がる場所にある小さな日帰り温泉施設。
昭和41年にボーリングを行ってアヨロ温泉を開業、2010年(平成22年)に新築しリニューアルオープンしている。
リニューアル前は建屋も古く、全てが古臭く不便なところがあったが、新築後は浴場や休憩施設も設備が整い、現代的に生まれ変わっている。
開業以来毎分130リットルと変わらぬ湯出量を保っており、加水・循環・消毒を行っていない源泉かけ流し100%の温泉。
お湯は無色透明、無味・無臭で肌に優しくすべすべとした感触がある。
写真は撮影していないが、露天風呂は小さめで4~5人入れば窮屈になるくらいの大きさだ。
ちょっと残念なのはせっかく太平洋が目の前にある場所なのに、道路を挟んでいるため露天風呂は塀で囲われており、海を眺めながらの入浴は出来ないところだ。
白老町と登別市との境界近く、太平洋を一望できる虎杖浜の高台の上にある小さな温泉宿。
化粧水いらずと言われるほど肌に優しい泉質を持つ源泉を加水、ろ過循環を一切行わず浴槽に満たしている、100%源泉かけ流しの温泉である。
北海道で3番目、全国で10番目に「源泉かけ流し宣言」を行っている。
敷地内には18ホールのパークゴルフ場もあり、周辺の住民の利用者も多い。
宿泊には白老町の特産品である白老牛や近海で水揚げされた海の幸を素材にした料理が出されて人気を呼んでいる。
恵庭市の郊外、恵庭公園よりの住宅地にある温泉入浴施設。
1987年(昭和62年)に恵庭ヘルスセンターが掘削し開業、平成10年現在のラ・フォーレとなった。
源泉はモール温泉で褐色を帯びており、肌に優しくすべすべとしている。
露天風呂に源泉を加温して使用しているが、内湯は無色透明の真湯が注がれている。
(今回は浴場の撮影は控えているので、画像はない。)
住宅地の横にあり、またパークゴルフ場も備えていることから、近くの住民の憩いの場となっている。
支笏湖畔の温泉街からはずれた幌美内(ポロピナイ)にある期間限定の温泉宿泊施設。
ボーリングなどの強制採取は行わず、自然湧出する温泉のみを使用している、源泉かけ流し100%の温泉である。
自然湧出する温泉の水位が支笏湖の水位と同調しているため、冬季は湖内に流入する量が減少すると温泉の水位も下がる。
それが原因で冬季は休業となっている。
ここの一番の魅力は何と言っても岩を隔てた目の前まで湖が迫り、まるで湖全体が温泉になったかのような錯覚をさせる露天風呂だろう。
1955年伊藤木材が開業し、1996年に千歳市の旅館業「ティーアールエス」が購入して営業を継続していたが、2013年栃木県の金谷グループに売却している。
現在は老朽が激しい施設を改修し、2014年4月にオープンする予定であったが、2017年3月現在もオープンはされておらず、予定日の情報も入ってこない。