2011年6月3日
2011年最初のキャンプツーリングは道北方面に決定
今回もまたスッキリしない天気の中走り続けてきた。
道の駅 風Wとままえ(ふわっととままえ)
温泉のある道の駅だ
それにしても寒い、寒すぎる。
温泉に浸かりたくなったが、ここで入ってしまうと、その後湯冷めしてしまうことは間違いない。
寒空の下を我慢しながら、ひたすら北を目指してR106を進む。
天塩町の手前で大型ダンプがノロノロと走り道を塞ぐ。
追越をかけたいがコーナーが続き、タイミングがつかめない。
やっと(ややアップダウンのある)直線道路になった。
すかさず白いセンターラインをまたぎ、追い抜きをかけた。(ダンプがのろいので法定速度内)
ところが、走行車線に戻ろうと跨いだラインは黄色い色をしていた。
前方には何やら赤い回転灯を回している白黒の軽自動車が見える。
中から日ハムの捕手に似た男性が降りてきて、その後白黒の車の中に招待してくれた。
オトンルイ風力発電の風車前
2009年のツーリングではそこそこ晴れていたが、今回は利尻島は全く見えない。
今回の主な目的はここではないのまあ良い。
宗谷丘陵
いつもであれば、稚内市内に入り森林公園キャンプ場にテントを張ってから付近を廻るのだが、今回はそのまま宗谷岬方向へ進む。
「宗谷丘陵」は、これまで3回も宗谷に来ているが、自分の頭の中にはその認識がなく、一度も来た事がなかった。
と言うことで、今回の第一の目的はここだった。
およそ2万年前、氷河周辺部が凍結と融解を繰り返し、丸みを帯びた稜線や谷の地形が出来たそうだ。
「周氷河地形」と言われている。
宗谷岬ウィンドファームをバックに
宗谷丘陵には57基の風力発電の風車が建設されている。
稚内市の年間電力消費量の約6割に相当する発電量だ。
が、せっかくの貴重な自然の地形の上に人口の風車が立っている光景は。。
確かに自然エネルギーではあるし、経済効果もあるのかもしれないが・・・・。
やはり自然保護は後回しになってしまうのが現実だな。
ゲストハウス アルメリア
宗谷丘陵の岬よりに立っているゲストハウス
稚内の特産品、宗谷黒牛のステーキやハンバーグがメニューに上がっている。
宗谷黒牛焼肉定食 1,480円
宗谷岬のあたりは幾分晴れ間が見えていた。
たまには、観光客っぽく記念写真を。
6月だからか、全然観光客がいない。
宗谷岬をあとにし、R238オホーツクラインを南下。
海岸線あり、森の中あり、適度なカーブありの中々楽しいコースだ(天気が良ければの話だが)。
クッチャロ湖畔
午後3時10分 今日のキャンプ予定地だった、浜頓別町 クッチャロ湖に到着
到着してあたりの写真を摂っていると、たまたま居合わせた男性が写真を撮ってくれた。
クッチャロ湖畔キャンプ場の売店兼管理棟
店内で利用料200円を支払い、受付を済ませる。
湖畔沿いの平坦な芝地、広々としたサイトだ。
キャンプ場横のトイレの中では、何故か1日中「白鳥の湖」がBGMで流れていた。
ひろ~い。。。。しかし、だ~れもいない。
開放的な芝地にポツンと私のテントだけが存在していた。
とうとうその日は他に利用するキャンパーは訪れなかった。
この時期ってこんなに閑散としているのか?
時々雲の隙間から夕陽が湖面を照らしていたが、、、それにしても暗いな。
湖畔が見える高台に温泉施設がある。
今日の夕食はそこで済ませるつもりで、キャンプ場から繋がっている階段を上って来た。
何故か縄文期の竪穴式住居があった。
「今日はこの中で寝ようか?」 怒られるだろうな。
浜頓別温泉ウィング
まずは、ここで体を温める。
やや黄色みがかった透明なお湯で、肌がすべすべした。
露天風呂はない。
温泉内のレストラン「レイクサイド・レビュー」で夕食
つきなみだが、あんかけ焼きそばを注文
2011年6月4日
昨夜は強烈な風が吹きすさび、テントやタープが飛ばされるのではないかと思う程だった。
こんな条件の中で一人テントで寝るのは慣れているので、あまり気にはしないが、気の弱い人なら心細くて耐えられないかもしれないな。
7時50分 移動開始。
ベニヤ原生花園に立ち寄る
まだ花も咲いていないし、これと言って観るところもない。
草むらでさえずる野鳥の声が、さびしく周囲に響いていた。
北見神威岬公園
積丹だけではなく、オホーツクにも神威岬があるんだ。
さらにオホーツク海岸沿いを南下し、紋別市渚滑町からR273を滝上町へ向かう。
10時50分 滝上町芝桜公園に到着
ここは晴れているし、とても温かい。
芝桜の開花もピークを迎えていた。
昼食の後のデザートにご当地の名物「芝桜ソフト」を。
ほんのり芝桜の香りがした。
以上で(今回も孤独な)初夏のさむ~い道北ツーリングは終了