2006年7月16日
浮かない気持ちの中にたったひとつの期待を抱いての出発。
日照峠を越えて道の駅しかおいで休憩。
鹿追町 カントリーパパ
十勝の食材を使ったメニューのレストランとコテージを営業している、カントリーパパで昼食。
緑の芝生に囲まれ、広々と解放感のある敷地に、カントリー調の建物が印象的だ。
ミックスフライとハンバーグのセット
メニュー名と金額は憶えていない。
十勝の野菜を中心とした「農園ランチ」、「特製オムライス」などが代表的なメニューのようだ。
この先、士幌方面は天候が良くないようだ。
進路を変更し、狩勝峠を越えて最後に寄るはずだった富良野方面へ。
ふらのワイン工場のラベンダー畑
昨年の秋にもここに来たな。
当然その時にはラベンダーは咲いていないが。。。
15時をまわった頃に、上富良野日の出公園キャンプ場に到着。
いつもと様子が違う。
どこもかしこもテントだらけで、フリーサイトにも殆どテントを張るスペースが残っていない。
「何が起きたんだ?」いくら夏本番とは言え、こんなに賑わっているのを見た事がなかった。
事情を知らない私は、やや傾斜のある芝地に辛うじてテントを張るスペースを確保した。
簡単な夕食を済ませ、暗がりのテントの中、物憂い気分でぼんやりと時間を潰していた。
と、何故こんなに混雑していたのか、やっと事情が呑み込める事態が起きた。
キャンプ場の裏側の公園から花火が上がりだした。
上富良野の夏のイベントなのだ。
「ラベンダーの里 かみふらの花と炎の四季彩まつり 」の花火大会なのだ。(長いタイトルだ)
毎年7月の第4日曜日に花火大会が催されるらしい。
普通なら、偶然巡り合わせたチャンス。
喜んで花火見物に公園側に行くところなのだろう。
ただ、テントからぼんやりと眺める。
2006年7月17日
翌朝のバイク駐車場
本当にすごい数のバイクが集まっている。
バイクをとめるスペースも残っていない。
フリーサイトもこのありさまだ。
天気が良くなってきたので、フラリと美瑛方面へ。
何となく美瑛の丘をウロウロと走っていると、ちょっと変わった建物が目に入った。
「西美の杜美術館」
俳優 榎本孝明の水彩画100点余りと、大野勝彦の詩画を展示している。
入館料1,000円を払ってしばし水彩画の見学。
美瑛市街と白金温泉の間にあるリゾートハウスBIBIで休憩
この時はコーヒー&レストランも営業していたのだが、いつの間にか宿泊オンリーになってしまった。
昨年の秋も、ここに座ってコーヒーを飲んでいた。。。
あの時は強い雨が降っていた。
季節は異なるが、窓から見える景色は変わっていない。
でも同じ空間にいるのだが、決して同じではない。
戻らない時間をぼんやりと回想しながら、静かにコーヒーをすする。
2006年7月18日
今日も天候は晴れ。
麓郷方面へ
周辺定番のスポットをぐるりと回り、ふらのジャム園でジャムを1つだけ土産に買う。
後は何をしていたろうか?
2006年7月19日
今日も天気は晴れ。
私がここに来て、こんなに好天が続く日にあたるのは珍しい。
荷物をバイクに積み、帰路の途中ファーム富田に立ち寄る。
毎年同じ景色のようだが、花の植える順番を変えているらしく微妙に前回とは違っている。
ここの看板も同じではないな。
写っているのは看板だけだ。
山の斜面の「なかふらの」の文字を見て、感心しているやつがいた。。。。
たったひとつの期待にも見事裏切られてしまったことだし。。
さあ、帰ろう。