2013年9月アーカイブ

宗谷岬へ

函岳山頂から下り、先ほどの加須美峠の分岐点から歌登方向へ進む。

ここからも舗装されているR120大曲付近まで15キロ以上はダートが続く。

まさに、道北を代表するスーパー林道と言う感じだ。

加須美峠の分岐から少し入ると、これまでとは違って一気に道幅も狭く、荒れたダートが続く。

(暫く写真を撮る余裕もない)

 

2013-09-22-加須美峠と歌登の中間あたり

暫く行くと周囲が拓けた山中に出た。

明るく景色の良いところで休憩。

さすがに50Km近くダートを走り続けてきたので、疲れが出始めている。

漸くダートから解放され、舗装されたR120を歌登町に向かって北上する。

 

2013-09-22-R120歌登町付近

緩やかなカーブの連続する道路の周辺は、山中の牧場の景色が続いていた。

 

歌登町の中心部でノリカラ君ガソリンを入れようとしたが、スタンドは全て定休日だった。

「日曜日、この辺のスタンドは全部休みですよ。」、コンビニの駐車場で我々の話を聞いていた女性が教えてくれた。

海沿いのGSまでは、ここから14kmの距離。ガス欠の心配もないので、そこまで走って給油。

 

オホーツク海に抜けて、時間は午前10時30分。まだまだ時間はたっぷりある。

「宗谷岬まで行っちゃおうか!」

意見が一致したところで、更に海岸線を北上。

 

ウスベタイ千畳岩

2013-09-22-bifuka-ウスベタイ千畳岩看板

ちょっと寄り道して、ウスベタイ千畳岩

2013-09-22-千畳岩

岸壁に上が平らになった岩が畳千枚程?の広さで、岩礁のようになってあった。

海岸の手前は、広々とした無料のキャンプ場になっている。

 

2013-09-22-オホーツク海に沿って並ぶ風車

さらに北へ。

オホーツク海に沿って風力発電の風車が並んでいた。

クッチャロ湖

2013-09-22-クッチャロ湖 看板前にて

さらに寄り道をして浜頓別町のクッチャロ湖へ

ノリカラ君が何故かここのトイレで流れているBGMが気になったらしい。

クッチャロ湖は白鳥の飛来地としても有名で、ラムサール条約の指定地にもなっている。

ここのトイレでは白鳥の湖のBGMとともに、クッチャロ湖とラムサール条約の説明が延々と繰り返し流れている。

2011年の6月のツーリングで、たったひとりキャンプをしていた時もBGMが頭から離れなかったのを思い出した。

 

エサヌカ原生花園の直線道路も浜頓別市街地からはすぐ近くなので、通りたかったのだが入り口をハッキリ憶えていない。

迷って無駄に時間をロスする訳にはいかないので、今回は断念する事にした。

 

最北端到着

2013-09-22-宗谷岬到着

12時20分 宗谷岬到着

2013-09-22-宗谷岬に集まるライダー

この時期にここに来るのは初めてだが、3連休の中日と好天に恵まれた事もあってか、観光客もライダーの数も多かった。

ただし、夏場と違い道内ライダーの比率がぐんと高くなっている。

2013-09-22-最北端ラーメン

食堂最北端の「最北端ラーメン」(1,300円)を昼食に。

まるで道外ライダーのように、観光客目当てのメニューを選ぶ。

いかにもそれっぽく海鮮がラーメンの上にトッピングされて出てきた。

スープは中々美味しいが、カニはまあそのままでも良いと思うが、帆立もエビもボイルしただけで、全く味付けされていなかった。

 

宗谷丘陵の白い道

以前から一度は行ってみたかった「白い道」を探して宗谷丘陵へ。

ネットで調べながら見当をつけ目印を探す。

普段は方向音痴のスガ君、今回は中々目ざとい。

うまく、目印を見つけてくれた。

2013-09-22-宗谷丘陵 白い道の入り口付近で

「白い道」とは帆立の貝殻が敷き詰められたダートで、稚内宗谷丘陵フットパスコースになっている。

途中真っすぐに延びた白い道が青い海に吸い込まれて行くように延びている風景が見られた。

2013-09-22-白い道 その2

2013-09-22-白い道から 稚内方向を眺める

白い道から稚内市街地方向の眺め

頂上は雲がかかっているが、利尻島が見えた。

 

うまく説明できないが、目印は丸山レーダーサイト方向に向かう道を進んでいくか、海沿いの郵便局「宗谷局」の裏から上がっていけばすぐに白い道に辿りつくはずだ。

この辺 ↑ あたりから入って行った方が分かりやすいと思う。

2013-09-22-宗谷丘陵 風力発電風車の下で

さらに宗谷丘陵を散策。風力発電風車の建ち並ぶ一帯まで足を延ばす。

2013-09-22-宗谷丘陵 風車の下でバイクを撮影

 

宗谷丘陵をしっかりと堪能したところで、稚内市街からR40、豊富バイパスを通って一気に美深に戻ってくる。

午後3時をまわって気温も一気に下がって来た。

私のパンツでさえ太ももあたりが冷たく感じているのに、ノリカラ君はメッシュパンツだ。

途中で停まってカッパの下をはかした方が良かったのだろうが、つい一気に走り通してしまった。

 

キャンプ場に着くと一気に疲労が出てきた。

60キロ以上もスーパー林道を走り、低温の中を400キロも走って来たのだから無理もない。

自炊する余裕は全くない。

 

今夜も向かいの温泉で夕食を食べることにした。

2013-09-22-美深温泉のハンバーグ定食

美深温泉内のレストランは満席状態で、30分程ロビーで待ってから夕食にありつく。

夏のひまわりでも、秋の紅葉でもないこの時期、特に見どころがあるようにも思えないのだが、若いカップルから年配者まで、何故か温泉は宿泊客で一杯だった。

 

テントに戻り、持ってきたコンパクトグリルに僅かな炭を入れて暖をとる。

ノリカラ君は疲労の絶頂ですぐに結露たっぷりテントに潜り込んだ sleepy

私は疲れているとはいえ、まだ体力は残っていたので、炭火の前でビールを飲みながらゆっくりと時間を過ごす。

 

2013年9月23日

ノリカラ君、今日は午後から出勤だそうだ。

未明から撤収を始め午前6時、ひと足先に室蘭へ帰って行った。

2013-09-23-早朝に帰って行くノリカラ君

出勤時間に間に合うように、美深から室蘭まで、高速道路にのって一気に帰るようだ。

高額な高速料金がイタイ。。

 

私はと言えば、今日も休暇なので夕方までに帰れば良いので、あわてる事はない。

かと言って、下道を走って350キロはそれなりに時間がかかるので、あまりのんびりもしていられない。

ゴミの分別作業

2013-09-23-美深でのゴミの分別

まずはこれまで飲み食いして出たゴミの分別だ。

管理棟で買った「ゴミ袋セット(160円)」の6種類のポリ袋に丁寧に仕分けをしなければならない。

■一般ゴミ:衣類、日用品、アルミホイル、貝殻、骨、ガラス類、カニの甲羅、トウモロコシの皮、等

■プラスチック類:レジ袋、ラップ類、発泡スチロール、チューブ類、カップ類、ボトル類、等

■紙類ごみ:ジュースの紙パック、紙袋、ティッシュの箱、パンフレット、お菓子の箱、包装紙、等

■空き缶類

■ビン・ペットボトル :キャップはプラスチック類へ

■炭化ゴミ:生ゴミ、ちり紙、つまようじ、割り箸、煙草の吸殻、犬のフン、衛生ゴミ、紙皿など

 

袋に仕分けするゴミだけでもざっとこんな感じである。。。。sweat01

さらに、それらに色々と条件が課せられていた。

室蘭市より遥かに細かい。

一人で黙々と分別作業を行っていると、面倒というよりも何故かハマッてしまった。

 

ゴミの分別と撤収の準備をある程度済ませ、キャンプ場内をぐるっと周ってみる。

今回新たに発見したのは、管理棟の裏側にコインランドリーと氷の自販機が設置されている事だ。

キューブ氷があるのは、特に夏場のキャンプだと非常にありがたいな。

ただし、以前はあったビールの自販機は今はなく、ジュースやコーヒーなどの清涼飲料水だけになってしまっていた。

 

2013-09-23-群馬からの車中泊車

場内を歩き回っていると一人の男性が声を掛けてきた。

群馬県から車中泊で来ている初老の男性だった。

話を聞くと、自宅には現在もBMWをはじめ数台のバイクを所有しているらしく、これまでもかなりの台数のバイクを乗ってきたようである。

これまで跨ってきたバイクの話、バイクに対する思いなどを熱く語り始めた。

 

午前8時40分、室蘭へ向けて出発。

2013-09-23-朱鞠内湖展望パーキングから

往路とほぼ同じルートで先ずは朱鞠内湖で写真撮影

貯水量が多い時はこのダムも幾らか見栄えはするようだ。

2013-09-23-幌加内付近

天気も良く信号も殆どない快適ルートだが、かなり寒い。

ジャケットの上からカッパを着こんで丁度良いくらいだ。

2013-09-23-道の駅田園の里うりゅう

道の駅 田園の里うりゅう 

施設内のレストラン 味工房サルルンで昼食

2013-09-23-雨竜 味工房サルルンのかつ丼とそばのセット

地元周辺の野菜や雨竜町産の米「ほしのゆめ」を食材に使っったメニュー中心の和食レストラン。

「竜の釜」という釜で炊き上げた釜飯が一番人気のようだが、今回はかつ丼とそばのセットを注文したが、味は文句なしに旨かった。

正午少し前に入店したので直ぐに座る事が出来たが、ピーク時間には満席で順番待ちになるようだ。

 

午後3時40分 無事帰宅。

今回のツーリング、雨に当たることもなく特に宗谷岬では快晴の下景色を堪能する事が出来た。

ただ、第一の目標である函岳頂上からの眺めは残念な結果に終わってしまった。

来年もう再度挑戦することと、夏のひまわり畑をノリカラ君にみせてあげようと思う。

 

今回の走行距離、1184キロ。

 

END

 

2013年9月22日

2013-09-22-美深の朝

午前6時 キャンプ場の周囲は深い霧に包まれていた。

昨夜は雨は降らなかったが、相当の冷え込みでテントはベッタリと夜露に濡れている。

ノリカラ君のテントかなり通気性が悪いらしく、呼吸困難になりそうになりながら夜中に何度もテントの中についた結露をタオルで拭っていたそうだ。

夜勤明けで疲れていた体に更に寝不足の追いうちをかけられたようなものだ。

 

天気予報を確認しても雨の降る気配はない。時期にこの霧も晴れるだろう。

今回の第一の目標!函岳へ向かって出発!

びふかアイランドからR40を美深町市街地方向に3キロ程進むと、左手に「函岳」の案内看板があった。

2013-09-22-函岳入口にて

R40から5キロ程舗装道路を走った先に函岳への入口がある。

ここから函岳まで約27キロ、頂上までダートが続く。

2013-09-22-函岳までの林道

函岳までの林道は道幅も広く、砂利も浅くて締まっており、林道としては走りやすい方のダートだった。

「走りやすい」とは言っても、まだまだ林道&オフ車初心者の私。。。。

硬い路面の上で転がる砂利でフロントが滑る。。。中々うまく走れない。

ジェベルはオフ車と言っても、ツーリング向けの設計。タンクが大きいだけに満タンだとフロントの安定が悪い。

車体を安定させるのに手こずりながら走り続ける。

 

オフ車歴1年先輩のノリカラ君に途中から先を走ってもらう。

ノリカラ君軽快に先を走り、徐々に引き離されてしまう。。。「追いつけない・・・」

オンでは負けないつもりだが、ダートだとちょっと分が悪いな。。

「それにしてもちょっとスピード出し過ぎでは??」 

 

2013-09-22-転倒後のノリカラ君

あららっ!

どうやらコーナーで転倒してしまったようだ!

大事には至らなかったので、気を取り直して再出発!

林道でスピードは必要ないので、ゆっくり行こう。

2013-09-22-加須美峠分岐点

加須美峠(かすみとうげ)の分岐点

ここから函岳山頂まで約10キロだ。

 

2013-09-22-分岐点から少し先からの眺め

この辺りまで来ると、視界がひらけて眺めが良くなる。

青空も見えだした。期待が高まってくる。

2013-09-22-先を行くノリカラ君

2013-09-22-頂上へと向かうノリカラ君

 

2013-09-22-頂上近くの直線道路

頂上近くの直線道路

他のサイトでもよく掲載されている頂上近くの直線道路。

もうかなり高いところのはずなのに、平地のような道があるのが何となく不思議な感じがした。

頂上付近は雲がかかっている。

晴れてくれるといいが。。一抹の不安を感じながら先へ進む。

 

山頂到着

2013-09-22-函岳山頂の看板

ついに山頂到着。しかし、残念ながら雲に覆われ視界は著しく悪い。

駐車場の隅に立てられた看板にはアイヌ伝説が書かれていた。

大昔、巨大な津波が大地を飲み込み。人々はこの函岳に難を逃れて来た、、、とか。

本当にそんな大きな津波があったのだろうか?

そんな大きな津波なら、日本列島の大半が飲み込まれてしまっていたろうに。

2013-09-22-函岳ヒュッテと2台のオフ車

山頂の函岳ヒュッテの前に2張りのテントと2台のオフ車が停まっていた。

札幌から来たライダーで、昨日から晴れを待ってキャンプしているそうだ。

「この調子なら今日もダメそうですね」 残念そうに話していた。

2013-09-22-函岳山頂のレーダードーム

2013-09-22-石積みと一体化したノリカラ君

ノリカラ君はついに石積みの石となってしまった。

 

2013-09-22-函岳から下山

何とか晴れる事を期待して30分程まったが、見込みがなさそうなので下山することにした。

 

登りは少し苦戦したが、ジェベルのダート走行にも大分慣れてきた。

先を行くノリカラ君のペースにも難なくついて行けるようになった。

 

 

 

この続きは後ほど ・・・(3)で公開します。

 

 

 

 

2013年9月21日

2013-09-21-ノリカラ君到着

久しぶりにノリカラ君とのツーリング。

本当は先週の9月14日~16日の3日間を予定していたが、まるで狙ったかのような大荒れの天気の3日間となってしまったため、本日に予定を延期となった。

私はフルの三連休だが、ノリカラ君は夜勤明けでの出発。

2013-09-21-コンビニで合流

自宅近くのコンビニで合流。

ノリカラ君さすがに夜勤明けで眠そう・・・、眠気覚ましのドリンクを買って出発。

 

今回のツーリングの第一の目標はバイクで函岳の山頂まで登る事。

「函館(はこだけ)」とは?

道北の美深町と音威子府村、歌登町の境界を分岐する標高1129.3mの山の事である。

山頂まで林道が整備されており、車やバイクで登る事が出来る珍しい山なのだ。

重いロードバイクではさすがに厳しいが、オフ車でなくとも何とか登れるダートの道であり、ライダーは人気の場所だ。

美深町の函岳の情報

 

苫小牧からR234を安平町→由仁町、栗山町からR30三笠町、R12美唄市→奈井江町、R275浦臼町→新十津川町→雨竜町とひたすら信号の少ない下道を走る。(R30は一車線で大型に阻まれ流れが悪かった)

2013-09-21-R275幌加内手前

深川市で給油後、R281で多度志、再びR275に入って幌加内町、朱鞠内→名寄市と北上。

深川市を通り過ぎてから名寄市までは、とにかく信号が少なく快適な道路だ。

北海道にはこんな道がまだまだ沢山残っているのに、高速道路の延長って本当に必要なのだろうか?と疑問を抱きながら走り続ける。

途中、道路に沿って流れる雨竜川が綺麗だった。

晴天の紅葉時期なら絵になる景色だろう。

2013-09-21-道の駅 森と湖の里ほろかない

道の駅 森と湖の里ほろかない

雨にも降られず時折日差しがあるくらいの天気だが、とにかく気温が低い。

しっかり防寒対策をしてきて良かったと、つくづく思う。

2013-09-21-bifuka-005.jpg

やってます。ひとつ目カメラマン。

 

名寄北から名寄バイパスに乗って智恵文で降りる。

バイパスがどこからどこまで延びているのかが頭に入っていなかったため、美深の手前で降りてしまった。

 

森林公園びふかアイランド

16時50分 予想より時間がかかって、ようやく「びふかアイランドキャンプ場」到着。

2013-09-21-ノリカラ君テントその1

受付を済ませて、暗くなる前にまずはテント設営開始。

ノリカラ君はコンパクトさに惚れて、ホームセンターの在庫処分で買ったテントを持ってきた。

うん???どうやって立てるんだ??

2013-09-21-ノリカラ君テントその2

同時にスタートして、私はテントもタープも設営完了しているが、ノリカラ君のテントはいまだに形すら出来ません。

いたってシンプルな構造であるはずなのに、悪戦苦闘中です。

事前に確認すべきであった。。。。。

2013-09-21-ノリカラ君テントその3

ようやく完成!

後は上からフライシートを被せるだけだ。

何とか寝床が完成したところで、町に給油と(酒の)買い出しに出かける。

今回は荷物を少なくする事と体力温存のため、自炊はせずキャンプ場向かいにある美深温泉内のレストランで夕食を済ませ、冷えた体を温泉で温める。

テントに戻って、まったりとしながらビールを飲むと疲れが一気に押し寄せてくる。

特にノリカラ君は夜勤明けの強行軍で体力の限界に達している模様。

早めに互いのテントに潜り込み眠りに着く。

//// 明日は晴れますように。。。////

 

続く

 

 

ウェブページ

  • p_img
  • 2015
  • バイク用品
  • 用品画像