2013年9月22日
午前6時 キャンプ場の周囲は深い霧に包まれていた。
昨夜は雨は降らなかったが、相当の冷え込みでテントはベッタリと夜露に濡れている。
ノリカラ君のテントかなり通気性が悪いらしく、呼吸困難になりそうになりながら夜中に何度もテントの中についた結露をタオルで拭っていたそうだ。
夜勤明けで疲れていた体に更に寝不足の追いうちをかけられたようなものだ。
天気予報を確認しても雨の降る気配はない。時期にこの霧も晴れるだろう。
今回の第一の目標!函岳へ向かって出発!
びふかアイランドからR40を美深町市街地方向に3キロ程進むと、左手に「函岳」の案内看板があった。
R40から5キロ程舗装道路を走った先に函岳への入口がある。
ここから函岳まで約27キロ、頂上までダートが続く。
函岳までの林道は道幅も広く、砂利も浅くて締まっており、林道としては走りやすい方のダートだった。
「走りやすい」とは言っても、まだまだ林道&オフ車初心者の私。。。。
硬い路面の上で転がる砂利でフロントが滑る。。。中々うまく走れない。
ジェベルはオフ車と言っても、ツーリング向けの設計。タンクが大きいだけに満タンだとフロントの安定が悪い。
車体を安定させるのに手こずりながら走り続ける。
オフ車歴1年先輩のノリカラ君に途中から先を走ってもらう。
ノリカラ君軽快に先を走り、徐々に引き離されてしまう。。。「追いつけない・・・」
オンでは負けないつもりだが、ダートだとちょっと分が悪いな。。
「それにしてもちょっとスピード出し過ぎでは??」
あららっ!
どうやらコーナーで転倒してしまったようだ!
大事には至らなかったので、気を取り直して再出発!
林道でスピードは必要ないので、ゆっくり行こう。
加須美峠(かすみとうげ)の分岐点
ここから函岳山頂まで約10キロだ。
この辺りまで来ると、視界がひらけて眺めが良くなる。
青空も見えだした。期待が高まってくる。
頂上近くの直線道路
他のサイトでもよく掲載されている頂上近くの直線道路。
もうかなり高いところのはずなのに、平地のような道があるのが何となく不思議な感じがした。
頂上付近は雲がかかっている。
晴れてくれるといいが。。一抹の不安を感じながら先へ進む。
山頂到着
ついに山頂到着。しかし、残念ながら雲に覆われ視界は著しく悪い。
駐車場の隅に立てられた看板にはアイヌ伝説が書かれていた。
大昔、巨大な津波が大地を飲み込み。人々はこの函岳に難を逃れて来た、、、とか。
本当にそんな大きな津波があったのだろうか?
そんな大きな津波なら、日本列島の大半が飲み込まれてしまっていたろうに。
山頂の函岳ヒュッテの前に2張りのテントと2台のオフ車が停まっていた。
札幌から来たライダーで、昨日から晴れを待ってキャンプしているそうだ。
「この調子なら今日もダメそうですね」 残念そうに話していた。
ノリカラ君はついに石積みの石となってしまった。
何とか晴れる事を期待して30分程まったが、見込みがなさそうなので下山することにした。
登りは少し苦戦したが、ジェベルのダート走行にも大分慣れてきた。
先を行くノリカラ君のペースにも難なくついて行けるようになった。
この続きは後ほど ・・・(3)で公開します。
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