2014年7月19日
今日も天気はあまり期待は持てそうにないが、取りあえず美幌峠に向かう。
9時15分 美幌峠到着 やはり今日はこの程度。人も少ない
早々に引き返す。
津別峠
和琴に向かって戻る途中、ふと「津別峠」が頭に浮かんだ。
これまで、何度となく屈斜路湖に来ているが、いつも美幌峠くらいしか行った事がなかった。
和琴半島の手前から右折しR588へ向かう。
すぐに一車線の狭い山道になり、急坂で30Rのきついカーブが続く。
途中から開けた場所に出て屈斜路湖が見えたので、一旦バイクを停めて写真を撮る。
すると、峠から降りてきた富山ナンバーの車が停車し、載っていたご夫婦が車から降り、同様に写真を取り出した。
頂上は雲で何も見えなく、がっかりして降りてくると、バイクが停まっていたので、ここが一番良く見えるだろうと思ったそうだ。
ややモヤのかかった屈斜路湖をバックに2ショットを撮ってあげた。
津別峠展望台
峠の頂上にある展望台に着くと、広めの駐車場と西洋の城風にした3階建の展望台があった。
中はトイレと写真が展示してあるくらいで、売店などその他の施設は何もなかった。
見物に来る人も1~2組。道の駅まである美幌峠とは対照的な峠の頂上だ。
展望台に上がってぐるっと見回すが、どの方角も雲で何も見えなかった。
ここの標高は764m、美幌峠の483mと比べてもかなり高い位置にあり、眺めもかなり良いはず。
諦めて峠を降りる。
今日はどこに行っても天気は良くなく、へたをすると雨が降るかもしれない。
楽しく走れる状況ではないので、午前中の内に食料を買い込みキャンプ場に戻ってきた。
湖畔から対岸の山をぼんやり眺めていると、美幌峠が見えた。
いたずらにデジカメでズームアップしてみると、峠付近を通行している車が見えた。
和琴半島散策
退屈なので散策路を歩いて和琴半島を一周してみることにした。
いつも途中までしか歩かないので、これも初めてのことだ。
コバルトブルーの湖水
摩周湖は水深が深いので水は藍色(インディゴブルー)に見え、屈斜路湖は空色(コバルトブルー)に見えると言われている。
1938年に湖底噴火が起こり、湖水に温泉成分(コロイド粒子)が溶けこんだため空色になったそうだ。
意外に最近の事なのだな。
トドマツの純林の中を散策路が続く。
途中の巨木が目を引く。
行った経験はないが、何となく屋久島を連想してしまった。
私のテントの隣りでキャンプしている、白人のカップルも少し先を写真を撮りながら歩いている。
奥に行くにつれて、アップダウンが多く、木の階段になっているところも何箇所もある。
オヤコツ地獄
赤茶けた地肌がみえる湖岸には多数の硫気口があり、温泉の蒸気も噴き出している。
散策路の傍らの地面に手を当てると温かくなっている。
この辺は冬でも暖かいため、コオロギやバッタが一年を通して生息しているそうだ。
和琴公衆浴場 (共同浴場)
オヤコツ地獄で白人のカップルを追い越し、湖岸にある和琴公共浴場に入る。
私が浴場の建物中に入って行くのを見て興味を持ったのか、二人も中に入ってきた。
脱衣所と浴槽がひとつずつしかないのを見て、白人女性が英語で「混浴ですか?」と問いかけてきた。
「そうですよ」と答えると、ちょっと当惑した表情を浮かべて出て行った。
ここは和琴の駐車場前にあった民宿「めぐみや」のご主人が管理されていたそうだが、昨年亡くなってしまい、現在管理している人はいないそうだ。
木の板で流れ出るお湯がせき止められていたので、入ってみると丁度良い湯加減になっていた。
テントに戻ってきて、スーパーで買った厚岸産のアサリを材料にして作った酒蒸しで酒を飲む。
これがとにかく美味い!
食べ終わったナベ類を洗いに水場に行くと、若い奥さんが話しかけてきた。
旭川市から毎年、数家族でここにキャンプをしに来ているそうだ。
気さくと言うか、話好きというか、やたらにフレンドリーだった。
2014年7月20日
本当なら今日は上士幌に移動してもう一泊する予定だったのだが、天気予報では道東方面はどこも日中は曇り空で夕方から雨になっている。
それじゃ行ってもつまらないので、一日早めて帰ることにした。
昨夜話をしたキャンパー達のテント。
薪ストーブまで持ってきている!
昨日の奥さんと出くわす。
奥さん 「今日はどこ行くのさ~?」
私 「天気が悪いから、もう帰る事にした。」
奥さん「あーっ!そうだもねー。気を付けてねー。」
相変わらずのテンションである。
7時20分 和琴湖畔キャンプ場を後に室蘭へ向けて出発
途中、足寄町市内にある里見が丘キャンプ場の下見をする (詳細は後日、キャンプ場情報で)
日高町 道の駅「樹海ロードひだか」の並びにある食堂「ふじかみ」で昼食
ヤマベ天丼セット (天丼とそば) 1,100円(税別)
ヤマベの天ぷらがとても美味かった。
店の方に訊いてみたが、使っているヤマベは養殖ものだそうだ。
ここらでは天然ヤマベも釣れるが、メニューに出す程の数は無い。まあ、養殖を使うのは当然と言えば当然の事だろう。
今回も相変わらず空振りが多いツーリングで終わってしまった。
特に川北温泉が悔やまれる。