2014年7月18日
午前3時 相も変わらず早起きをしたので、半島の根元にある和琴半島公共露天風呂で朝風呂
まだ薄暗い湖を眺めながら温泉に浸かっていると、関西弁の中年男性が二人
湯船の縁と底の間が石で一段高くなっているのだが、苔で滑る。
どうやって入ると良いか私に訊ねてきたので、安全な入り方を伝授してあげた(笑)
彼ら二人もライダーでBMWのF800GSに乗ってツーリングをしているそうだ。
「どこかおすすめの温泉がありますか?」と質問されるが、話を聞くと彼らも私以上に北海道をあちこち走っており、私がおすすめ出来るところは全てクリアしているようだ。
辺りもすっかり明るくなってきたが、屈斜路湖周辺は曇り模様。
藻琴山展望台
今日は斜里からウトロ、羅臼をまわり、中標津を走って戻ってくる予定だ。
午前8時、川湯温泉からR102の急な道路を通って藻琴山展望台の駐車場に到着
天気が良ければ、美幌峠とはまた違った屈斜路湖が眺められるはずなのだが、、、、
残念ながら湖の方は濃い霧に覆われて何も見えない。
15分以上奇跡が起こるのを待ってみたが、一向に変わる気配はない。
諦めて先へ進むことにした。
小清水峠側 晴れていたらどんな景観が広がっているのだろうか?
ずっと以前のツーリングの時(確か2001年)もこんな感じだった。。またいつかトライだな。。
峠を下ると、あっと言うまに青空が広がりだした。
R587を通り、農村地帯の中、小清水町中心部へと向かう。
小清水町
小清水町手前、ここら一帯もジャガイモ畑が広がっている。
小清水町から清里町を一直線に抜けるR334(知床国道)を通って斜里方向へ
道路の左右には田園風景が広がり、緩やかなアップダウンの続く長い直線道路だ。
大型ダンプが3台のろのろと先頭を走る。追禁なので我慢して後ろをついて行くしかなかった。
ウナベツの直線
斜里からR244に入って、ウナベツへ向かう
ここも今回のツーリングの目的の場所だ
よく他のライダーのツーレポに載っているので、一度は行こうと決めていた。
R244を朱円東から外れ、丘に向かって真っすぐ進む。
ほぼ登り切ったあたりでバイクを停める。
振り返ると、斜里町まで一直線に延びた道が水平線に消えていく。
スマホからリモートでデジカメを操作していると、新潟からやってきたハーレーのソロライダーがやってきた。
初めての北海道でこの場所も随分と気に入ったようだ。
道を背景に写真をとって上げた。
さらに、4台のバイクがやってくる。
カムイワッカへ
海岸線に沿って、知床国道をウトロに向かって走る。
適度に心地よいカーブが続く快適な道だ。オシンコシンで休憩していると、他のライダーも「良い道だ!」と絶賛していた。
ウトロからR93知床公園線へ
知床五湖の手前から右折してカムイワッカの湯の滝へ向かうダートを進む
カムイワッカの湯の滝には過去2回、一番奥の4の滝に入っている。
何故4の滝にも行けないのにわざわざ行くのか?
今回はそこまでの道を過去を思い出しながら、一度オフ車で走ってみたかったからだ。
滝自体は1の滝までではつまらない。
原生林の中を進み、途中開けた場所に出る。
原生林の向こうには青い海が広がっている。
湯の滝の駐車場には数台の車が駐車しており、川の中を上流に向かって歩いていく人の姿がみえた。
しかし、過去のようにわらじのレンタルをしている業者の姿もないし、人の数も以前と比べると随分と少ない。
やはり規制の影響だろうか。
知床大橋への道も閉鎖されていた。
通行できるのは登山者のみで、通行の申請書の事前提出が原則となっていた。
カムイワッカの4の滝までは、数年前から落石の危険があるという理由で通行禁止とされている。
しかし、落石の危険は今に始まった事ではないし、元々4の滝まで行くにはそれなりの危険が伴っていたはずだ。
だが、これまで重症者などのけが人が出たという話を聞いたことがない。
確かに「何かあってから」では遅いかもしれないが、全て禁止にしておけば安全という考え方はどうだろうか?
これも、何かあった場合すぐに誰かに責任を転嫁してしまいがちな今の世の中が問題なのではないだろうか?
あ~。。もう一度あのダイナミックな4の滝の温泉に浸かりたいな。。
取りあえず、「ここまで来る」と言う目標は達成したので来た道を引き返す。
考えてみると今回のツーリングでこれまで一度もエゾシカを見ていない。
特に見たい訳ではないのだが、例年このあたりではたくさん見かけるはずだ。
ここ数年自然保護と農作物の被害を減らすために駆除がすすみ個体数は多少減少しているとは聞くが。
それにしても??逆に私の地元室蘭の方が年々見かける頭数が増えている気がする。
一説には日高山脈を越えて移動してきているとも聞くが、そのせいだろうか?
知床峠
峠頂上付近からウトロ側の眺め
峠頂上から羅臼岳
良く晴れて羅臼岳もきれいに見える。
しかし、平日とは言え随分と観光客の数が少ないな。バイクもあまり来ないし?
羅臼側は雲で覆われている。
峠を下り、道の駅らうすへ立ち寄る。
ここは相変わらずいつも混んでいる。駐車場もいっぱいで、やっと隅っこにバイクを停めた。
施設内にあって、毎年利用している鮮魚店の「舟木商店」でホッケを買って自宅に配送してもらった。
社長はウニやらカニやら色々試食させてくれ、店のおばちゃんは気さくに話しかけてくる。
海水温上昇の影響か?今年はホッケ漁も不漁でかなり少ないそうだ。(それでも値段は良心的)
「羅臼の山の雪も毎年少なくなってくしょー。」おばちゃんはそう語る。
川北温泉へ
知床半島を離れ、標津からR244を金山方面へ進む
次の目的地、川北温泉だ。
ロードバイクでも行けない程のダート道なのかどうか分からないが、取りあえずオフ車のうちに行ってみようと思っていた。
標津の海岸から斜里方向に約10km。
標識もあって意外に分かりやすい。
おまけにダートへの入り口には親切に「川北温泉」の看板が立てられている。
「これなら楽勝!!」のはずだったが・・・・
笹の沢林道の入り口に入ると、「げっ!通行止め」
しっかり頑丈な鎖がかけられてる。
調べてみると、昨年の大雪で道路が50mに渡り決壊してしまっているそうだ。
入り口の傍らには大型重機が放置されるかのように駐車していたが、復興工事をしている気配はまったくない。
林野庁では今年の6月に復興工事の入札をしているようで、着工はそれ以降のようだが。
温泉利用を待ち望む人も多く、一日も早い復興を願う。
「確か林道へは別の方からも入れたはず」
R975川北側にも林道への入り口があるはずなのだ。
一応さがしてみたのだが、いまひとつ入り口がわからなかったので、今回は断念することにした。
また次回挑戦だな。。。
開陽台もちらりと立ち寄ったが、天気も悪く人も少なく、いまひとつで早々にその場を去る。
養老牛や神の子池も寄る予定だったが、時間的に厳しくなってきた。
仕方なく、キャンプ場に戻ってホタテを焼いて酒をのむ。
湖心荘
ここに来ると無料の露天風呂があるので、いつもそこで入浴を済ませてしまうのだが、たまにはちゃんとした風呂に入って体を洗うことにした。
湖畔のキャンプ場のすぐ裏手に(キャンプ場入り口横)に温泉旅館「湖心荘」があるのだが、一度もりようしたことがなかったので、入ってみることにした。
露天風呂こそないが、静かで良い泉質の温泉だった。
ちなみに日帰り入浴は大人400円
続きはVlo.3で
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