2017年8月13日
午前4時、出発の朝
夏休みは8月11日から17日までと結構長期に取っていたが、台風のお陰で最初の2日間を無駄にしてしまった。
自宅付近は今日も朝から雨が降っているが、予報では道東方面は曇り、明日からは回復するとの事。
雨の暗闇の街を通りぬける。
「今日はどこで雨が止むだろうか?」そう思いながらひたすら走る。
いつもの通り白老ICから鵡川ICまで高速道路を走る。
白老も雨、苫小牧も雨、厚真も雨、鵡川も雨。
一旦、下道を走り、占冠ICから十勝清水ICまで無料期間中の高速を走る。
今日は13日、お盆の真っただ中で、さらに帯広の花火大会がある日だ。
日中の占冠~十勝清水間は相当渋滞するだろう。
もたもたしていると大渋滞に巻き込まれる恐れがあるため、いつもより早めに自宅を出発したという訳だ。
おかげでスムーズに走る事が出来たのだが、やはり普段よりはかなり交通量が多かった。
午前8時、鹿追町のセコマで朝食
最近のコンビニはちゃんと座って食べる事のできるスペースがあるのが有難い。
相変わらず外は雨降りだ。
セコマからすぐ近くの道の駅しかおいで小休止。
ほんの少し小降りになったかな?
瓜幕~士幌間の直線道路
ああ、、雨止んでくれないかな~。
少しは小降りになったものの、まだまだスッキリしていない。
今日の天気は諦めるしかない。
今回は4泊5日の予定で、本来は11日に出発して15日に帰り、残りの2日間は休養と旅先で撮った写真や動画の整理をするつもりだった。
前述したとおり最初の2日間を無駄にしてしまった。
今日のキャンプ地は野付の尾岱沼ふれあいキャンプ場を予定している。
「晴れ」とまでは行かなくとも、曇り空程度で道路が乾いていれば、そこをベースに久しぶりに知床の温泉や川北温泉など温泉めぐりを楽しもうと思っている。
青空の下の景色も楽しみたいが、これまでのツーリングで何度か味わっているので、それは良しとしよう。
今のところ明日からの予報は曇り、休み後半は晴れマークも表示されている。
後半はこれまた久しぶりに浜中町のきりたっぷ岬キャンプ場に行く予定だ。
空に舞う熱気球たち
上士幌町まで来ると、カラフルな気球が沢山上空に浮かんでいた。
「そうか!今日は北海道バルーンフェスティバルの日か!」
調べて見ると今年は11日から13日の期間で、今日は最終日だった。
せっかくなので、航空公園まで行ってみた。
広場には露店が並び、気球が地表近くや上空に数多く浮かんでいる。
青空だったら良い眺めなのに残念だ。
キャンプ場も駐車場には数えきれないバイクと乗用車、キャンプサイトもテントでびっしり埋まっている。
一年の内でおそらくこの日がもっとも利用者が多いのだろう。
国道241号足寄国道
足寄市街地を過ぎ茂足寄あたりまで来た。
路面は乾いているが、この先が心配だ。
濡れた路面状態で急坂と狭いコーナーの連続する阿寒横断道を走るのは思いやられる。
結局は雨が降り続く中スリップしないよう細心の注意を払いながら峠越えを果たす。
どこでも豚丼?
弟子屈市街に到着すると昼飯時間になった。
「どこで食べようか?」
弟子屈中心部にはこれとった飲食店が少ない。
市街からはずれた遠くには小洒落た美味しい店が結構あるのだが、そこまで行く時間はない。
妥協して以前食べたことのある摩周駅横の「ぶた丼の店 ぽっぽ亭」に行く事にした。
店前まで行くと順番待ちの行列が出来ている。
並んで待って食べる程ではない。別の店にする事にした。
どこか手頃な店はないか?
以前はラーメンやそば、丼物を出していた普通の食堂も、「豚丼」の大きな看板をあげた店になっていた。
ここも行列が出来ている。
「十勝(道東)の名物 = 豚丼 」がここまで定着しているのかな?
弟子屈は十勝ではないが、流行に便乗しているのだろう。
思うが「肉やタレにこだわっている」と言われても、豚丼はそれ程大そうな料理じゃないと思うのだが。
良さそうな豚肉と豚丼のたれを買って、家で作ってもそれ程変わりはないし、下手をすれば店で食べるよりずっと美味い。
おまけに高い代金を払う程の材料費もかかっていない気もする。
結局はコンビニで幕の内弁当を買って店内で食べた。(この方が良いや)
偶然
道の駅摩周で小休止
さて、「次に行こう」とバイクに乗ろうとした。
「あれ?何か違う?」
自分のVersysと1台別のバイクを挟んだ反対側に、偶然にももう1台同じ黄色いVersys650が駐車していた。
自分と違うのはカワサキ純正のハイビームとトップケースが装備されていた。
白いVersysはたまに見かける事はあったが、同じカラーのは初めてだ。
その持ち主とは挨拶する事もなく(そんな雰囲気ではなかった)その場を後にする。
尾岱沼
虹別から道道150を通り標津に抜けるつもりだったが、開陽台手前で道を間違え中標津の中心を通ってしまい、時間ロスをした。
いつもなら開陽台に立ち寄って行くが、天気が悪いのでスルーし、道道975を真っ直ぐ走り、国道244から標津町の海岸にでるつもりだった。
開陽台付近の交差点でやや方向音痴に陥ってしまったようだ
標津町の海岸線に出た。
雨は止んでいるが相変わらずのグレーの空。
尾岱沼ふれあいキャンプ場
15時、尾岱沼ふれあいキャンプ場に到着
管理棟で受付をする。
管理人さん、親切にキャンプ場利用について説明してくれる。
何度か様子を見に来た事があるが、利用は今回初めてだ。
管理棟の建物の中には受付のほか、売店、電子レンジ、電気ポット、休憩室など設備も充実していた。
場内の通路に沿ってテントサイト近くに車両を駐車出来るのも有難い。
早速、テント設営。
タープまで張り終わった途端、雨が降り出した。
こんな経験、これまでも何度かあったな。
管理棟でゴミ袋(分別)を購入。
種類別に4枚まとめての販売で、忘れてしまったがすごく安い料金だった。
有料にも関わらずゴミは完全持ち帰りにし、利用者の立場に立っていないやる気のないキャンプ場と比べると雲泥の差だ。
野付温泉 浜の湯
夕食の買い出しとガソリン補給後、ガソリンスタンドの人に教えてもらった「野付温泉 浜の湯」で入浴。
スタンドの人の説明が分かりづらく、説明してもらったイメージとは全然違う場所にあった。
ほぼ自力でたどり着く。分かってしまえば簡単な場所なのだが。
外装はリフォームしたようだが、中はいかにも古くからある温泉って感じだ。
露天風呂は国道の真下の崖にくっついた状態で、建物の方に傾斜している。
湯船からあふれ出るお湯は内風呂のドアに向かってザーザーと流れていた。
迷惑なキャンパー
自分のテントの近くには大きなバーベキュー棟が建っている。
かなりの人数が座る事ができ、雨風もしのげる立派な建物なのだが、1組の男女の他は誰も利用していなかった。
ライダーも何組かテントを張っているが、皆自分のテントの前で食事をしている。
起きていても退屈になってきたので、早めの就寝。
夜11時くらいだろうか?それまでは静かだったのだが、隣でテントを張っていた外人の男女数名が、大きな声(中国語)で談笑し始めた。
周りは皆静かに寝ているというのに。
腹が立って「うるさい!」と何度か寝ながら怒鳴ってみたが、一向に収まる気配がない。
おそらく1時過ぎまでそんな調子だった気がする。
いよいよ我慢できなくなったら、次はテントに言って注意してやろうと思っていたが、その時は相手も寝てしまっていた。
道東や道北は比較的外人の観光客も少なく、マナーの悪さに嫌悪感を抱く事もあまりないのだが、今回はさすがに腹が立った。
たのむから、日本に来るならちゃんとマナーを身につけてから来いよ。
まあ、そんな事よりも先ず明日からは雨が上がって欲しい。
#2に続く
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