2017年9月16日
今年はとにかくついていない。まとまった休みを取っても大半は天気に裏切られ続けてきた。
シーズンとしてはまだまだキャンプツーリングも可能なのだが、キャンプツーリングは今回で最後にしよう。
天気が良ければ3泊4日で今年まだ行っていない知床や霧多布などに行こう。
そう計画を立てていたのがが、またしても18日(予定3日目)には台風18号が北海道に最接近する。
近年の台風は本当にたちが悪い。
東シナ海まで北西に進路を取っていたと思いきや突然進路を変えて、しばらく停滞した後ゆっくりと日本列島を舐めるように進み、各地に被害をもたらしていく。
結局知床方面は諦め、上士幌でキャンプし三国峠や然別の鹿の湯など今年行っていない所を中心にまわる事にした。
何度も走っている場所な上に、ひとりだと内容も薄いので、今回はさらっと書く事にしよう。
道の駅ぴゅあ21しほろ
自宅からここまでの経過は大して変わり映えしないので割愛しよう。
最近、移転リニューアルした道の駅「ぴゅあ21しほろ」で少し早い昼食。
移転前の道の駅よりも大きくお洒落な建物になっている。
店内には土産物店のほか、カフェ、レストランその他施設も充実していた。
施設内のレストランにじいろ食堂で士幌牛丼定食(850円)
士幌和牛の料理が中心なので単価の高いメニューが多いが、貧乏な自分は安い方だった牛丼にした。
味は?自分にはちょっと薄めかな。
11時40分、上士幌町の航空公園キャンプ場に到着
流石にこの時期になると利用者も大分少ないが、夕方になるとバイクも7~8台くらい停まっていた。
受付小屋もまだ設置されている。
夕方になると管理人が来るようだ。
テントを張り終え、場内に数箇所設置されている野外炉から残った炭を拾い集める。
今日は夜から冷え込むらしいので、コンパクトバーベキュー炉で暖房や夕飯用に利用するつもりだ。
けして炭代をケチっている訳ではない。
そのまま炭を残しておくのは勿体無いので再利用だ。エコですよ。
それに、現地で炭を買っても一人で3Kgは多過ぎるし、かといって自宅からバイクに積んでくるのは少量とはいえ荷物になる。
ひと通り炉をまわると結構な量になった。
もし、炭が無かったら枯れ枝を集めて燃やすのもありだ。
三国峠へ
ぬかびら源泉郷を通り過ぎ三国峠へ向かう。
三股付近の白樺林はライダーにも人気があるようだ。
松見大橋
峠の駐車場に7人位のライダーのグループが駐車していたが、全員中国語を話していた。
松見大橋
あまりにも有名な眺めだ。
松見大橋は峠の駐車場から上士幌側に戻って2つ目の「緑深橋(りょくしんばし)」からの眺めが一番良いと思う。
松見大橋から緑深橋を仰ぐ
三股荘
何年か前にここで昼食を食べた。
幌加温泉
幌加温泉 鹿の谷
久しぶりに、三国峠とぬかびら源泉郷との中間あたりにある幌加温泉 鹿の谷で入浴
中は以前と何も変わっていなかったが、受付してくれた女性は前と違っていた。
内風呂には3つの湯船があり、「カルシウム泉」「ナトリューム泉」「鉄泉」と札が貼られているのもそのままだ。
露天風呂も変わっていない。
蟻に足を噛まれるところも同じ! 痛い!
違ったのは以前の時は自分一人だったが、今回は4人の男性が入っていた。
受付の所にいた常連さんらしい男性が話していたが、最近は結構お客さんが多く、駐車場も一杯になって引き返す人もいる事があるらしい。
もう一軒隣に温泉宿があったが、最初に自分が来た時のもっと前から閉鎖しているが、ここはいつまで存続して欲しいと思っていたところだ
そんな話を聞けてちょっと嬉しくなった。
これも何度も見ているが、ついでなのでタウシュベツ橋梁跡へ
橋の下に小さく人の姿が見えたのでズームアップしてみると、どうやら写真を撮っているようだった。
ぬかびら源泉郷を過ぎ、上士幌市街へ戻る
DREAM DOLCE
キャンプ場の近くに新しくスイーツの店が出来ていた。(8月10日オープン)
DREAM DOLCE と看板が付いているが、ネットで調べると、ドリームヒルと言う会社が経営しているらしい。
「アイス工房ドリーム」の新店舗との事だ。
十勝の牧場の牛から搾った生乳を使用し、ジェラートやアイスクリームを販売している。
普通アイスには卵を使用しているそうだが、ここのアイスは使用しておらず、さらに空気密度も低いため牛乳の甘さを一層感じられるようになっている。
実際、アイスをひとつ食べて見たが濃厚で本当に美味しかった!
買い出しをしてキャンプ場に戻る
受付小屋にも管理人がいたので、料金を支払う。
食事の支度をしていると、ライダー二人にゴミ棄ての場所を聞かれたり、トイレの場所を聞かれたりした。
確かにここは昔から何度も利用しているので良く分かっているが、訊ねられるのは初対面のライダーなのだが。
昨年もそうだが、決まって自分に訊ねてくる?
良く知っている雰囲気を出しているのだろうか?
拾った炭をおこして夕飯。
ちょっとずつ色々な物を焼いて食べたいが、ひとりだとどうしても余してしまう。
JAのスーパーで買った焼肉用の鶏肉がジューシーでとてもうまかった。
予報ははずれて夜も温かかったが、炭火の炎を眺めながらのんびりと過ごす。
2017年9月17日
翌朝、撤収作業をしているとタンクやカウルなどバイクの黄色い部分に小さな虫がビッシリと張りついている。
取り除いても次々に張りついてきりがない。明るい色が好きなようである。
隣でテントを張っていた習志野ナンバーのGPZ900
彼も今日の夜に苫小牧からフェリーに乗って帰る予定だったが、近づいている台風の影響で運航休止になったそうだ。
止むなくこれから函館まで走って、ホテルに泊まり次の行動を考えるそうだ。
函館までは、ここから約500キロ、高速を使うのだろうがちょっと大変だな。
彼も自分と同じタナックスのツアーシェルケースを使っていた。
雨天に付属のレインカバーをそのままかけて走行すると、内側から雨水がカバーに溜まってケースの半分くらいの高さまで浸水してしまうのだが、彼も当然知っていた。
自分はカバーの底部分に穴を開けてグロメットで補強しているのだが、彼はカバーは一切使わずケースの内側から防水シートを張っていた。
自分も参考にしてみよう。
少しの間、GPZ900のライダーと会話して別れる。
然別 鹿の湯
昨年の大雨の影響で通行止めになっていた然別峡の鹿の湯露天風呂へ向かう
途中何箇所か川の護岸工事や道路の欲しゅうがあったが、何とか終点まで舗装は済んでいた。
然別野営場に到着
入口にバイクが数台停まっている。
キャンプ場でライダーが仲間どおしでテントを張っていた。
キャンプ場内を通り抜け奥にある露天風呂へ向かう
鹿の湯
渓流沿いにある鹿の湯は健在だった。
川の形が少し変わっていたのと、湯船の中心の岩が湯面に沈んでいた。
脱衣場所も女性への配慮なのだろう。
小さい屋根がかかっただけの狭い場所をシートで囲って二つに分けていた。
帰り道、日高の沙流川にかかった橋の近くで沢山のオフロードバイクとすれ違った。
横道から何台も出てきたが、その奥で競技をやっていたようだ。
自宅に近づくと台風が近づいている影響で、海岸には荒波が押し寄せていた。
この台風さえ来なかったら、もう2日ツーリングしていられたのに。
今回の走行距離 780キロ、 累計 27400k
帰ったらフロントタイヤの交換だ
END