2010年7月9日
翌日は朝からよく晴れ、気温もぐんぐん上がって来た。
半島の周辺を散歩した後、砂川市からご夫婦で道内をキャンプしてまわっていると言う方にコーヒーをごちそうになる。
砂川市は私の出身地からも近いこともあって、話がはずむ。
移動のためテントを撤収し、バイクに荷物の積載を完了する。
駐車場の横にある民宿からは、BMWに乗っている年配のライダーが数人、出発の準備を始めている。
キャンプ場横に3件ある売店兼民宿のうちの1件のご主人と少し話をした。
昭和30年頃からの営業で現在のご主人は2代目との事。
70歳は間違いなく過ぎているであろう、その方に後継者はいない。
ここ数年旅行者もライダーの数もめっきり減ってしまった。
「知床旅情」の唄が大ヒットした頃はこの辺も異常な程旅行者が多かったんですよ。すっかり寂しくなってしまったけど、でも、これが正常な姿なのかも知れませんね。」
じっとその場所を見つめながら、静かにそう語ってくれたご主人。
やはりどこかさみしそうだった。
養老牛温泉 からまつの湯
弟子屈からR243、途中ひさしぶりに多和平に寄った後、虹別からR885に入り、養老牛のからまつの湯へ
しばらく浸かっていると、湯船のすぐ横で釣り人が渓流釣りをはじめた。
湯から上がって身支度をしていると、今度は塗装業らしい男性が入っていた。
みると、湯船の中で温泉に浸かりながら髭をそっている。
無神経さにあきれながら、その場をあとにした。
はじめてのトド
11時50分 羅臼のまるみ食堂に到着
これまで何度となく羅臼に来ているが、ここで昼食を摂るのは始めてだ。
たまには知床でなければ食べられないものを、と思い「とど肉定食」を注文。
とど肉定食 1,890円
とど肉の焼き肉にカニ汁、イクラ、その他1品が出てきた。
とど肉は臭みをとるためワインに漬け込んだものを焼いているそうだ。
味は普通の焼き肉とそれ程変わらないが、大型動物とあって筋肉質で弾力が強く、やや硬めだった。
北の国から2002年の舞台となった「純の番屋」
現在は食堂となっている。
昨年ここでコーヒーを飲んだが、今回はパス。
ウトロ
雲の中の知床峠を越えてウトロへ。
知床五湖
この時期、無料で自由に歩けるのは整備された高架木道のみとなっている。
15時30分 知床国設野営場へ
いつものお気に入りの墓地側のサイトにテントを張る。
全然怖くないよ~。
今日のお風呂は、キャンプ場のすぐ隣にあるホテル「夕陽のあたる家」で日帰り入浴。 (500円)
何故か、最後まで私一人の貸し切り状態だった。露天風呂もあります。
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