2012年8月24日
毎日天気予報とにらめっこしながら、晴れの日を狙い今年も道北ツーリングを決行。
今回で3回目の道北ツーリングだ。
朝5時自宅を出発。
昨日の昼までの予報では、道北地方も晴れになっていたが、夕方になると道南から留萌管内までは昼くらいまで曇りか弱雨に変わっていた。
相変わらず、直近までは精度の低い天気予報だ。
国道36号線を走り、苫小牧市内を抜け、沼ノ端からR234を安平町、由仁町、岩見沢と走り、一旦R12号に乗って道の駅「三笠」で休憩。
途中、糸井付近であわや、「今回のツーリングも出発40分で終了か!」と思うようなアクシデントに遭遇したが、事なきを得、無事にここまで来れた。
月形大橋
峰延からR275に入り、月形町から信号の少ない快適なルートをひたすら北上する。
午前9時、道の駅「田園の里うりゅう」に到着。
全ての道の駅を制覇するつもりは毛頭ないのだが、せっかくのツーリング何かイベントがないと面白くないので、立ち寄れる限りの道の駅でスタンプを押すようにしている。
しょうも無いミッションを自分にかせて、取りあえず本日最初のスタンプを押す。
北竜町 ひまわりの里
以前ここで、快晴の日に咲くひまわりを見ているので、曇り空であることからそれほど期待してきた訳ではないが、
今週末でここのひまわりも全て刈り取られるとの事なので、一応立ち寄った。
9時過ぎなので、観光客も数人しかないない。
売店やひまわりの迷路の受付も暇そうで、あくびをしているお姉さんもいた。
北竜門
さらに、道の駅「サンフラワーほくりゅう」
ここは、北竜温泉とホテル、パークゴルフなどのある総合施設になっている。
2対のドラゴンが構えている「北竜門」がちょっと面白い。
途中8台くらいの仲間で走っているバイクを追い抜いてきたが、ここで休憩している間に通り過ぎて行った。
距離は短いが、深川留萌自動車道を北竜ひまわりICから留萌幌糠間利用する。
おびら鰊番屋
留萌市内で燃料を補給し、海岸線を北上。
鬼鹿にある道の駅「おびら鰊番屋」で休憩。
先ほど抜いて行ったグループが休憩していた。
スクーターとドラッグスターに乗った若いカップルが写真を撮っていたので、2ショットを撮ってあげた。
京都から来た2人も稚内目指してツーリング中との事。
宿泊はライダーハウスらしい。
北へ
宗谷を目指しオロロンライン(R232)を北上。
ここまで来ると、すっかり晴れ模様。ただし、海上はよく晴れているが、陸地側には雲が多い。
お決まりの風力発電の風車が並んでる。
途中、苫前、羽幌、初山別と道の駅に立ち寄る。
羽幌の道の駅では、稚内から南下してきた原付の若いライダーと話し込んでしまった。
やたら寄り道が多いので、予定していたペースよりかなり遅れだしている。
12時30分 遠別町 道の駅「富士見」の売店で昼食。
たこ天かまぼこそば 650円
そばは普通だが、たこが入ったかまぼこがおいしかった。
スクーターに乗った年配のライダーが休憩していた。
彼も、稚内を目指してツーリング中。宿泊は民宿らしい。
道の駅「てしお」で XJR400の学生ライダー。
小樽に上陸して海岸線をずっと走って来た。
初めての北海道ツーリングで、土地勘、距離感が全くない。
いくつかポイントを教えてあげたが、通り過ぎてしまった事を非常に悔んでいた。
話をしている間に、先ほど富士見で会ったスクーターのライダーがやって来た。
彼は、北海道も慣れているので、若いライダーへのアドバイスは彼にまかして先を急ぐ。
サロベツ原野
オトンルイ風力発電の風車
13時30分。ようやくここにたどり着いた。
幌延町サロベツ原野にオロロンラインR106に沿って一直線に28基の風力発電の風車が立ち並んでいる。
最大発電力は21000kw。
発電用風車は全国各地にあり、いまや珍しくもなくなったが、これだけの風車が一直線に並ぶ眺めは無いようだし、ちょっと面白い景色だ。
電柱が入らない横道にバイクを停めて。ちょと写真撮影。
上空の雲がちょっと邪魔だが、まあこんなものか。
景色としては面白いが、地球温暖化抑制のためではあるが、反面原野の自然を破壊してもいる。
ちょっと複雑な思いだ。
晴れてはいるが、利尻富士もイマイチすっきり見えないな。
ヘルメットの上にカメラを取りつけたバイクが手を振って走り去って行った。
1年ぶりの直線道路。
走行中、車載カメラで。
稚内到着
14時半、ようやく稚内市内に到着。
まず、新しく出来た道の駅「わっかない」に立ち寄る。
が、ただのJR稚内駅に道の駅の看板をつけただけのところだった。
何か道の駅らしい施設が近くにあったのだろうか?私は見つける事ができなかった。
駅の裏にはすぐ稚内港があり、一応稚内市の観光スポットである北防波堤ドームがある。
防波堤の役目と、桟橋から駅までの乗り換え通路の二つの役目を兼用するため、昭和6年から5年の歳月をかけて建設されたそうだ。
古代ギリシャの建築物をイメージさせる柱が並んでいるのが印象的だ。
ドームを挟んで向かいの道路には大型観光バスがずらりと並んでいた。
稚内森林公園キャンプ場に到着。
テントの貼りやすい場所を選んで・・・・。
前日に雨が降ったのか、サイトはどこもぐっしょりと濡れている。
靴で地面を踏むとじわっと水がにじみ出してきた。
水はけは余り良くないようである。
バイクは4~5台。
キャンピングカーと乗用車が数台駐車しておりキャンプ場を利用している。
テント設営が終わったので、稚内市街地の北端にある、ノシャップ岬に立ち寄る。
雲が多かったが、利尻富士も見える。
海を眺めている若いカップル。
おびら鰊番屋で写真を撮ってあげた二人だった。
蒸し暑い一日。今日はたっぷり汗をかいた。
半島を挟んで市街と反対側にある稚内温泉「童夢」で汗を流す。
露天風呂からは、日本海と利尻富士が見えた。
温泉から出てキャンプ場に戻る支度をしていると、CB400RRのライダーが明るく声をかけてきた。
彼も北海道ツーリングは初めてで、やはりライダーハウスに泊まるらしい。
「キャンプをすればいいのになー。」とは思うが、ツーリングの仕方も人それぞれだ。
キャンプ場に戻る前に、食料を買い出しにスーパーをあちこち転々としてしまった。
今回は荷物の軽量化と簡単に食事を済ますため、米とライスクッカーを持ってきていない。
総菜はコンビニでもスーパーでも売っているが、白飯が中々ない。
結局、ちょっと遠いホクレンスーパーまでウロウロとしてしまい、かなりの時間ロスをしてしまった。
「米を持ってきて、炊飯した方が早かったな。」
夜空を眺めながら食事をしていると、隣のテーブルで若い男性が二人食事をしながら話をしていた。
途中から私も話に参加させてもらう。
一人は東京からきている20代のチャリダーで、北海道は3週間目。
もう一人は神戸からきている30代のライダーで250ccのバイクに乗っている。(車種はわからなかった)
会話がはずんでいる内に、二人の人生観から恋愛話に及ぶ。
どちらかと言えば、悲恋だ。泣けるような話になってきた。
話も、そろそろ終わりかけた頃合いを見計らってテントに戻る。
深夜はぐっと冷え込み、夜露がテントを濡らした。
本日の走行距離 487km
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