2015年8月11日
今朝も和琴周辺は晴れているが、だんだん悪くなる予報。このままいてもしょうがないので、上士幌まで移動する事にした。
昨日ハンマーを貸してあげたFZ-1の若者が、ホームセンターで安く売っていたので、と言って弁償のつもりで新品のハンマーを持ってきた。
それがこれ。。。デカーイ!!
ヘッドがゴム製の本格的なものだ。200円位らしいが。
まあ、せっかくくれたのだから、好意を無にするのも申し訳ないし(荷物になるけど)。
キャンプ場を出て弟子屈市街地に向かう
桜ケ丘森林公園オートキャンプ場
弟子屈の市街地に近く、前から気になっていたので、ちょっと下見。
オートキャンプ場といっても、フリーサイトもありハーレー他2台テントを張っていた。
オートキャンプ場も中心部は大きな広場になっており、それを囲むように一列にオートサイトが割り当てられている。
区画ごとの間隔も広く、隣との干渉も最小限だ。広場はちょっと勿体無いくらいだった。
屈斜路湖湖畔のキャンプ場と違い、静かにアウトドアを楽しみたい人には格好の場所かもしれない。
詳細はこちら
帰り道の阿寒横断道も雨に降られる事なく、快適に超えることが出来た。
R241阿寒横断道を走り、釧路方面へ行くR240と足寄方面R241の分岐点を右折すると、まもなく小さな橋に差しかかる。
手前の駐車場にバイクを停める。
ここを通る度、観光客が写真を撮っているのを見かけるので気になっていたが、つい素通りしてしまっていた。
今日は時間に余裕もあるので、立ち寄ってみる事にした。
滝見橋の滝
阿寒湖と太郎湖からの水がこの橋の下で合流し、阿寒川の源流となっているそうだ。
秋には紅葉の見どころとなっているが、この時期はやっぱり見てもパッとしない。
また来るなら10月かな?
さすがに写真は撮らなかったが、オンネトーへ行く道を曲がって少し行くと、小鹿が口から血を流して寝ていた。
今回のツーリングでは生きたエゾシカは殆ど見かけず、見たのはこの寝ている小鹿とは。。
まあ、エゾシカに関してはあまり可哀想とは思わない。
むしろ、もっと個体数の調整をすべき有害獣と言った認識を持っている。
オンネトー
雲が多く阿寒富士の眺めもパッとしないが、水の色はまあまあの青さ。波がなければもっと綺麗だろう。
景福休業!
昨年開館時間前だったので、あきらめて帰ったお気に入りの温泉、景福。
今年こそ!と思ってやってきたが、、、、何と休業している!!
調べてみると、昨年(2014年)の秋、硫化水素中毒の事故があって、営業停止に追い込まれたそうだ。
改善対策を施すことができないのだろうか、営業再開の見込みが立たずいまだ休業のままになっている。
せっかくの良い温泉、このまま無くなってしまうのはあまりにも残念!
なんとか再開をしてもらいたいものだ。
それにしても、、、ここ2~3年くらいの内に、良い温泉がことごとく閉鎖してしまっている。
ニセコの薬師温泉旅館は豪雪に見舞われ建物が潰れてしまって休業。
少し前になるが雷電の朝日温泉は大雨によるがけ崩れで建物が損壊し休業。
理由は知らないが、ニセコのチセハウスも休業。
標津の川北温泉は大雪で林道が崩壊し通行止め。ここなんか森林管理局はいつまでもたもたやっているんだ、と言いたい。
奥美利河温泉は建物の老朽化により休業中。再建するかどうかも決まっていない。
何とか再開を果たしたのは、然別の菅野温泉くらいか。。ただ、以前の良さは薄らいでしまっているが。
その他にも、経営者の高齢化や利用者の減少によって経営が成り立たなくなりつつある温泉も幾つか頭に浮かぶ。
良い温泉は何とかいつまでも残して欲しいな。
ちょっと沈んだ気持ちでのまま上士幌に向かう。予報通り空模様もあやしくなってきた。
前を行くポルシェが道を譲ってくれた。
「ありがとうございます~。」本気で走れば自分のバイクの倍くらい速いだろうに。
休憩で足寄の道の駅に入ると、オンネトーにいたカップルに会った。
「これから雨が降るので、大抵のライダーは帯広のビジネスホテルに泊まるみたいですよ」と彼女が言う。
結構そんなものかねー。
雨でもテントを張るもの好きは自分くらいか?そんな事はないよねー。
若いんだから、みんなもっと逞しくツーリングをして欲しいなぁ。
11時40分、航空公園キャンプ場に到着。
自分以外のバイクは1台だけ。まあ次期にもう少し増えるでしょう。
雨が降り出す前にテント設営を完了。
天気が悪いので期待はしていないが、せっかくここまで来たのでいつものナイタイ高原にも行って見る。
駐車場に男女カップルのライダー(確か横浜から?)いた。
「北海道は初めてなんです~~。。」
明日には帰るそうだが、短い休暇でやってきたにも拘わらず、殆ど雨に降られるツーリングだったそうで気の毒だった。
「これに懲りずにまた北海道においでよ」と元気づける。
高原から下に降りる道の途中、足寄で会ったカップルと先ほどのカップルが写真を撮っており、自分に気付いて思いっきり手を振って挨拶をしていた。
買い出しお温泉入浴のため、市街地へ。
温泉(上士幌町健康増進センターふれあいプラザ)には1200GSのライダーがいた。
彼も航空公園でキャンプするそうだ。途中林道で転倒してしまい、ひとりで起こすのは大変だったと言っていた。
そりゃあの大きさなら当然だよ。まあ、危険な山の中、無事に脱出できて何よりだと思う。
キャンプ場に戻ってくると、ちょうど料金の徴収係がやってきた。
2人の女性だが、やたらと明るい。本当に良くしゃべる。
そう言えばここはキャンプ場だけではなく、総合公園だった。
パークゴルフ場あり、遊具あり、そしてラジコンやドラッグレースのコースがある。
キャンプ場のエリアしか行動していないが、その内奥も行って見よう。
夕飯の支度で炊事場(水場)に行くと、若い女性がニジマスを料理していた。
彼氏が近くの釣り堀で釣ったそうだ。
若いのに魚を上手にさばいている。
愛想も良く、中々出来た女性だ。
2015年8月12日 最終日
朝、撤収作業をしていると、料金徴収係のオバチャンがやって来て、世間話をはじめる。
本業は芝を作っていて(造園業か?)、町から委託されて公演の整備や、料金の徴収を行っていそうだ。
何故か帯広の有名菓子メーカー「柳月」の話で盛り上がってしまった。
きりがないので、話を遮って帰り支度を進める。
日勝峠の頂上付近は濃い霧の中。
峠を越えて日高町の千栄付近まで来ると青空。
いつも帰り道になってこうなる。
午後3時前に無事に帰宅。
今回のツーリングの走行距離、1,716km
相変わらずの不完全燃焼ツーリング。。またリベンジしなきゃ。。
END