2015年8月アーカイブ

2015年8月11日

今朝も和琴周辺は晴れているが、だんだん悪くなる予報。このままいてもしょうがないので、上士幌まで移動する事にした。

昨日ハンマーを貸してあげたFZ-1の若者が、ホームセンターで安く売っていたので、と言って弁償のつもりで新品のハンマーを持ってきた。

2015-08-11-FZ1の若者がくれたハンマー

それがこれ。。。デカーイ!!

ヘッドがゴム製の本格的なものだ。200円位らしいが。

まあ、せっかくくれたのだから、好意を無にするのも申し訳ないし(荷物になるけど)。

 

キャンプ場を出て弟子屈市街地に向かう

2015-08-11-桜ケ丘森林公園キャンプ場

桜ケ丘森林公園オートキャンプ場

弟子屈の市街地に近く、前から気になっていたので、ちょっと下見。

オートキャンプ場といっても、フリーサイトもありハーレー他2台テントを張っていた。

オートキャンプ場も中心部は大きな広場になっており、それを囲むように一列にオートサイトが割り当てられている。

区画ごとの間隔も広く、隣との干渉も最小限だ。広場はちょっと勿体無いくらいだった。

屈斜路湖湖畔のキャンプ場と違い、静かにアウトドアを楽しみたい人には格好の場所かもしれない。

詳細はこちら

 

2015-08-11-阿寒横断道

帰り道の阿寒横断道も雨に降られる事なく、快適に超えることが出来た。

 

R241阿寒横断道を走り、釧路方面へ行くR240と足寄方面R241の分岐点を右折すると、まもなく小さな橋に差しかかる。

手前の駐車場にバイクを停める。

ここを通る度、観光客が写真を撮っているのを見かけるので気になっていたが、つい素通りしてしまっていた。

今日は時間に余裕もあるので、立ち寄ってみる事にした。

2015-08-11-滝見橋の滝

滝見橋の滝

阿寒湖と太郎湖からの水がこの橋の下で合流し、阿寒川の源流となっているそうだ。

秋には紅葉の見どころとなっているが、この時期はやっぱり見てもパッとしない。

また来るなら10月かな?

 

 

さすがに写真は撮らなかったが、オンネトーへ行く道を曲がって少し行くと、小鹿が口から血を流して寝ていた。

今回のツーリングでは生きたエゾシカは殆ど見かけず、見たのはこの寝ている小鹿とは。。

まあ、エゾシカに関してはあまり可哀想とは思わない。

むしろ、もっと個体数の調整をすべき有害獣と言った認識を持っている。

オンネトー

2015-08-11-オンネトー

雲が多く阿寒富士の眺めもパッとしないが、水の色はまあまあの青さ。波がなければもっと綺麗だろう。

2015-08-11-オンネトーのとんぼ

 

景福休業!

2015-08-11-休業中のオンネトー温泉景福

昨年開館時間前だったので、あきらめて帰ったお気に入りの温泉、景福。

今年こそ!と思ってやってきたが、、、、何と休業している!!

調べてみると、昨年(2014年)の秋、硫化水素中毒の事故があって、営業停止に追い込まれたそうだ。

改善対策を施すことができないのだろうか、営業再開の見込みが立たずいまだ休業のままになっている。

せっかくの良い温泉、このまま無くなってしまうのはあまりにも残念!

なんとか再開をしてもらいたいものだ。

 

それにしても、、、ここ2~3年くらいの内に、良い温泉がことごとく閉鎖してしまっている。

ニセコの薬師温泉旅館は豪雪に見舞われ建物が潰れてしまって休業。

少し前になるが雷電の朝日温泉は大雨によるがけ崩れで建物が損壊し休業。

理由は知らないが、ニセコのチセハウスも休業。

標津の川北温泉は大雪で林道が崩壊し通行止め。ここなんか森林管理局はいつまでもたもたやっているんだ、と言いたい。

奥美利河温泉は建物の老朽化により休業中。再建するかどうかも決まっていない。

何とか再開を果たしたのは、然別の菅野温泉くらいか。。ただ、以前の良さは薄らいでしまっているが。

 

その他にも、経営者の高齢化や利用者の減少によって経営が成り立たなくなりつつある温泉も幾つか頭に浮かぶ。

良い温泉は何とかいつまでも残して欲しいな。

 

ちょっと沈んだ気持ちでのまま上士幌に向かう。予報通り空模様もあやしくなってきた。

2015-098-11-道をゆずってくれたポルシェ

前を行くポルシェが道を譲ってくれた。

「ありがとうございます~。」本気で走れば自分のバイクの倍くらい速いだろうに。

 

2015-08-11-足寄の道の駅で話をしたカップル

休憩で足寄の道の駅に入ると、オンネトーにいたカップルに会った。

「これから雨が降るので、大抵のライダーは帯広のビジネスホテルに泊まるみたいですよ」と彼女が言う。

結構そんなものかねー。

雨でもテントを張るもの好きは自分くらいか?そんな事はないよねー。

若いんだから、みんなもっと逞しくツーリングをして欲しいなぁ。

 

 

2015-08-11-上士幌航空公園到着

11時40分、航空公園キャンプ場に到着。

自分以外のバイクは1台だけ。まあ次期にもう少し増えるでしょう。

 

2015-08-11-テント設営完了

雨が降り出す前にテント設営を完了。

2015-08-11-ナイタイ高原駐車場

天気が悪いので期待はしていないが、せっかくここまで来たのでいつものナイタイ高原にも行って見る。

駐車場に男女カップルのライダー(確か横浜から?)いた。

「北海道は初めてなんです~~。。」

明日には帰るそうだが、短い休暇でやってきたにも拘わらず、殆ど雨に降られるツーリングだったそうで気の毒だった。

「これに懲りずにまた北海道においでよ」と元気づける。

高原から下に降りる道の途中、足寄で会ったカップルと先ほどのカップルが写真を撮っており、自分に気付いて思いっきり手を振って挨拶をしていた。

 

買い出しお温泉入浴のため、市街地へ。

温泉(上士幌町健康増進センターふれあいプラザ)には1200GSのライダーがいた。

彼も航空公園でキャンプするそうだ。途中林道で転倒してしまい、ひとりで起こすのは大変だったと言っていた。

そりゃあの大きさなら当然だよ。まあ、危険な山の中、無事に脱出できて何よりだと思う。

 

キャンプ場に戻ってくると、ちょうど料金の徴収係がやってきた。

2人の女性だが、やたらと明るい。本当に良くしゃべる。

2015-08-11-航空公園の案内図

そう言えばここはキャンプ場だけではなく、総合公園だった。

パークゴルフ場あり、遊具あり、そしてラジコンやドラッグレースのコースがある。

キャンプ場のエリアしか行動していないが、その内奥も行って見よう。

 

夕飯の支度で炊事場(水場)に行くと、若い女性がニジマスを料理していた。

彼氏が近くの釣り堀で釣ったそうだ。

若いのに魚を上手にさばいている。

愛想も良く、中々出来た女性だ。

 

2015年8月12日 最終日

朝、撤収作業をしていると、料金徴収係のオバチャンがやって来て、世間話をはじめる。

本業は芝を作っていて(造園業か?)、町から委託されて公演の整備や、料金の徴収を行っていそうだ。

何故か帯広の有名菓子メーカー「柳月」の話で盛り上がってしまった。

きりがないので、話を遮って帰り支度を進める。

 

2015-08-12-日勝峠 十勝側の登り

日勝峠の頂上付近は濃い霧の中。

 

2015-08-12-日高町千栄付近

峠を越えて日高町の千栄付近まで来ると青空。

いつも帰り道になってこうなる。

 

午後3時前に無事に帰宅。

今回のツーリングの走行距離、1,716km

相変わらずの不完全燃焼ツーリング。。またリベンジしなきゃ。。

 

 

END

 

2015年8月10日

屈斜路湖の上空にはところどころ薄い雲がかかっているくらいの穏やかな朝を迎えた。

2015-08-10-和琴湖畔の朝

 

2015-08-10-名古屋のライダーのバイク

右隣の名古屋から来た若いライダーは朝早く荷物をまとめて移動していった。

彼は名古屋にある工場に勤務しており、大型に乗り換えたばかり。

北海道に来るのも初めてと言っていた。

旅程は5~6日くらい。やはり自分と同じく普通のサラリーマンだと長期に休みを取るのは中々難しい。

フェリーの往復を差し引くと3日~4日というライダーを多くみかける。

 

2015-08-10-和琴半島から出発前

だんだんと日差しが強くなってきた。

津別峠に行ってみよう。

昨年の8月にもジェベルで展望台まで行ってみたのだが、天気がいまひとつだった。

雲海の中に浮かぶ中島。なんてのを期待して行ってみる。

 

2015-08-10-津別峠展望台から

あ~。。。今回もダメだな。

それでも奇跡的に霧が晴れるかも知れないと思い、30分くらいまったが一向に良くなる気配はなかった。

 

 

2015-08-10-虹別あたりで雨に見舞われる

津別峠はあきらめて、裏摩周方面へ向かう。

お決まりのように、和琴の一帯を離れ弟子屈の市街あたりから雨が降ってきた。と言うよりずっと降っていたのだろう。

虹別付近で雨具フル装備にして、再出発。

養老牛から裏摩周展望台入口を過ぎたあたりから雨が上がり、清里町付近から青空が見え出した。

良かった!

これから向かう先は、新規開拓の意味で今回のツーリングの大事な目標だったのだ。

 

2015-08-10-緑の駅

清里町緑の駅 (緑色はしてないけど)

目的地の場所がイマイチハッキリわからないので、現地の人に訊ねてみよう。

駅の中に若い男性が一人、列車を待っている様子。

作業服を着て、ヘルメットを持っている。どうらや現地の人ではなかったようだが、それでも声をかけて見た。

「サクラの滝ってどこにあるか知らない?」

名前を聞いた事があるくらいではっきりとは知らなかったようだが、親切にスマホで調べてくれた。

それなら、最初から自分でも調べられたのだが。ちょっと申し訳ない気持ち。

大体の距離感はつかめた。

 

走って行くと、、ちゃんと案内看板があるではないか。

心配して損したな。

2015-08-10-さくらの滝へ行く交差点

案内看板を頼りに進んでいくと、なんの迷いもなく目的地に無事到着。

 

結構有名になっているようだ。

ちゃんと駐車場や簡易トイレも設置されており、マイカーも頻繁に入ってくる。

2015-08-10-さくらの滝の駐車場

駐車場からほんの少しだけ歩くと、目の前に滝が見えた。

おお!大きなサクラマスが引っ切り無しに滝を登ろうとしてジャンプしている。

2015-08-10-滝を登るサクラマス

ここでは、6月~8月にかけてサクラマスが滝を登る様子を見ることが出来る、景勝地だそうだ。

「景勝地のため、釣りは厳禁」と看板が立てられていた。

何回となく道東ツーリングをしているが、昨年のツーリングで知り合ったライダーに教えて貰うまで、こんな場所があるのを知らなかった。

「自分もまだまだ・・・」

 

来た道を引き返し、裏摩周展望台へ。

今回は神の子池はパス。天気の良い時に何度も来ているし、途中のダートも雨の後でバイクが汚れてしまう。

展望台からの摩周湖も霧がかかって殆ど湖面は見えなかった。

何となく養老牛のからまつの湯へ。

入ろうかと思ったが、帰りが遅くなると雨が強くなりそうだったので、やめてキャンプ場へと急ぐ。

 

弟子屈のスーパーで食料の買い出しを済ませ、午後3時にキャンプ場に戻ってきた。

テントの中に入った途端に雨が激しく降ってきた。まさに間一髪!

大き目のタープを張っておいて良かった!

多少荷物にはなるが、こんな雨の日はタープがあると無いとでは、快適さに雲泥の差がある。

2015-08-10-大雨の中テント設営するライダーたち

激しい雨の中、何人ものライダーがずぶ濡れになりながら入場してきた。

札幌から来た3人の若者も少しでも雨をしのぐため、木の下で必死にテントを設営している。

 

2015-08-10-ハンマーを貸してあげたライダー

ヤマハ FZ1 FAZERのライダーは、まずタープを先に張ろうとしている。

中々手慣れているようだ。

ただ、ハンマーを持ってきていないので、和琴の石混じりの硬い地面に小石を使ってのペグを打ち込みには苦労しているようだ。

見るに見かねて自分の持ってきたハンマーを貸してあげた。

やがて彼がやってきてハンマーを壊してしまったと、申し訳なさそうに言ってきた。

元々、テントに付属している粗末なハンマーだったので、何度も売っている内にヘッドが変形してしまって、ついには取れてしまったのだ。

「後で買って返します」と言っていたが、

「どうせすぐ壊れる程度の代物だったし、次の移動先は上士幌なので使わなくで済むから気にしないでいいよ。」と伝える。

 

 

2015-08-10-脂のないシマホッケ

羅臼で美味しそうなホッケを見たせいか、肉中心に飽きたせいか。

魚が食べたくなって、シマホッケを買って焼いて食べる。

シマホッケなら脂もあって、あまりはずれがない。と思ったのだが、、、なんじゃこりゃ?

焼いても全然脂がなくて、カスカス!!  (ー○ー)=3

 

 

2015-08-10-和琴半島の露天風呂

暗くなってからいつものように露天風呂に浸かる。

やがて、女性が一人入ってきた。

暗いので良くわからないが、声は若いが結構なおばさんのようだ。

北見から車で一人でやってきているそうだ。

缶ビールを飲みながらのんびりと入浴していた。

 

 

4日目につづく

 

 

 

 

 

 

2015年8月9日

2015-08-09-知床野営場 出発前

昨夜は早くに寝てしまったので、今朝はスッキリと目覚めた、と言うか早く目覚め過ぎた。

早めに撤収して移動するつもりで朝7時には準備が完了していたが、昨夜ギターを弾いていたハーレーのライダーも隣の青年は自分よりも更に早かった。

ハーレーのライダーは笑顔で手を振ってキャンプ場を去って行った。

7時20分、自分もキャンプ場を出て一旦斜里方向へ

 

2015-08-09-オシンコシンの滝

せっかくここまで来たのでチラッとオシンコシンの滝を見物して、再びウトロ方向に戻る。

 

2015-08-09-オロンコ岩

オロンコ岩

これまで何度も知床(ウトロ)に来ているが、ここオロンコ岩に登った事はなかったので、今年こそここに来ようと決めていた。

ウトロの漁港にデンと構えているこの岩の高さ60メートル。アイヌ語で「そこに座っている岩」と言う意味らしい。

岩の頂上までの急な階段をひたすら登る。

体力的にはそれ程辛くはなかったが、蒸し暑さもあってどっと汗が流れて来た。

2015-08-09-オロンコ岩の頂上

オロンコ岩の頂上からの眺め

天気が良ければ知床連山や海ももっときれいみ見えたのだろう。

手前に見える岩の裏手にはゴジラに似た岩「ゴジラ岩」があるのだが、ここからはただの尖った岩しか見えない。

 

2015-08-09-岩尾別への道

知床峠を越える前に岩尾別温泉へ

この道でヒグマを見た、と言う話を良く聞くが、幸か不幸か自分はこれまで一度も遭遇したことはない。

2015-08-09-岩尾別温泉三段の湯

三段の湯

ホテル地の涯の駐車場となりにある無料の温泉

以前入浴したことはあるが、今回は久しぶりに様子を見に来ただけだ。

男性が一人湯船に浸かっていた。

「今日はぬるいですね」と言っていたが、自分の記憶では「こんなもんだろう」と感じていた。

男性に断りを入れて写真を撮ってその場を跡にする。

 

2015-08-09-ウトロから知床峠へ

まずは知床峠を越えて羅臼側に出よう。

2015-08-09-知床峠頂上すこし手前

峠の頂上に近づくにつれて空の青さが濃くなってきた。

 

2015-08-09-知床峠ウトロ側のカーブ

前にも写真を載せた事はあるけど、この景色は絵になるな。

 

2015-08-09-知床峠頂上

天気予報ではあまり良くない予報になっていたので、今日も頂上は雲の中かな?と思っていたが、意外に晴れている。

 

2015-08-09-知床峠の羅臼側 峠を登ってくるバイク

2015-08-09-知床峠 羅臼側 バイクのズームアップ

 

2015-08-09-根室へ向かう橋

羅臼からひたすら南下し、厚床を左折。

道の駅スワン44ねむろを通過し根室市街へ向かう。

2015-08-09-根室 どりあん

根室市内のレストランどりあんで昼食

根室地方のご当地グルメであるエスカロップが人気の店との事

店内は満席状態だったが、ちょうどカウンター席がひとつタイミング良く空いたので待たずに座ることが出来た。

 

2015-08-09-どりあんのエスカロップ

エスカロップ

バターライスの上にカツを載せた料理

2004年だからもう11年前になるか。スワン44ねむろで一度エスカロップを食べたことがあった。

記憶ではそこで食べた物のほうがボリュームがあり、カツやサラダの他にも色々添えられていた気がするが、味はこの店の方がさっぱりと食べやすく、美味しかった。

2015-08-09-納沙布岬

11年前に来た時も曇り空だったが、その時よりはいくらかましな天気だ。

あの時、ここまで来る道で前を牧草を積んだトラックに阻まれ続け、荷台から飛んでき牧草の屑がベタベタとヘルメットやジャケットにこびり着いたのを思い出す。

 

2015-08-09-納沙布岬灯台前で記念撮影

岬の灯台で珍しく自撮りで記念撮影

2015-08-09-国後島沿岸に浮かぶ朽ちた灯台

今回も水晶島がボンヤリと見えた。

カメラのズームを最大にしファインダーを覗くと、遠く水晶島の沿岸には朽ち果てた灯台の跡が海面から姿を出している。

※訂正 実際は水晶縞よりもずっと納沙布岬側に近いらしい。

 貝殻島灯台(1937年日本が建設) 現在はロシア領とされている。

まるで墓標のように立って、恨めしそうにこちらを見ている気がする。

駐車場に戻るとVersysが1台やって来た。

ただでさえ滅多に見かける事のないVersysが隣に駐車するなんて何て言う偶然だろうか。

乗っていたライダーと話すと、初期型だと言っていた。

 

納沙布岬を跡にし、霧多布、厚岸と北太平洋シーサイドラインを走る。

天気が良ければこのルートも眺めがよく綺麗で快適な道なのだが、生憎の鉛色の空の下では景観を楽しむ気にもならず、ひたすら厚岸まで走り抜ける。

シーサイドラインの樹海ロードを出て厚岸町市街地の手前の厚岸海産で自宅に生ガキを発送してもらう。

厚岸に来た時は決まってここから自宅にカキを発送しており、今回ここまで来たのもそれが目的にあったためだ。

厚岸から道々14号線を通り、標茶~弟子屈へと向かう。

ここの道も楽しみにしていたのだが、全くもって残念だ。

 

今日のキャンプ予定地は和琴湖畔キャンプ場。

夕方に雨が降る恐れがあるおので、先を急ぐ。

 

 

2015-08-09-和琴湖畔キャンプ場でテント設営完了

午後4時半、キャンプ場に到着。

この時期のキャンプ場は非常に混み合うので、バイク専用エリアにテントを張るよう指示されるのだが、今回は既にテントを張る隙間もないくらいになっており、ファミリー層側の場所を案内される。

自分にとってはかえってその方が好都合なのだ。

どうもバイク専用サイトは好きになれない。

スペースが狭い上に下が草地ではなく砂利なのでペグもしっかり打ちこめない。

それだけならまだしも、同じバイク乗りであるが、どうにもそこにいる大半の利用者の雰囲気が好きになれない。

いかにも自分はバイクやキャンプツーリングの達人であるかのような振る舞いと会話の内容。

何度も北海道に来ているので顔見知りも多いのだろうが、やたら周囲のライダーに自慢げに語っている者をちらほら見かける。

趣味に徹しているのは分かるが、そういう人種と接するとどうにも疲れてしまうのだ。

勿論そうではないライダーも多くテントを張っている事は言うまでもないが。

 

多くのライダーと親しくするのは決して嫌いじゃないが、最終的にはマイペースが一番であると、ここ最近はつくづく感じるようになった。

こんな事を書くとこの記事を読んでくれている人たちに反感を買ってしまうかもしれないが、正直そんなことも気にしなくなってきた。

このサイトもあくまで自分の世界なのだ。

 

やがて、キャンプ場の利用料を徴収に管理人さんがやってきた。

テント400円にタープ400円で800円だと言っている。

「タープ代要るの?テントの上に張っているので場所もそんなに占有してないのに?」

これまでタープの利用料を取られた事がないので、ささやかな抵抗を試みる。

大きなタープだし、今日は混み合っているのでいつものように目をつぶる訳にはいかないそうだ。

それでもタープの分は半額にしてくれた。

 

隣に原付スクーターの男性がテントを張った。

すでにあちこち廻って来たそうだが和琴は初めてらしい。

近くに無料の露天風呂があることも知らなかったので教えてあげた。

 

 

3日目につづく

 

 

2015年8月8日

今日から9連休!

とは言っても、色々事情もあり9日間全てツーリングに使う訳にも行かないので、予定は5日間の道東ツーリングだ。

本当は7月に厚岸や根室半島をゆっくりとまわり、この8月は摩周周辺、知床を中心に走る予定だったのだが、7月に予定していた日は天気が悪くて結局断念、せっかく取っていた年休も無駄にしてしまった。

従って、この8月のツーリングは7月の分も合わせたちょっと忙しい旅程になってしまったが、それも天候次第でどうなるか分からない。

週間予報でも予定期間はずっとぐずついた天気になっている。

2015-08-08-道東ツーリング出発

悪い予報だけはしっかり当たる。

自宅から羅臼までは強い雨こそ降らなかったが、上の写真のように小雨になったり曇り空だったりがずっと続いた。

 

2015-08-08-道の駅ひだかにいたGS700Fの大阪のおっちゃん

道の駅樹海ロード日高で休憩していると、BMW F700GSに乗った関西のおっちゃんが入ってきた。

F700はF650がルーツで日本人の体型にもマッチした、オンでもオフでも乗りやすいバイク。

このおっちゃんもそこ(足つき)が決めてとなって選んだそうだ。

燃費もかなり良く、リッター30キロ以上走ると言っていたが、彼の場合は荷物は着替え程度だし、走りもおとなしいらしいから、それ位はいっても不思議ではないかもしれない。

自分のVersysも荷物満載で、それなりに元気に走っても25キロは行くのだから、軽装でおとなしく走れば30は行かないまでもかなり良い線はいくかもしれないな。

 

2015-08-08-摩周豚角煮ラーメン

ずっと天気が悪い中を走り続けてきたが、阿寒横断道が思ったより悪天候でなかったのが幸いだった。

腹がへったので、道の駅摩周で何か食べようとしたところ、外の露天で「摩周豚角煮ラーメン」というのを売っていた。

せっかくなので注文してみると。。。上の写真ではちょっとわからないが器がやたら小さい。

味はともかく、入っている麺の量も普通のラーメンの半分にも満たない。スープの中にシャバシャバと麺が泳いでいる感じだ。

これで600円! ちょっと酷くない?

 

 

2015-08-08-摩周のムルティストラーダ展示車

道の駅の館内に何故かムルティストラーダが展示してあった。

何でも8月に国内販売を開始した新型の1200Sで、弟子屈で試乗発表会を行った記念だそうだが、自分はあまり興味がないので説明文もろくに読んでいない。

 

2015-08-08-羅臼 舟木商店のホッケ

相変わらずのグスついた空の下をひたすら走り、午後2時半に羅臼の道の駅に到着。

よくここに来ると館内の舟木商店でホッケを買って自宅に送っていたのだが、今年はホッケも不漁で値段が高騰していた。

美味しいのは間違いないが、さすがに懐に厳しい価格、今回は断念した。

道東近海の海水温も年々変化しているし、ますますホッケも高級魚になってしまうのではないだろうか?サンマも不漁だし。

 

2015-08-08-泥はねの跡

Versys650にはリアインナーフェンダーが標準装備されていない。

ずっと濡れた路面を走ってきたので、トップケースまで泥が跳ねあがっている。

いくらコストを抑えることが目的でも、価格が少しくらい高くなっても、フェンダーくらい最初から付けとく位の思いやりがメーカーに欲しいものだ。

さらに、サイドケースに被せているレインカバーの底部分にも跳ねあげた雨水が溜まっていた。

そうなると噂に聞いていたが、やっぱりこれは対策が必要だな。

 

 

2015-08-08-国設羅臼野営場

道の駅を出て、熊の湯の向かいにある国設羅臼野営場の様子を見に立ち寄る。

向かいにお気に入りの「熊の湯」もあるし、ここでキャンプをしても良いのだが、天気が良くないので今回も止めておくことにした。

以前自分がよく利用した頃は無料だったが、有料になってからはまだ一度もなく、専らウトロの国設知床野営場ばかりになっている。

有料になってからなのだろう、テント区画に番号札がついていた。

 

2015-08-08-雲の中の知床横断道

知床峠は頂上に近づくにつれて視界が悪くなってきた。完全に雲の中を走っているようだ。

「それでもウトロ側はきっと晴れている」そう、信じながら頂上を目指す。

 

2015-08-08-知床五湖への道からの知床連山

予想は見事に的中!

峠を越えた途端に視界が開け、雲がほとんど無い。

せっかくの天気なので、知床五湖へ行く道を途中まで走ってみる。

五湖は駐車場の手前からかなり渋滞していた。もっとも今回は寄る気がないので、Uターンして戻る。

2015-08-08-羅臼岳麓の雲

ふと羅臼岳の右側をみると雲がかかっている。

「ああ、あのあたりを走ってきたんだな」と、何となく納得。

 

 

2015-08-08-ウトロ漁港が見えるパーキング

ウトロ漁港が一望できる駐車場に立ち寄ると、一人の男性がのんびりと海を眺めていた。

北海道出身でバイクも乗るのだが、今は本州で飲食関係の仕事をしており、今回は出張で北海道を数か所移動しているそうだ。

しばらく話をした後、ウトロ市街に向かう。

 

2015-08-08-知床野営場

国設知床野営場

ここのキャンプ場は、ウトロ市街地のすぐ上の高台にあって、バイクの乗り入れが出来る点が魅力だ。

市街地のすぐ側にも拘わらず、場内は自然木が生かされ野趣たっぷりで雰囲気が良い。

私の横にテントを張ったハーレー乗りの横浜の男性が、クラシックギターを取り出し、木の株に座って弾き出した。

数曲弾いていたが、日本の人気ポップスばかりだ。

普通キャンプ場で音楽をかけたりすると、耳障りで不快なこともあるのだが、彼のギターは優しく心地よい音色で、聴いていて楽しい。

近くでテントを張っていた親子も寄ってきて、彼を囲んで楽しそうに音色に耳を傾けていた。

 

ビールを飲みながら簡単な食事をとると一気に睡魔が襲ってきた。

まだ8時くらいにしかなっていなかっただろう。そのままグッスリと眠ってしまった。

 

2日目につづく

 

 

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