2015年8月8日
今日から9連休!
とは言っても、色々事情もあり9日間全てツーリングに使う訳にも行かないので、予定は5日間の道東ツーリングだ。
本当は7月に厚岸や根室半島をゆっくりとまわり、この8月は摩周周辺、知床を中心に走る予定だったのだが、7月に予定していた日は天気が悪くて結局断念、せっかく取っていた年休も無駄にしてしまった。
従って、この8月のツーリングは7月の分も合わせたちょっと忙しい旅程になってしまったが、それも天候次第でどうなるか分からない。
週間予報でも予定期間はずっとぐずついた天気になっている。
悪い予報だけはしっかり当たる。
自宅から羅臼までは強い雨こそ降らなかったが、上の写真のように小雨になったり曇り空だったりがずっと続いた。
道の駅樹海ロード日高で休憩していると、BMW F700GSに乗った関西のおっちゃんが入ってきた。
F700はF650がルーツで日本人の体型にもマッチした、オンでもオフでも乗りやすいバイク。
このおっちゃんもそこ(足つき)が決めてとなって選んだそうだ。
燃費もかなり良く、リッター30キロ以上走ると言っていたが、彼の場合は荷物は着替え程度だし、走りもおとなしいらしいから、それ位はいっても不思議ではないかもしれない。
自分のVersysも荷物満載で、それなりに元気に走っても25キロは行くのだから、軽装でおとなしく走れば30は行かないまでもかなり良い線はいくかもしれないな。
ずっと天気が悪い中を走り続けてきたが、阿寒横断道が思ったより悪天候でなかったのが幸いだった。
腹がへったので、道の駅摩周で何か食べようとしたところ、外の露天で「摩周豚角煮ラーメン」というのを売っていた。
せっかくなので注文してみると。。。上の写真ではちょっとわからないが器がやたら小さい。
味はともかく、入っている麺の量も普通のラーメンの半分にも満たない。スープの中にシャバシャバと麺が泳いでいる感じだ。
これで600円! ちょっと酷くない?
道の駅の館内に何故かムルティストラーダが展示してあった。
何でも8月に国内販売を開始した新型の1200Sで、弟子屈で試乗発表会を行った記念だそうだが、自分はあまり興味がないので説明文もろくに読んでいない。
相変わらずのグスついた空の下をひたすら走り、午後2時半に羅臼の道の駅に到着。
よくここに来ると館内の舟木商店でホッケを買って自宅に送っていたのだが、今年はホッケも不漁で値段が高騰していた。
美味しいのは間違いないが、さすがに懐に厳しい価格、今回は断念した。
道東近海の海水温も年々変化しているし、ますますホッケも高級魚になってしまうのではないだろうか?サンマも不漁だし。
Versys650にはリアインナーフェンダーが標準装備されていない。
ずっと濡れた路面を走ってきたので、トップケースまで泥が跳ねあがっている。
いくらコストを抑えることが目的でも、価格が少しくらい高くなっても、フェンダーくらい最初から付けとく位の思いやりがメーカーに欲しいものだ。
さらに、サイドケースに被せているレインカバーの底部分にも跳ねあげた雨水が溜まっていた。
そうなると噂に聞いていたが、やっぱりこれは対策が必要だな。
道の駅を出て、熊の湯の向かいにある国設羅臼野営場の様子を見に立ち寄る。
向かいにお気に入りの「熊の湯」もあるし、ここでキャンプをしても良いのだが、天気が良くないので今回も止めておくことにした。
以前自分がよく利用した頃は無料だったが、有料になってからはまだ一度もなく、専らウトロの国設知床野営場ばかりになっている。
有料になってからなのだろう、テント区画に番号札がついていた。
知床峠は頂上に近づくにつれて視界が悪くなってきた。完全に雲の中を走っているようだ。
「それでもウトロ側はきっと晴れている」そう、信じながら頂上を目指す。
予想は見事に的中!
峠を越えた途端に視界が開け、雲がほとんど無い。
せっかくの天気なので、知床五湖へ行く道を途中まで走ってみる。
五湖は駐車場の手前からかなり渋滞していた。もっとも今回は寄る気がないので、Uターンして戻る。
ふと羅臼岳の右側をみると雲がかかっている。
「ああ、あのあたりを走ってきたんだな」と、何となく納得。
ウトロ漁港が一望できる駐車場に立ち寄ると、一人の男性がのんびりと海を眺めていた。
北海道出身でバイクも乗るのだが、今は本州で飲食関係の仕事をしており、今回は出張で北海道を数か所移動しているそうだ。
しばらく話をした後、ウトロ市街に向かう。
国設知床野営場
ここのキャンプ場は、ウトロ市街地のすぐ上の高台にあって、バイクの乗り入れが出来る点が魅力だ。
市街地のすぐ側にも拘わらず、場内は自然木が生かされ野趣たっぷりで雰囲気が良い。
私の横にテントを張ったハーレー乗りの横浜の男性が、クラシックギターを取り出し、木の株に座って弾き出した。
数曲弾いていたが、日本の人気ポップスばかりだ。
普通キャンプ場で音楽をかけたりすると、耳障りで不快なこともあるのだが、彼のギターは優しく心地よい音色で、聴いていて楽しい。
近くでテントを張っていた親子も寄ってきて、彼を囲んで楽しそうに音色に耳を傾けていた。
ビールを飲みながら簡単な食事をとると一気に睡魔が襲ってきた。
まだ8時くらいにしかなっていなかっただろう。そのままグッスリと眠ってしまった。
2日目につづく
コメントする