2003年7月14日
今日は、朝から良い天気。気温もぐんぐん上がっている。
・・が、ここ羅臼を出てから分ったのだが、晴れていたのは羅臼周辺だけだったのだ。
テントと荷物を片づけ、ひな壇になったサイトの上の方にいる若い男女のライダーに声をかける。
2人ともここに10日くらい滞在しているとのこと、男のライダーは独特の雰囲気を醸し出しており、時々どこかの国の長いホルンの様な大きくて長い笛を吹く。
「ボワー、ボワー」低くのんびりした音色が響く。
私もちょっと吹かしてもらった。
男性は指を怪我していたので、持っていたキズバンをあげた。
羅臼を跡にし、次の目的地野付半島のトドワラへ向かう。
羅臼を離れ、峯浜あたりまでくると、空には雲がのしかかり、気温もぐっと下がっている。
野付半島トドワラ
寒さに震えながら、トドワラの散策路を歩く。
ここは、トド松林が地盤沈降か海水面上昇により、海水の浸食によってトドマツが立ち枯れした湿原だ。
枯れ木がさながら白骨のようにも見え、荒涼とした雰囲気が漂っていた。
道の駅すわん44ねむろ
野付半島からR243を南下し、厚床(あっとこ)を右折し、根室半島方面へ。
ちなみに、厚床から釧路方面へ向かう直線では、良く測定をやっているので、走る時は要注意。
本当は、納沙布岬まで行きたかったのだが、あまりにも寒いので今回は断念した。
エスカロップ
道の駅のレストランで昼食。
根室地方の名物(B級グルメ)、「エスカロップ」なるものを注文する。
(左写真は参考)
バターライスの上に、ポークカツ、上からドミグラソースをかけた物が出てきた。
味の方は、、、う~ん。。庶民的な味かな??
R243を逆戻りし、別海からパイロット国道に入り、中標津経由で弟子屈町に入る。
今回も屈斜路湖畔でキャンプをする予定にしていたが、弟子屈町に入ると雨足がかなり強くなりだした。
とても、これから濡れながらテントを張る気力も体力もない。。ホテルに泊まる決心をする。
硫黄山の近く、川湯温泉駅の向かいにあるパークウェイに決めた。
ずぶ濡れになったカッパを着て、玄関に入る。
「早朝発つつもりなので、朝食はいらないのですが、、、」
「では、朝食分1000円引きでよろしいですよ」
快く、向かい入れてくれた。
ホテルの従業員が「よかったら、バイク裏の小屋の中に入れてください。」親切に案内をしてくれた。
露天風呂
部屋に入り、濡れた荷物を干し、落ち着いたところで露天風呂に入った。
和風の庭園の中を行くと、四角い湯船の露天風呂があった。
大きな岩で簡単に仕切っているだけで、混浴のようだ。
ただし、女性客はいなかったが。。。
温泉にも入り、体も温まった頃、夕食の時間となった。
だされてきた夕食は、特段豪華でもなく、珍しい物もないが、ひとつひとつ丁寧に作られ味付けも良いし、品数も十分あった。料金の安さらか考えても、良心的で満足のゆく内容だった。
ビールを飲み、料理を食べお中もいっぱいになり、3日ぶりの布団でぐっすりと眠りについた。
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