2003年7月15日
5時30分。
前日のような激しい雨は収まったものの、相変わらずスッキリしない朝を迎える。
ホテルを早々に出発し、まだ誰ひとりいない硫黄山を一人で見物。
あちこちから白い蒸気を上げ、朝の低い気温が一層湯気の量を多くさせている。
屈斜路湖畔に出て、コタン温泉と池の湯を見物する。
この時は、気持ちにゆとりが無かったせいか、場所を確認するにとどめ、入浴はしなかった。
その後のツーリングでは、屈斜路湖に来るたびに入浴するようになってしまった。
弟子屈から阿寒横断道、足寄を抜け上士幌町に到着。
ナイタイ高原
ここは以前から一度行ってみたかった、ライダーの人気スポットである。
上士幌町が運営している公共牧場としては日本一の広さを誇っている広大な牧場だ。
酪農家より6カ月以上の乳牛を預かり預託育成し、授精、妊娠後分娩間近になって飼い主に還す事を行っている。
広大な牧場の中を頂上のレストハウスに向かって色々なカーブを描いて伸びてく道路を走る気分は最高だ!
特に、晴れた日は空に向かっていくような気分にさせるコーナーも何箇所かあり、これがたまらない!
初めて訪れたこの日は曇り空だったが、それでも牧場の広大さとどんどんと高地に伸びていく道路を走って、本当に感動した。今回撮った写真ではその素晴らしさが伝わらないのが残念だ。
上士幌町から鹿追、新得を抜けR38で狩勝峠を越え、南富良野に出る。
上富良野日の出公園キャンプ場に到着してテントを張ったのはわかるが、それ以外はどうしていたのか記憶も写真もない。
おそらく、天候もイマイチのため特に寄り道もせず、ややふてくされ気味でここまで来たのだろう。
2003年7月16日
これと言ったエピソードもライダーと話した記憶もなく、朝早く撤収をして自宅への道を走る。
今回は新しいルートを走る事にした。
富良野市島ノ下から川に沿って走る快適なR135を通り、R452に出る。
途中「三段の滝」公園に立ち寄って見物。
あとは、桂沢湖、三笠市と通り、岩見沢からR234に乗って自宅へ到着。
これで、2003年夏のツーリングは幕を閉じた。
2001年からの3年間、毎回天気には恵まれず、自分の運の悪さを嘆いていた。
さらに、この年は特にライダーとの出会いも少なく、不完全燃焼状態が続いた。
一番休みの撮りやすいこの時期だが、天候も不安定な事も多い。できれば7月末~8月にかけて休みが取れれば一番いいのだが・・・。
いや、休めない人も大勢いる中贅沢も言っていられない、と、自分を諌める。
「来年の夏こそ!」と決意を新たに。。。。
おれも早く乗りたいな!
君も早くのりましょう。