2008年7月4日
毎年恒例の夏の道東ツーリングのスタート。
いつものワンパターンコース(室蘭→苫小牧→鵡川→日高→日勝峠)で、これまた毎年のように小雨にあたりながら走り続けてきた。
9時丁度、道の駅「しかおい」でいつものように休憩。
いつものツーリングならば、この先足寄から阿寒横断道路を通って弟子屈町に出るところだが、あまりにもワンパターン過ぎるので今回はコースを変更してみた。
阿寒温泉街に入る手前からR240を北上し剣北峠を通り津別町を抜け網走側に出るルートを選択した。
美幌町までは約52キロの道のりだが、山の中の寂しい農村の風景ばかりで、目にとまるような景色も施設も特にない。
淡々と走り続けた。
女満別湖畔
飽き飽きする道をじっと我慢で走り続け(多分、もう通る事はないだろうな)12時10分女満別湖畔キャンプ場に到着。
ここで今日キャンプする予定ではないのだが、ウトロと女満別を候補地に挙げていたので様子見に立ち寄る。
以前マイカーで道東旅行をした時に、ここでキャンプしたことがあった。
その時は、ファミリーキャンプやライダーもかなりの利用者があったのだが。
現在は7月上旬。道外ライダーもあまり上陸していない。
時間的に一通り撤収した後なのだろう。誰一人いなかった。
「今回、ここはパスだな。。。」
メルヘンの丘めまんべつ
道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」で休憩。
周囲は広々とした畑の風景が拡がっていた。
「メルヘンの丘」 どこがメルヘンの丘なんだろう?
この時はまったく知識がなく、この後「メルヘンの丘」と名付けられた場所も通り過ぎて網走へ向かってしまった。
女満別と言えば、農産物の他はさくら豚(後で知ったのだが)、それに網走湖で獲れるしじみだな。
と言うことで、道の駅に並んで建っているラーメン店「ウィンズ2」でしじみ塩ラーメンを注文する。
確か900円だった記憶がある(写真は撮っていない)
しじみのダシが良く出ていて中々のお味だった。
気温も上がり暑くなってきた。
体が冷たい物を欲求しているので、ほのかの抹茶ソフトを食べる。
網走市街でガソリンを給油したあと、R244を斜里方面へ向かう。
前年あたりからだが、原油価格が高騰しガソリン代も異常に高い。確かレギュラーでも170円代まで跳ね上がったはずだ。
いくら燃費の良いバイクとは言っても、財布の負担は大きかった。
おまけに、前年あたりからZZRの燃費も落ちだしていた。
通常なら20km/Lは間違いないのだが、この頃は17km前後だ。
どうやらキャブ周りが悪くなってきているらしい。
網走市と斜里町との中間地点、小清水町の原生花園に立ち寄る。
季節によって色々な野生の花々が咲いているそうだが、この時目に映ったのはハマナスとエゾカンゾウくらいだった。
原生花園の中で数頭の放牧された農耕馬が草を食べていた。
オシンコシンの滝
斜里町を通過しR334(知床国道)をウトロ方面に向かって快適に走る。
ウトロの手前にある「オシンコシンの滝」を久しぶりに見物。
落差のある岩盤を大きく2つにわかれて拡がって滝が流れ落ちている。
日本の滝百選にもえればれており、観光客も多く訪れていた。
「オシンコシン」はアイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」から名付けられたそうだ。
国設知床野営場
16時 国設知床野営場に到着
ウトロ市街地から急坂を登った高台にキャンプ場がある。
高台からはウトロ漁港が見渡せ、観光ホテルが林立している。
しかし、ここのキャンプ場敷地の隣は墓地になっており、キャンプ場から木立を通して墓石がまともに見える。
私はあまり気にしない方なので墓場に一番近い場所にテントを張った。
墓場の事を気にしなければここは中々良いキャンプ場だと思う。
大抵の場所は車両の乗り入れが可能なので、テントの近くにバイクも駐車できる。
さらに買い出しにも便利で、高台を降りたすぐ下にはコンビニもある。
温泉はキャンプ場のすぐ隣にはホテル「夕陽のあたる家」があり、日帰り入浴が500円。
徒歩3分くらいのところには町営温泉「夕陽台の湯」がある。
テント設営完了後、下のコンビニで買い出しを済ませ。
今回は「夕陽台の湯」に入浴。
小ぢんまりとした温泉だが、観光客や地元の利用者で賑わっていた。
入浴料金は500円だが、町内在住者は400円で入れるそうだ。
夕陽台の湯の露天風呂
名前の通り海に沈む夕日をダイナミックに見ることが出来るのか、と期待したが木々に囲まれた間からかすかに木漏れ日が差し込む程度だった。
それでも、良い温泉であることには違いない。
キャンプ場の脇には簡単な展望広場が設置されており、ウトロ漁港が見渡せる。
漁港の中心にゴロンとした巨大な岩がある。
オロンコ岩と言われており、その昔この辺に住んでいた「オロッコ族」からその名がつけられたそうだ。
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