2012年7月15日
午前3時。
朝、と言うには早すぎる時間に目が覚めてしまった。
利用者の笑い声、話し声があたりに拡がっていた昨夜とは対照的に、周囲は静まり返っている。
湖畔の朝焼け
方向感覚が少しおかしくなっているのか?
何となく西方から明るくなっている気がしているが、実は東方から徐々に明るくなりだしているのだ。
緑に囲まれ、湖あり、温泉ありの良いキャンプ場なのだが、、、ファミリー層だけなのが残念。
メルヘンの丘
荷物をあらかたまとめたが時間がまだ早いので、テントの中に置き、昨日気になった呼人浦のキャンプ場の様子を見に行く。
湖畔のキャンプ場からR39を網走市方面に進むと、道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」のすぐ近く、国道から有名な「メルヘンの丘」が見えた。
もっと、国道から離れた農地の中にあると思っていたが、意外にお手軽な場所にあるんだ。
「丘」と言うよりも、「畑」と言う印象の方が強かった。
呼人浦キャンプ場
7時40分。網走湖畔にある「呼人浦キャンプ場」に到着。
撤収にとりかかってる人が大半だったが、まだ多くのライダーが集まっていた。
ここは、湖畔に沿って細く横に拡がったサイトだ。
サイトに沿って舗装された通路があり、バイクの乗り入れも自由。
さらに、無料と言うこともあって多くのライダーが利用している。
唯一問題は、ゴミは全て持ち帰りになっており、有料のゴミ袋の販売も、受け取る場所もない。
ツーリング中のライダーにとっては不便で、コンビニか町のごみステーションに棄てさせてもらうしか方法がない。
あるいは、夕食は外食で済ますかである。
もっとも、ここを利用するライダーはその不便さも納得の上なのだ。
大空の町
大空町は2006年に女満別町と東藻琴町が対等合併して出来た町だ。
澄み切った大空、そしてその空の下に広がる大地から「大空町」と名称がつけられたそうだ。
その名の通り、周囲には広大な農地が広がっていた。
大地の印象が強い町としては、美瑛が脳裏に浮かぶが、美瑛はなだらかな丘陵が広がる美しい大地。
こちらは、それとはちょっと違ったイメージの広々とした大地だ。
キャンプ場に戻り、テントをたたみ荷物をバイクに積む。
ゴミを捨てるため、管理棟が開く時間の8時30分まで待つ必要があった。
キャンプ場の注意書きに、ガス缶、スプレー缶は持ち帰りとなっていたのは憶えていたが、カセットコンロのガスを使いきったので、穴を数か所開けさらにぺしゃんこに潰して出してみたが、しっかりと拒否されてしまった。
以前、爆発事故があったからとの理由も、注意書きに書いてあった。
理由は確かに解るが、しかし、これだけ穴を開けて潰した缶が「爆発」するか?
「それでも規則だから」と、そのただの燃えないゴミになった物体の受け取りを拒否されてしまった。
管理人の女性の判断としては、やむを得ないが、これがやはり「お役所」の発想なのかと、がっかりしてしまった。
美幌峠
やな事は忘れて、美幌町からR243を美幌峠頂上へ向かって駆け上がる。
峠の頂上に近づくに従って雲が多くなってきた。
が、過去のツーリングで晴れた美幌峠からの眺めは何度か見ているので、今回は妥協済みだ。
峠の頂上に到着。
やはり、屈斜路湖の上には雲が広がっていた。
駐車場には入れ替わり立ち替わりバイクが出入りしている。
私と同じZZR1100も2台見かけた。
おなじみの風景、パラグライダーが宙を舞い。湖に重なっている。
観光客へのサービスのつもりか?展望台の目の前まで近づいてきてくれた。
なかなか、スリリングで楽しそうだ。
眼下の道には登ってくるバイクの姿が見える。
ヒッチハイカーのryosho
駐車場へ戻ると、「日本一周」のプラカードを持った20代の若者がいた。
彼はプロのカメラマンを目指し、ヒッチハイクで日本一周をしながら現地の写真を撮っているそうだ。
九州から一人旅を続けている若い女性にここまで乗せてもらい、この先一度行ってきた知床に戻りたいと言っていた。
漁師や船、漁業の風景が気に入ったようだ。
駐車場でプラカードを掲げながら、数人の人に乗せてもらえるようお願いするが、中々乗せてもらえない。
しまいに、バイクにまで頼むがタンデム用のヘルメットもないのに、そりゃあ無理な相談だ。
乗せてもらえるところを見届け出来ない内に、お互いの旅の無事を祈りお別れをする。。
だた、日本一周の旅と言っても、一貫して旅を続けているのでなく、度々自宅に戻ってはまた旅に出ることを繰り返しているようだ。
彼のツイッターIDは ryosyo__h ブログは http://ameblo.jp/ryosyo-0423/
和琴半島湖畔
12時。和琴半島湖畔キャンプ場に到着
これまで、屈斜路湖では和琴公共キャンプ場を利用していたが、今回はバイクの乗り入れも可能な湖畔のキャンプ場にした。
こちらも、ファミリー層がやたら多い。
「どこにテントを張ろうか?」と、場所決めにウロウロしていたら、ライダーの一人が話しかけてきた。
「この辺はファミリー層が多くてうるさいよ。奥の方が静かでいいよ。私は丁度撤収するところだから、そこがいいよ。」
親切に教えてくれたが、ちょっと奥過ぎるし、湖ぎわからやや離れている。
目の前に湖が見える場所を求めていたので、自力で納得の行く場所を見つけて、テントを設営する。
テント設営完了。
やはりこうでなくちゃ。
ライダーも多くテントを張っているが、私がいる場所とはちょうど正反対のところにあり、そこはちょっと狭くてテントを張りづらそうだった。
間もなく、小さい子供を連れたファミリーが私のすぐ横の狭いスペースにテントを張り始めた。
「騒がないでくれるといいな」と、ちょっと心配していたが、このお子さん(2人)はお行儀が良く、意外に静かだった。
買い出しの途中、目にとまったレストランで昼食
「レストラン ぽんと」
レストラン&ライダーハウスと看板に書いてある。
冷やしラーメンの様なものを注文。正式なメニュー名は忘れてしまった。ww
ライダーハウスは4月末~10月末まで開設しているようだ。
HPはここ
弟子屈のスーパーフクハラで買い出しを済ませ、楽しみの温泉
湖畔の無料の露天風呂「コタン温泉」
何度ここに入ったことだろう。
数人の入浴客と温泉に浸かっていると、駐車場の向かいでアイヌ民芸の木彫りのふくろうの笛などを作って販売している、温泉の管理人小川さんがお湯の調整にやってきた。
一人の入浴客とのやりとりの中で、久しぶりに小川さんの名調子が聞けた。
砂湯の様子も見に行ってみる。
3連休のど真ん中だからか、ここもファミリーキャンプでごったがえしていた。
普段ならだれも利用しない、北側のサイトまでびっしりとテントが張られている。
ここも以前はライダーがいたが、今回もバイクの姿は見られない。
キャンプ場に戻ってのんびりと過ごす。
岸からかなり離れたところに、小さな子供を乗せたビニールのボードが浮かんでいる。
いくら遠浅でも、あんなボートではちょっと危険だな。。。。
和琴温泉露天風呂
夕食を済ませ、あたりが薄暗くなったので、キャンプ場のすぐ近くの和琴温泉露天風呂に入る。
ここも無料の公共露天風呂なのだが、日中はやたら見物だけに人が集まり落ち着いて入浴ができないので、この時間を待って入浴。
しばらくすると若いカップルがやってきた。
彼女の方も水着をつけず、湯船の中でもタオルも巻かないでそのまま入って来た。
幾分薄暗いとは言っても、まだ多少の視界は効く状態なのだが、なんと大胆というか開放的と言うか。
逆にそれが自然で、変な気持にならず好感が持てた。
さらに、ゆっくりと浸かっていると年配の女性達がやってきた。
かなり酔っ払っており、脱衣所の場所が男女逆だの、灯りがないだの、、、やれやれだ。。
温泉に入る時は危険なのでお酒は控えめに。。。
つづきは、後ほど。
コメントする