2009年8月29日
これまでなかなか行く機会がなかった北海道最南端の襟裳岬へ向けて1泊ツーリングに出かける事にした。
リッターバイクのツアラーに乗り換えてから遠出が多くなった気がする。
午前5時50分、いつもの自分にしては遅めの出発だ。
新冠町 サラブレッド銀座PA 8時29分
10年くらい前になるか。一度静内まで日帰りツーリングをした事があった。
その時、ここに立ち寄った記憶がある。
馬をデザインしたモニュメントや東屋などが整備され、牧場が一望できる公園だ。
引退したオグリキャップもまだ生きていたので、写真を撮りに行ったな。
牧場の小高い丘の上にホテルに併設されてある温泉施設だ。
入浴した訳ではないが、興味があったので立ち寄ってみた。
その内入りに来よう。
海岸沿いの変化のないR235をひたすら走り続ける。
みついし昆布温泉 蔵三 8時48分
三石海浜公園に隣接している温泉。道の駅みついしもすぐ隣にあり、海のプールもある。
三石海浜公園キャンプ場
ここも道の駅に隣接したオートキャンプ場だ。
今後のためキャンプ場内を視察し、設備等の状態を確認。
詳しい情報はその内サイトにアップしよう。
襟裳岬へ向かう海岸線の道路は、西幌別からR336に変わる。
晴れ間は多く見えるようになってきたが、様似を過ぎた頃から風も強まって来た。
R34に入りさらに襟裳岬へ。
岬の手前の道で、カブにのった若いライダーが満面の笑みを浮かべて手を振り挨拶をしてすれ違って行った。
最南端制覇
襟裳岬 風の館 10時34分
北緯41度、ついに北海道最南端 襟裳岬に到着。
強い風が吹くことが多いことから名付けられたようだが、風が作る「カルマン渦」をシンボルに建物が設計されている。
岩礁群がずっと向こうまで延びていた。
すっきりしない天気のため、水平線が良く見えない。
アザラシの姿も見えないな。
明治の頃、この一帯は砂漠化していたそうだ。
移住してきた人々が暖をとるため木を切り、さらに紙の原料にするため切り倒された、それによって砂埃の被害と、水産資源も減少してしまったそうだ。
昭和になって緑化事業を開始し、植林も進み現在は殆ど木本緑化が完了されている。
売店の建屋の中にある食堂「むてき」で、えりもラーメンと自家製いかめしの「えりもセット」を食べる。
つぶ貝と海藻が入ったあっさり塩味のラーメンにやわらかいイカ飯がついて1,000円だった。
天気が悪いからなのか、それにしても観光客が少ない。
土産店内も閑散としていて、吹きすさぶ風を一層強く感じさせる。
百人浜オートキャンプ場
林に囲まれた静かなサイトだった。
海岸近くにあった時とは違い、もう心霊現象はなくなったとか?
百人浜付近の海岸線の道路(R34)で
百人浜の名前には悲しい過去がある。
江戸時代に南部藩の御用船が難破し、乗組員100人以上がこの浜で亡くなったそうだ。
このあたりまでくると、爽やかな青空が広がっている。
さあ、黄金道路へ向けて北上!
このつづきは後は続編で。
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