2012年5月19日
これまで日帰りを除けばソロツーリングしか経験のない私にとって、初めての仲間とのキャンプツーリング。
元々は別のライダーの集会に参加の予定だったのだが、主催者の都合で日程を変更されたため、のりカラ君の要望もあり2人だけのキャンプツーリングを決行することになった。
富良野・美瑛は何度も行っているが、のりカラ君はほぼ初めての経験。
観光案内をするつもりで連れて行こう。
私も毎年6月には富良野方面に行っているが、5月のこの時期は初めてだ。
桜の見頃も過ぎているだろうし、この時期はどんな様子なのか興味もあった。
朝6時出発予定だったのだが、ちょっとしたトラブルのため、9時に変更する。
集合まで時間があったので、崎守町の1本桜を見に行った。ややピークは過ぎていたが、緑の草原の中でしっかりと花を咲かせていた。
集合場所のコンビニの前でのりカラ君の到着を待つ。
まだ姿の見えない内から聞き覚えのあるエキゾーストノートが響く。
やってきました。
何か後ろにやたら幅のとる荷物を積んでいる。。。。
これが「例の椅子」なのだ。
ロングツーリングなら、着替えなどの荷物が多くなり積載に大変だろうが、まあ、1泊だから。。。
キャンプ地で快適に過ごせるので、コレもいいんじゃないかな。
予定通り、9時に室蘭を出発。
苫小牧市街~沼ノ端間は信号にやたら引っ掛かるので、遅れた時間を取り戻すため、白老~鵡川間は高速道路を利用する。
樹海ロードひだか
鵡川の道の駅で軽く休憩した後、平取まで裏道を走り、道の駅 樹海ロード日高で2回目の休憩。
ソロツーリングの時は、トイレタイムが無い限り、いつも一気にここまでノンストップで来る。
が、相棒のバイクはSS。疲れ方がきっと違うはず。小まめに休憩を入れた方がいいだろう。
実際、手が痺れてくるそうだ。ZZRでは実感することの無い世界だ。
う~ん。ちょっと雲行きが怪しくなってきた。
私はイヤと言う程雨の中を走っているが、のりカラ君は新調したレインジャケットの性能を試したいらしく、雨も期待している。
危険予知で事前に雨対策を整え、出発。
案の定、日高~占冠間はかなり雨足が強かった。
山部から裏道を一気に走り、13時、富良野市郊外にあるチーズ工房に到着。
2階の売店にあがり、チーズの試食を食べるが、のりカラ君はあまりチーズが好きではないらしい。
雰囲気からすぐにそれが感じ取られた。
ワイン城も案内しようかと思ったが、時間の事もあり今回はパス。
昼食に施設内のチーズ工房のピザを食べる。
こちらは気に入ってくれたみたい。。
デザートにミルク工房のジェラート
写真はかぼちゃ
中富良野森林公園から裏道に入り、上富良野町の農道を通る。
途中、(一応)定番スポットである、かみふらの八景 パノラマロード江花(えはな)を見せる。
まっすぐに伸びているが何の変哲もない道。
のりカラ君の目にもそう映ったようだ。
実際、景色と言うものは、その季節、時間、光、天候、そして見る角度、注目する視点、そして本人の感性。
その違いによって大きく価値が変わってくるものだ。
この先、色々案内する事になるだろうが、感動もあれば、それ以上に落胆も多く経験するのだろうな。
14時25分、上富良野町日の出公園オートキャンプ場に到着。
さすがに、5月。
バイクもキャンパーも殆どいない。
気温は低いが、朝の予報よりも天気は良かった。
美瑛 青い池
テントの設営を完了し、定番スポットの案内に出発。
美瑛市街から白金温泉方面に向かい、のりカラ君の最初の目的地、「青い池」を案内する。
昨年と違い、入口駐車場から青い池に向かう道も一層整備されていた。
広く整地されたところは駐車場になるのだろう。
以前にも増して観光地化が進んでいる。
きっとその内、売店ができ、土産物とジュース「BluePondJuice」とか青いアイスなんて売り出すんじゃないか?
誰でも簡単に出てきそうな発想だなこりゃ。。
ここの池の色も季節や天候、真水の濃度?などにより、その日によって青さが違うようだ。
この日の色は青さが映えなかった。
のりカラ君の目にはどのように映っただろうか?
吹上温泉 白銀荘 露天風呂
白金温泉から吹上までのR966をゆっくりと走る。
途中、温泉白銀荘で冷えた体を温める。
周囲に気を使い、誰もいないところで、のりカラ君の入浴姿をパチリ。
その後、吹上露天風呂を見物に案内。
吹上から、上富良野市街に降り、夕食の買い出し。
キャンプ場に戻り、バーベキュー棟で2人焼き肉。
焼き肉セット、野菜につぶ貝、ほっき貝。
一人でやるより、材料が無駄にならないから、ちょっとリッチ。
二人とも疲れているのだが、バイク&キャンプの楽しい話題が尽きない。
眠気に耐えられないギリギリのところまで、会話がつづく。
最後は綺麗に後片付けをしてテントに戻る事にした。
予備で持ってきたシュラフカバーを貸したのだが、「たくさん着こんで寝るから・・・。」と戻してきた。
「まあ、いいか。いくら寒くても凍死はしないだろう」
まず、自分で色々やってみて、経験値を積むことが必要だろう。
そう思いながら、シュラフに滑り込み朝までぐっすりと眠る。
後半へ続く。。。 (ともぞう風)
コメントする