2013年8月ジェベル初ツーリング 1日目 - Pockyのバイクライフ

2013年8月ジェベル初ツーリング 1日目

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2013年8月14日

2013-08-14-001-自宅前

新しい相棒のジェベルが納車になってまだ5日。

早速キャンプツーリングに出かける。

ZZRに比べると、やはり積載量は少なくなってしまうのは止むを得ない。

シート後部に荷物を積むと、座るスペースが殆どなくなってしまう。

テントとタープだけを小さくまとめて、シート後部に積むことにした。

この時期、夜もそれ程寒くなく、天候によっては暑いくらいだ。今回は寝袋を持たずにインナーシーツとシュラフカバーだけにした。

ただしその他の荷物は相変わらず無駄なくらい多めに積んで、どのくらい走れるか?また、燃費はどうか?

乗り心地はどうか? などなど、実感として体験してくるつもりだ。

 

そうそう、今回の目的地は上士幌周辺。

天候が良くなかったため、7月のツーリングでは素通りしてしまったので、今回はそのリベンジも兼ねている。

2013-08-14-002-日勝峠

日勝峠頂上付近

天気が良ければ十勝周辺をまわって新地の開拓をするつもりだ・・・・が、どうやら今回もあまりパットしないようだ。

数日前の週間予報では、「晴れ」「晴れ」「晴れ時々曇り」だったのだが、実際当日近くなると「曇り後雨」こればかりだ。

相変わらず予報の精度の低さにあきれながら走り続ける。

荷物満載で日勝峠を登ったが、予想以上にストレスなく元気に走る。

30Ps 中々侮れない。

然別峡

2013-08-14-003-然別野営場

鹿追の道の駅で休憩した後、10時30分然別野営場に到着。

昨年の6月にここのキャンプ場の奥にある無料の露天風呂「鹿の湯」に入りに来た。

その時はここのキャンプ場は利用期間外(利用期間7月~9月末)だったので、キャンプ場の様子見と鹿の湯の温泉入浴目的で訪れてみた。

撤収をはじめている時間帯だったが、それでもかなりの利用者がいる。中心はファミリーか。

以前は針葉樹の中のどちらかと言えばちょっと薄暗いキャンプ場であったが、2~3年前の嵐で木が倒れたため伐採さら、現在は開放的なキャンプ場になっている。

ただ、サイト内に松が植樹されており、いずれまた元の姿を取り戻すのだろう。

 

2013-08-14-005-然別 鹿の湯

鹿の湯の露天風呂に浸かっていると、男性がすぐ目の前で渓流釣りをはじめた。

大坂から15年ぶりに来たと言う夫婦が温泉には入らずに川を眺め、写真を撮っていた。

2013-08-14-004-然別野営場の駐輪場

帰る頃になってバイク4台のグループが入れ違いで温泉に行った。

 

さて、ここからダートを走って然別の北岸にでるルートを取る予定なのだが。。。。

念のためキャンプ場の管理棟の男性に尋ねてみる事にした。

「ここから先の林道通れますか?」

「いや、通行止めになってるよ。然別に行くなら瓜幕まで引き返すしか道はないよ。」

訊いて正解だった。

知らずに進んでいたら、途中から引き返すことになり、大幅に時間をロスしてしまう。

せっかく林道体験するつもりだったのに残念。

 

然別湖

仕方なく来た道を戻り、R85に出て然別湖方向に進む。

途中に扇ヶ原展望台があり、そこから雄大な十勝平野を一望できるのだが、今回も雲がかかっていて何も見えなかった。

そう言えばここを通るのは今回で3回目になるが、余程タイミングが悪いのか、一度も晴れていた事が無い。

2013-08-14-006-然別湖

然別湖

標高803m、面積3.4平方キロメートル、周囲12.6キロメートル、深さ99m。

大雪山国立公園の中で唯一の天然湖だそうだ。確かに大雪湖も東大雪湖もみんな人間が造ったダムだ。

以前にも感じたが、ここがキレイに思うのは紅葉の時期かな?

 

2013-08-14-007-然別湖畔の道路

湖畔のホテル街を過ぎたところから北岸までの湖畔の道は非常に狭く曲がりくねり、見通しがかなり悪い。

バイクで走ると面白い道ではあるが、注意を払いながら糠平方向へ進む。

2013-08-14-008-然別 山田温泉

山田温泉

北岸を過ぎ道幅が広くなったところに一件の日帰り温泉がある。

山田温泉ホテル福原別館

以前は宿泊ができたのだが、2010年から日帰り入浴のみとなったようだ。(入浴料金 550円)

入口の張り紙をみると、「年53日だけは入れる・・」と書かれていた。

入浴できる期間も限られているのかも知れない。

ホテルの前で見ていると、温泉から出てきた札幌から来たと言う男性が話しかけてきた。

バイクに乗れる事がすごく羨ましいらしい。が、年齢から考えてもいまから乗る自信はないと言っていた。

「大丈夫ですよ。年をとってからバイクに乗りだした年配の方をたくさん見ています。是非いつか乗ってください。」

 

アブと格闘の幌加温泉

カーブの多い深い山の中を走り、幌加峠(1081m)を越えて糠平に出る。

ここまで来るとようやく青空が見え始めた。

さらにR237を走り、ぬかびら源泉郷と三国峠の中間にある幌加温泉(ホロカ)に到着。

2013-08-14-009-幌加温泉 鹿の谷 外観

12時25分 ホロカ温泉 鹿の谷に到着

R237から温泉まで約2キロの道は舗装されていた。

温泉の駐車場の手前の坂道には沢水か温泉水が流れていて滑りやすくなっており、一瞬ヒヤリとした。

年をとった宿主は耳が遠いらしく、入口に「宿主に用件がある方はここに書いてください」と、ボードが置いてある。

2013-08-14-009-ホロカ温泉鹿の谷の内風呂

鹿の谷の内風呂

内風呂にはナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシュウム泉と3種類の源泉がひいてある。

どれも無色透明だが微妙にお湯の色が違っていた。

浴室にはシャワーもなく、タライが置いてあるだけでいたってシンプルだ。

詳しくは後日温泉情報で紹介するとしよう。

2013-08-14-009-ホロカ温泉鹿の谷の露天風呂

露天風呂

眼下にには深い山間に流れる渓流が見下ろせた。

内風呂から露天風呂への出口に風除室のガラスに大きく赤いアブが十数匹へばりついていた。

タオルで数匹たたき落としてから露天風呂に入ろうとすると、足に痛みが走った!

足元を見ると大きな黒蟻が群れをなしており、一匹が足の甲に噛みついていた。

露天風呂に浸かっている間も、頭の周りをアブがブンブン飛び回る。

腹が立ってきたので、もう一度出口で固まっているアブの残りの大半をたたき殺した。

しかし、不覚にも格闘中に太ももの内側を1箇所刺されてしまった!くそー!

 

タウシュベツ橋梁跡

2013-08-14-010-タウシュベツ橋梁展望台前の道路で

ホロカから糠平に向かう道を下る途中にいくつかの橋梁跡がある。

最も有名なのはタウシュベツ橋梁だ。

展望台前にたくさんのバイクと乗用車が駐車していた。

「今日は見えるのか?」

バイクを停め、展望台まで約200mくらい歩いて行く。

2013-08-14-011-タウシュベツ橋梁跡 全容

見えた!

2013-08-14-012-タウシュベツ橋梁跡 アップ

かなり良く見える。

調べてみると例年6月~9月頃は水位が上がって橋梁は水没して見えないようだ。

今回見る事が出来たのはラッキーなのだろう。

2013-08-14-013-タウシュベツ展望台前の駐車場にて

2013-08-14-014-三国峠へ向かうバイク

三国峠に向かってたくさんのバイクが通り過ぎていく。

 

ぬかびらキャンプ場

2013-08-14-nukabira-camp.jpg

ぬかびら源泉郷まで降りてきて、キャンプ場の下見をする。

白樺林の中の静かなキャンプ場だった。

老朽化は感じられるが、キャンプ場の設備としては充分整っていた。

湖畔近くにありながら、糠平湖が見えないのが残念なところか。

詳しくは後日キャンプ場情報で紹介しよう。

2013-08-14-015-糠平湖

湖畔に小さな公園があり、糠平湖が見渡せる。

人口のダムであるが故に、水位によっては湖底部分の土が露出してしまい、景観が損なわれる。

天然湖ではこんなことはないのだが、この辺が私が人造湖をあまり好きでない理由だ。

上士幌航空公園キャンプ場

2013-08-14-016-上士幌航空公園キャンプ場に到着

14時40分 上士幌航空公園キャンプ場に到着

さすがに夏休み期間中、ファミリーもライダーも多い。

バーベキューの炉とベンチのある近くにテントを張っていると、駐車場で挨拶を交わしたAX-1のライダーが「私もこの辺に張っていいですか?」と近づいてきた。

「どうぞどうぞ、遠慮なく」

テントを張り終え今日のねぐらが完成したところで、私は食糧の買い出しに、AX-1のライダーはまず風呂に入ってから食糧を調達しに、お互い上士幌町の中心街に向かった。

2013-08-14-017-上士幌航空公園でのテント

小雨混じりの空の下、バーベキュー横のテーブルで一緒に食事をしながら、色々な話をする。

AX-1のライダーは群馬県に在住で、毎年10日から2週間くらい北海道をツーリングしているらしい。

しかも25年間もずっと続けているそうだ。

これまで北海道中くまなく走って来たので、最近はとにかくのんびりするために来ているようだ。

行程に無理をすることはなく、天気が悪い時は良くなるまでのんびりと一か所にとどまっている。

私の方が北海道に住んでいながら、よほどせっかちに走っている気がする。

食事をしながら、話し込んでいると段々と雨足が強くなりだした。

お互い食事道具を片づけて、テントにもぐりこむ。

 

続く

 

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