7月18日
明けて7月18日、今日も最北端の地はスッキリしない曇り空
撤収して移動する前に、今回の目標の場所のひとつに行って見ることにした。
育みの里見晴らし台(利礼の丘)
2012年8月のツーリングの時、荷物満載状態のZZR-1100で転倒の恐怖に耐えながら深い砂利の坂道を必死で登りたどり着いた場所だ。
今回、バイクはVersysだし荷物も積まない身軽な状態だ。前回よりははるかに安全かつ軽快に丘まで行けるはずだ。
だが、この天気じゃまず丘からの眺めは期待できないだろう。
そう思いつつも、取りあえず向かう事にした。
途中の稚内市開基百年記念塔の駐車場でカメラのバッテリーの確認をしていると、2人の男性が寄って来て話かけて来た。
入口の開く時間まで駐車場で待っていたらしいが、何でも記念塔の中でイベントをやるために来たそうだ。
育みの里見晴らし台までのダート
そこそこ砂利が深いが、これくらいなら慣れているので全然平気だ。
ダートを進んでいくと、途中から利尻島や目的の丘が見渡せる。
残念ながら利尻島は全く見えない。
このまま進んでいっても無駄なので引き返すことにした。
いつか再挑戦する事はあるだろうか?
もしかしたら、もう二度と丘まで行く事は無いかもしれないな。
キャンプ場に戻り、テントを撤収して移動。
あまり白くない道
R238を走って宗谷岬方面へ
最北端の少し手前から宗谷丘陵の「白い道」へ
お決まりのスポットだが、ここも3回目になる。
今回気付いたが、道路沿いに白い道への案内板が立てられてた。
「宗谷公園」と書かれていたが、入り口が分かりにくい場所なのでこれがあるだけでも随分と助かるだろうな。
いつもは真白な道なのだが、今回は少し黄ばんでいた。
大抵の人は知っているだろうが、この道が白いのはホタテの貝殻を舗装の変わりに敷いているからだ。
おそらく黄ばんでいるのは、新しい貝殻を敷いて間もないからなのだろう。
青空の下の真白な道を見た事があるので、今回はそれもあまり残念ではない。
京都から来たご夫婦のライダーは初めてだったそうで、曇り空もやや黄色い道も残念だそうだ。
宗谷丘陵の道を良い撮影スポットを探しながら走る。
曇天だとやはりイマイチか。
理由は置いておいて、風力発電の風車については否定的な考えなので、それらが立ち並ぶ場所には行かない。
最北端
最北端、宗谷岬の駐車場に到着
これも特に感動はない。
ですね。
238号線を猿払方向へ
何となく身体が甘味を欲しているので、道の駅 さるふつ公園でコケモモミックスソフトクリームを。
知床ウトロの道の駅のソフトより少し薄い感じがした。
浜頓別
11時40分 浜頓別町クッチャロ湖に到着
途中、猿払を過ぎた辺りから一気に青空が広がり出した。
今日の夕方も期待が持てそうだ。
テントを張り終えてエサヌカ線に向かう。
再会
エサヌカ線へ行く道に入って2つ目の角を曲がったところで、見覚えのある荷物満載のバイクとすれ違う。
「Juraさんだ!!」
昨年、上富良野町の日の出公園キャンプ場で知り合ったライダーだ。
FBの投稿で道北にいるのは分かっていたが、ここで偶然に出会えるとは!
すぐさまUターンして後を追いかける。
向こうもすぐ気付き停車してくれて、お互い再会を喜びあう。
彼はフロントタイヤが限界に来ているため、タイヤ交換ができる町まで少しでも近づくため、今日は興部まで走るそうだ。
ぜっかくの好機だから、クッチャロ湖のキャンプ場でゆっくりと語り合いたかったのだが、それは叶わなかった。
例によって自撮り
この道も今回で4回目かな?
ここだけは最初から今回まで毎回好天に恵まれている。
自分としては相当珍しいことだ。
それにここも、国道沿いからエサヌカ線に行く道の案内板が立てられていた。
キャンプ場に戻り、まずは浜頓別温泉ウィングでひとっ風呂。
おやおや、何故かこんなところにS君のお住まいが。。。どうやらリフォーム中らしい。
浜頓別温泉の敷地には何故か縄文時代の竪穴式住居が復元されている。
夕食を食べながらのんびり。
それにしてもここのキャンプ場は良心的だ、いまだに料金は200円のままだ。
サイトの状態は良いし、施設は申し分ないし、ゴミもちゃんと回収してくれる。
どこかのオホーツク海沿いのキャンプ場とは雲泥の差だ。
隣にはBMWに乗ったライダーがテントを張っている。
そこに、赤い乗用車の年配の女性がやってきた。
話を聞くと本来はライダーだが、今回は登山をするため乗用車で道内各地をまわっているとの事。
BMWのライダーとは古くからのバイク仲間だそうだ。
クッチャロ湖に沈む夕陽
隣のテントのライダーと話をしながら夕暮れを待つ。
そう、これが今回のメインイベント
クッチャロ湖から眺める夕日がキレイで人気が高いのは知っていたが、ようやく念願を叶える事が出来た。
タイムラプス動画をアップしているので、よろしければこちらをご覧ください。
夕日を見ながら赤い乗用車の女性が言っていたが、上空に雲があると空が真っ赤に染まり、もっと綺麗だそうだ。
たしかにそうだろうとは思ったが、自分はこれでも十分満足出来た。
3日目(少しだけ)に続く
1日目の記事はこちら
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