2010年6月12日
いつもながらの富良野方面へのツーリングだが、まっすぐ富良野市街に入る前に久しぶりに「麓郷の森」に立ち寄ることにした。
と、言っても何度も来ているところなので、改めて見物という程の事でもない。
ただ、いつもと違ったルートを走ってみようとしただけだった。
五郎の丸太小屋の内部
ドラマ「北の国から」では84年夏で火事で焼失することになっているが、実物は保存されている。
長くいると余計な事を考えてしまうので、麓郷の森は早々に引き上げ、麓郷中心部から鳥沼へ抜ける253号線をはじめて通ってみる。
いつもの見慣れた景色とはちがい新鮮な気分で周囲を眺めながら、適度にカーブの続く道を通り抜ける。
昔の地図をみると、確か途中から砂利道になっていたはずだが、現在は鳥沼に出るまで全面舗装され快適に走ることが出来る。
あぜ道より道
鳥沼から上富良野に向けてまっすぐ続くR286を走っていると、道路わきに「あぜ道より道」と書かれた小さな看板が目にとまった。
昼時にもなったので、その名の通りにより道をして昼食をとる事にした。
「ファームレストラン あぜ道より道」
上富良野町の農家の奥さんたちが運営しているレストランで、自分たちが育てた野菜を食材にしている。
民家を改造した店舗。特に2階からは田園風景の向こうに富良野岳はじめ十勝岳連峰を眺めることが出来る。
手作りベーコンカレー (1,100円)を注文。
食べていると、「どこから来たの?」スタッフの一人が気さくに声をかけてくれた。
後でテレビでも紹介されていたので知ったのだが、どうやら代表の高松さんだったようだ。
隣にはスイーツの店「トアルージュ」があった。
いつもお世話になっている、日の出公園キャンプ場のスタッフの方にお土産を買って行く。
美瑛
テントの設営を終えて、特にあてもなくフラリと美瑛方面へ。
昨年、キャンプ場で知り合ったーライダー達とマスツーをした時に通ったルールを何とか思い出しながら走ってみる。
水沢ダム
ここも通り抜けた場所だ。
ここの景色をとった写真も色々なところで紹介されている。
ダムの周囲は白樺やポプラの木で囲まれており、背景には十勝岳連峰が見える。
季節と時間によっては良い眺めになるのだが、今日この時間はいまひとつか?
青い池にも立ち寄ってみた。
徐々に観光地化されつつあるが、まだそれ程整備は進んでいない。
6月中旬とあって、訪れる観光客もまばらだった。
何度も来ている富良野・美瑛。それ程精力的に走り回るつもりもないので、早めにキャンプ場に戻ってのんびりと過ごす。
2010年6月13日
昨日に引き続き、今日も朝から快晴だ。
キャンプ場に駐車しているバイクは、、、札幌ナンバーのCBが2台、アメリカンが2台くらいか。
特に話し相手になりそうなライダーもいないな。
おっと、マッハ3だ。
750ccだから1970年代のモデルのはずだ。
さすがにこういうバイクを所有している人はキレイに手入れしてる。。少しは見習わなきゃ。
今日は丸1日ここに滞在する予定だ。
特に走るあてもないのだが、、、せっかく天気が良いので吹上方面に向かう。
十勝岳温泉凌雲閣まで登り、残雪の十勝岳を眺める。
この時期は、真っ白な雪と山肌のコントラストが映えて美しい。
吹上から景色を眺めながら白金、さらに美瑛市街へ下る。
木のいいなかま
白金から美瑛市街地に入る手前にカフェレストラン「木のいいなかま」がある。
いつみても混んでいて店の外にも順番待ちの客が並んでいるほどだ。
今日は時間もあるので、私もここで昼食にするとにした。
地元の農家がつくった新鮮な野菜を食材にした料理が人気を呼んでいる。
注文したのはこれ、、、、名前はえ~っと、、何だっけ?
忘れてしまった。
季節によって出されるメニューも変わるせいか、いま改めてサイトでしらべても紹介されていない。
ポテトや野菜の上に卵をのせてグラタン風に焼いた料理。。とにかく優しい味だったのを記憶している。
昼食後、美瑛を2~3か所程まわって、早めにキャンプ場に戻る。
お決まりの展望台からの夕陽。
十勝岳連峰も赤く染まり出している。
十勝岳をドアップ。。これでもコンデジです。
2010年6月14日
今日も朝から快晴。。。私のツーリングで丸3日晴れたことはこれまであったかな?
今日の予定は、家に帰る途中で平取町のスズランの群生を見物するつもりだ。
地図をみると富良野から来るなら振内の途中からR638に入って桂峠を抜ければ近そうだ。
峠と言っても標高は310m。これなら楽勝だろう。
、、となめてかかったのが大きな間違いだった。
確かに平取から来る寄りは距離としては近いのだろうが、、、進むにつれて道幅はどんどん狭くなる。
進んでも進んでも曲がりくねった細い道が続く。おまけに途中は砂利道。。。
思いっきり後悔したが、ここまで来てしまったからには後戻りも出来ない。
やっとの思いで山から抜け出す。
何とか拓けた場所に出たものの、どっちに進めがいいのか全く分からない。
このころ持っていたナビは性能が悪く、正確な地点もわからず全く当てにならない。
途方にくれていたら、大型ダンプに乗った男性が声をかけてくれた。
親切に道を教えてくれて何とか目的地に辿りつく。
スズランの群生
群生地区に到着したものの、鑑賞中止の看板が立てられていた。
そう、この年家畜伝染病口蹄疫が拡大しており、このあたりは平取牛を産地である。
訪れる見物人はだれもいない。
事前にしっかり確認をしておくべきだった。
開花のピークも多少過ぎていたようで、群生?とまでの状態ではなかったが、それでもあちこちで白い小さな花が姿を現していた。
さて、帰る道は?と考えつつ残り少ないスズランを鑑賞していると、1台のトラクターが近づいてきて目の前で止まった。
地元の農家の方だった。
親切に帰る道を教えていただいた。
教えてもらった通りに走り、二風谷付近のR237に出る。
スズラン群生地区い行くには、やはりこちらから入るのが無難なようだ。
道路もずっと舗装だし、もし次回来る事があったらここを目印にして行くとしよう。
今回はライダーとは一言も話す機会はなかったが、人の親切に随分と助けられたツーリングだった。
END
あとがき
久しぶりに過去ツーをアップしました。
目下、他のサイトづくりで時間が取られ、なかなか自分のサイトの更新が進んでいない状態です。
過去ツーも春までに2012年まで辿りつくか不安になってきました。