中々天気に恵まれない今年の北海道
ナベさんが6月15日に計画していた職場ツーリングも、結局雨で流れてしまった。
実行出来ればこれまでにない程の参加人数の賑やかなツーリングになっていただろうに。
今回のツーリングは職場のバイク仲間の中で私が初めて企画したものだった。
これまで皆と走ってきた日帰りツーリングではなく、上富良野町のコテージを一棟借り切って1泊するという、思い切ったものだ。
宿泊ツーリングの経験のないライダーの多い仲間たちに、日帰りでは行けない場所と道路、景色を共感させたかったからだ。
宿泊と言ってもキャンプ道具を持っているライダーは私を含めても3人ほどしかいない。
4月末に上富良野日の出公園オートキャンプ場にコテージの予約を入れる。
利用日の2ヶ月前からでなければ予約が出来ないそうだ。ここのコテージはいつも予約でいっぱいになるので、受付可能となったらすぐに予約しなければならない。
天気に恵まれることを祈りつつ当日を楽しみに待つ。
実行の日の数日前から週間予報が気になる。
毎日のように予報がコロコロと変わる。
前日あたりから室蘭は雨、上川地方は曇り時々晴れ。
少雨決行が条件での参加者を募ったものの、実施を危ぶむ声が聞こえてくる。
「いや室蘭は雨でも、向こう(富良野)は晴れる!」私は自信を持ってそう伝える。
・・・・本当に大丈夫かな?不安。。。
ちょっと前置きがが長くなりすぎた
6月28日決行の朝
前日までの時点では、何とか脱落者でていないようだ。
雨対策フル装備で集合場所へ向かう。
国道を走っていると後ろからクラクションを鳴らす車がいる。
SFのサワ君が仕事を終えて自宅に帰るところだった。
サワ君は一旦家に帰って準備してから合流する事になっている。
しっかり写真を撮られてしまった。
私が集合場所のコンビニにつくとすぐに1台のハーレーがやってきた。OG君だ。
そう言えば途中ガソリンを入れているハーレーがいたな。。。
徐々に参加者が集まり出す。本当に脱落者は出ていないようだな。良かった、良かった。
今回の参加者
CB1300のナベさん
バンディッドのSSさん
ドカSFのサワ君
CRMのスガ君
フェザーのK君
ハーレーのOG君
W400のOK君
そしてジェベルの私の計8人
W400のOK君。彼はまだ免許取り立ての初心者。
いきなりの長旅で結構きついツーリングになりそうだが、それでも参加してくれて本当に嬉しい。
9時20分 参加予定者が揃ったところで、小雨(?)の降る中を出発!
今回のルート
(出発)室蘭 →(R36) → 苫小牧市沼ノ端 → 日高道・鵡川IC → (休憩)道の駅むかわ四季の館
→鵡川町・宮戸(R74) → 平取町 →(R237) → (休憩)道の駅樹海ロードひだか →
→ 富良野市・東山やなぎ(交差点)
ここから先は、富良野市内を通るか、麓郷を抜けて鳥沼に出るか、皆の希望を聞いて決定するつもりだった。
結果的には「よく分からないので、おまかせ」と言う事で私の一存で東山から麓郷を走るルートを選択した。
片道約250Kmのルートだ。
苫小牧市街を抜けるとようやく雨が収まってきた。
沼ノ端のコンビニで雨具を脱ぐ。
私の靴の中は雨水でぐっちょぐちょになっていた。スパッツをつけていたのでだが、それでも雨が靴の中に入りこんで来た。
ZZRの時はこれでいけたのだが、どうやらオフ車の場合フロントタイヤからの跳ねあげが、モロに足元にかかるようだ。
やはり怠慢しないで、最初からブーツカバーを履けば良かった。
沼ノ端ICをぐるりと回ったところで、後ろを振り返ると、、、、だ~れも来ない??
ここはまだ日高道ではないので、停車して後続を待つ。。まだ来ない??
「何かあったかな?」バイクを降りて、少しの距離を歩いて戻る。。
すると、一気にみな通り過ぎて行った!・・・誰も停まらない
「まあ、すぐに追いつくさ」
気楽な気持ちで日高道の乗る。 ・・・・が、いくら走っても前方に仲間のバイクの姿が見えない。
「おかしいな???」日高道に乗るのは配布したパンフレットでも知らせてある。
ふと、日高道と並行している下のR235に目をやる。
シルバーのCBが見えた。。ナベさん ・・・「えーっ!!」
良く見ると全員揃って下道を走っていた。
まあ、何とか鵡川の道の駅で合流できたのだが、日高道の入り口が分からなかったそうだ。
雨のせいもあって、思っていたよりここまで来るのにも時間がかかってしまったので、少し早目に昼食をとることにした。
平取まで来ると青空が見えてきた。
沙流川沿いの気持ちの良い道を走る。
カメラに向かってピースサインのサワ君
皆、自ずとテンションも上がっているようだ。
この続きは Vol.2で